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40歳代前半で術後内分泌療法を投与されている途中に多発肝転移してきた方が、セカンドオピニオン外来を受診されました。肝転移再発後、ファーストライン(第一選択)の治療として、SERD(フルベストラント)+CDK4/6阻害薬(アベマシクリブ)を投与され、肝転移巣は再発から1年1ヶ月間、非常に良くコントロールされていました。でもこの方が心から目指されているゴールは症状緩和、延命ではありませんでした。『乳がん肝転移に対する内分泌療法(±CDK4/6阻害薬)で起こること』「出来れば治りたい。
昨日は仕事始めと言うのでしょうか。臨時の外来日を設けました。前日の夜に少し仮眠をとり、午前1時頃から起き出してデータをまとめ、学会抄録をWEB登録したのは午前5時過ぎでした。そのまま準備をして病院に向かいました。1月3日にも、不足のデータ収集に病院に行きましたので、実質は1週間程でしたが、頭の中を少しの間オフにできた事で、少し脳の疲労は取れました。抄録を登録する段になって少し躊躇いました。果たしてこのデータを世に出して良いものなのか。パンドラの箱📦を開けてしまう様な事にはならないの
50歳代女性左乳がんT2N1M0StageⅡBLuminaltype術後化学療法は望まれず。その後同側腋窩リンパ節転移再発と転移リンパ節切除術を繰り返すうちに、多発肺転移が出現。当方のセカンドオピニオン外来を受診。治療は、(その途中経過も含めて)出来る事ならご本人が望まれるゴールに向かって行う事が理想で、医師は患者さんが望まれるゴールに到達し得る確率が出来るだけ高い治療を提案すべきである事をお伝えさせていただきました。残念ながらもしその方法が思いつかないのであれば、正直に
またしてもウイルス性イボ…!おそらくプールや温泉などからイボウイルスをもらってきたのでしょう…2022年、手の親指の下にできたイボを自己治療で完治させてから約2年。「もう二度とできないはず!」と思っていたのに、2024年にまさかの再発…。しかも今度は足の親指に、じわじわと姿を現し始めました。2年前は何ヶ月もかけて自己治療して完治したのに、また戦う日がくるとは…イボがすくすく成長していくのを見て、「うわーーーーー最悪だ…」の一言。でも、落ち込んでばかりもいられません!今
あるルミナルタイプ乳がんの方が来院されました。初めてお越しになられたのは、まだ40歳になられたばかりの頃でした。自転車に乗って走っていた時に、たまたま私の居た病院の当時病棟の看護師長さんだった方とバッタリ出会ったそうです。お子様同士が同級生という事で、止まって立ち話が始まりました。当たり障りのない世間話から始まり、そのうちに乳がんにかかってしまったこと、見つかった時には既に骨転移してしまっていたこと、医師にはもう治らないと言われたことをお話しされたそうです。そのことを伝えられた看護師長
50歳代女性左乳がんT2N1M0StageⅡBlt.Bp+Ax施行IDC、NG3、ER+(100%),PgR-(0%),HER2-(0),Ki6770%,n=3/8術後補助療法はAI剤(アナストロゾール)のみ。残存乳房照射(40Gy/25Fr)施行。手術からおよそ4年後、左腋窩リンパ節転移再発。左腋窩リンパ節および鎖骨下リンパ節郭清術(levelⅠ+Ⅱ+IC)施行。levelⅠ+Ⅱ3/3,Ⅲ1/1,ER+(100%),
こちらもコメントより「私は、知り合いにクエン酸と重曹を摂った方が良いと聞かせてもらいましたが、そのままだととても飲めるものではなく、何かと混ぜたら量が増えてしまってストレスになり止めてしまいました。その方のお母様は摂るようになってから身体の調子も良くなり、癌も再発してないらしく、強く勧められました」こちらもなぜ効くのかの理論が分からなかったので、少し調べてみました。少なくとも食器や風呂、トイレの汚れは取れそうな気はしますが。。重曹(炭酸水素ナトリウム)の理論主な主張:がん細胞の周
50歳代女性左乳がんT2N1M0StageⅡBLuminaltypelt.Bp+Ax施行長径2.7cm,n=3/8術後補助療法はAI剤(アナストロゾール)のみ。残存乳房照射(40Gy/25Fr)施行。手術からおよそ4年後、左腋窩リンパ節転移再発。左腋窩リンパ節および鎖骨下リンパ節郭清術(levelⅠ+Ⅱ+IC)施行。levelⅠ+Ⅱ3/3,Ⅲ1/1,ER+(100%),PgR-(0%),HER2-(0),Ki6731
60歳代女性、左乳がん、Luminaltype手術からおよそ20年後、術後補助療法を終えてからおよそ15年後に多発骨転移再発。内分泌療法の1次治療(アロマターゼ阻害薬)投与開始から12ヶ月後にPD(増悪)。2次治療(フルベストラント+パルボシクリブ)に変更し、1年10ヶ月後にPDも同じ治療を継続中。再発治療を開始されてから既に4年2ヶ月が経過しています。『骨転移再発乳がん治療譲れること譲れないこと』60歳代女性、左乳がん40歳代でT1N0M0StageⅠの診断Bp+Ax
こんにちは。ブログをご覧いただきありがとうございます。2024/10/15(火)にBPPVによる強烈な回転性めまいが発生してから、PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)を筆頭として、不安神経症や脳過敏症候群に類似した各種症状に苦しんできました。治療の過程をこちらのブログで長らく綴ってきましたが、発症から丸一年が経過した今、いよいよ完治(≠寛解)したという確信を持てましたので、本日はこちらの記事でそのご報告をしたいと思います。(※あえて寛解と言わないのは、もはや「落ち着いている」という状況
60歳代女性、およそ20年前に左乳がんを発症されました。当時T1N0M0StageⅠの診断で、Bp+Ax(乳房部分切除術および腋窩リンパ節郭清術)を施行されました。ER+,PgR+,HER2-,Luminaltype術後補助療法として、EC×4→LH-RHagonist+TAM(タモキシフェン)を4.5年間受けられました。その15年後のCT検査で骨転移が疑われ、PET検査で多発骨転移再発と診断されました。骨転移巣に放射線照射が行われました。AI(アロ
母親の以前見つかった間質性肺炎。それについて、完全に治ったので書きます❣️2年前、咳がすごくなり間質性肺炎とわかりました。そこで糖鎖を正常化するサプリメントを注文し毎日飲み続けた。これは体験談を聞いたら息もするのが苦しい外出不可だった人もどんどん良くなって治ったそう。ただうちの母親のほうが数値が低かったのでそれなら半年くらいで治りそう!と思って飲ませまた。飲んでから劇的に効果は現れた。咳き込みもなくったし食べれるようになって間質性肺炎のことを忘れるくらいただ毎月
スクワット間違ってた。足が痛くて歩けないし運動も微妙だった年末年始には治るかな?と思ってたけどまだ、完治までいってない。しかし野田さんのスクワットなら少し出来そうなんだなぁ。たくさんは出来ないけど。スクワットこれならシニアでも出来るんじゃない?
40歳代前半で無治療の乳がん胸骨転移、ルミナルタイプの方が来院されました。胸骨転移が再骨化し、無病状態あるいはそれに近い状態と判断し、原発巣および腋窩リンパ節転移を根治切除しました。原発巣は根治切除し得ましたが、郭清した同側の腋窩に12個のリンパ節転移が遺残していました。同側のリンパ節領域への再発の可能性が高いと判断して放射線照射を行いました。遺残している可能性のある乳がん細胞は、Ki67が6.9%とほとんど分裂していないため、投与中の点滴抗がん剤では遺残している可能性のある乳がん細胞を
60歳代女性、左乳がん40歳代でT1N0M0StageⅠの診断で、Bp+Axを施行。ER+,PgR+,HER2-,Luminaltype術後補助療法として、EC×4→LH-RHagonist+TAM(タモキシフェン)4.5年間で終了。その15年後、多発骨転移再発と診断。骨転移巣に放射線照射施行。AI(アロマターゼ阻害薬)+DENO(デノスマブ、ランマーク)12ヶ月間投与後腰椎転移がPD(増悪)。FUL(フルベストラント、フェソロデックス)+P
60歳代女性、左乳がん40歳代でT1N0M0StageⅠの診断Bp+Axを施行。ER+,PgR+,HER2-,Luminaltype術後補助療法として、EC×4→LH-RHagonist+TAM(タモキシフェン)4.5年間で終了。15年後、多発骨転移再発。骨転移巣に放射線照射施行AI(アロマターゼ阻害薬)+DENO(デノスマブ、ランマーク)12ヶ月間投与後腰椎転移がPD(増悪)。FUL(フルベストラント、フェソロデックス)+PALBO(パ
9月6日(土)、Gate’s7で開催された「サウンドスケッチ10周年記念ライブ」に行ってきました✨サウンドスケッチは、亀山みゆきさん&久米博之さんの音楽ユニット。実は亀山さん、8月1日のパワーディナー@福岡にも来てくださった方で、今回はなんとご招待いただきました🙏お話を聞くと、5年前に肺がんで左肺を切除、さらに右肺にも転移があったものの完治。今は右肺だけで歌っている“がんサバイバー”なんです。そんな背景を知って聴く歌声は、本当に力強くて、リズムに乗る波動や「好きなことを楽しむ力」がストレ
60歳代前半、右乳がん局所再々発、左二次性炎症性乳がん(いずれもHER2タイプ)、多発肺転移、横行結腸がんの方が、根治を目指した治療を求めて来院されました。ここまで患者さんと力を合わせて、様々な難関を一つひとつクリアして来ました。振り返れば11ヶ月間の長い長い戦いを繰り広げてきました。腫瘍マーカーは全て基準値内にまで低下し、その状態を維持しています。血清HER2蛋白のみが上昇して来ました。臨床上残っているのは、左の進行乳がん(二次性炎症性乳がん)です。こちらも原発巣は縮小し、皮膚の発
数日前、私のブログに「死ね」とコメントをした人が居ました。その言葉を見て、私は別に何も思わないのですが、そのコメントを書いた人は、おそらく自分の命が実際に「死」に直面した事が無いんだろうなと思いました。また自分の大切な人の命が、「死」にさらされた事が無いんだろうなと思いました。私はこの職業に就いてから、「がん」の治療に携わっていますので、常に「死」に直面して生きて来ました。今も多くの方々の生死を意識しながら生きています。この様な言葉を安易に使う人は、とても幼稚で想像力が
今年(2025年)の1月に、内分泌療法を受けた事がないER+HER2-(ルミナルタイプ)進行乳がんに対するfulvestrant(フルベストラント、フェソロデックス)とanastrozole(アナストロゾール、アリミデックス)のOS(overallsurvival,全生存期間)についての臨床試験の最終報告が論文で出されました。それよりも以前の2016年に中間報告がなされています。この中間解析の報告では、PFS(progressionfreesurvival,無増悪期間)の中央
50歳代女性左乳がんT2N1M0StageⅡBの診断で、乳房部分切除術および腋窩リンパ節郭清術(lt.Bp+Ax)を受けられた方がお越しになられました。病理結果は、長径2.7cm、浸潤性乳管癌、硬がん、核異形度3(悪性度高)、ER+(100%),PgR-(0%),HER2-(0),Ki6770%,n=3/8術後補助療法は、化学療法は希望されず内分泌療法(アナストロゾール)のみ施行しておられました。残存乳房に術後放射線照射(40Gy/25Fr)が施
本当はここで公表する事はフェアではないのかも知れません。セカンドオピニオンの受付再開についてです。10月の時点で2月一杯まで既にセカンドオピニオン枠が埋まってしまいました。私のセカンドオピニオンを希望される方は殆どが進行乳がんの方であり、長々とお待たせする事が出来ない方ばかりです。その方々を4ヶ月以上もお待たせする事は到底出来ないと思い、セカンドオピニオン外来の受付を一中断させていただいていました。その間もセカンドオピニオン自体は、一度も中断する事なく続けています。年末が近付き、年が
40歳代前半で乳がんに罹られた方が居られました。pT1N0M0StageⅠ浸潤性乳管がんER+(90%),PgR+(80%),HER2-(1+)手術はBp+SNB(乳房部分切除術およびセンチネルリンパ節生検術)病理結果は、IDC+DCIS,f,ly0,v0,NG2,切除断端不明瞭(浸潤性乳管がん+乳管内進展あり、乳がんが脂肪組織まで浸潤、リンパ管浸潤なし、脈管浸潤なし、核異形度2=乳がん細胞が中程度の悪性度、切除断端近傍まで乳がん細胞あり)術後
70歳の記念にホノルルマラソンを走られた、進行乳がん術後の患者さんが居られました。広範囲皮膚転移再発のため、全身治療を行った後、広範囲皮膚転移根治切除術+全乳房切除術+腹直筋皮弁移植術を受けられました。術後4年10ヶ月が過ぎましたが、再発兆候はありません。「ホノルルマラソンのスタートは朝5時で、真っ暗でした。それに凄い人で、スタートの前に娘と逸れてしまって、見つける前にスタートになってしまいました。」「娘は練習のし過ぎで、膝を少し痛めていました。結局5km地点で膝が痛くなって
近年、最近では最強の内分泌療法剤(あくまでも私の個人的な感想です)が多数開発されてきています。私が注目しているのは、選択的エストロゲン受容体ダウンレギュレーター(SERD)、と言う種類の薬剤です。現在乳がん治療において日本で用いられているのは、フルベストラント(fulvestrant、フェソロデックス)のみです。フルベストラントは両側の臀部(中臀筋)に注射する薬剤です。使い方によっては非常に有効な薬剤ですが、難点もあります。両側中臀筋への筋肉注射薬なので、それに伴う副作用は起こり得ます
私は進行乳がん(切除不能乳がん、転移乳がん、再発乳がん)の無病状態までの道筋を考える時、出来るだけ感情を排除します。その方の想いや大切な方々への想いは、痛い程伝わってきます。しかし根治を目指した治療の道筋を考える時には、判断を鈍らせる可能性を考えます。進行乳がんを無病状態に到達させる事は、あくまでもサイエンスの積み重ね(あるいは組み合わせ)です。この場合のサイエンスは、臨床試験の結果や統計の結果ではありません。臨床試験をいくら行っても、その結果をいくら掻き集めても、現時点で目の前の転移