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「芸術」には「正解」がありません。ただし、「正解がないんだからなんだっていい」ということではありません。「目に見える形における正解」はありませんが、「精神的な方向性における正解」はあるからです。だから、子どもの自由な作品を褒める芸術家は多いですが、子どもの作品は美術館には飾られないのです。まただから、全く異なった技法、表現で描かれたにも関わらず、西洋の芸術に東洋の人が感銘を受けたり、東洋の芸術に西洋の人が感銘を受けるということが起きるのです。時代や場所が異なっていても、人間の「精神」と呼ばれ
私が言う「芸術」とは、社会的なジャンルとしての「芸術」のことではありません。学校教育の中に「もっと積極的に絵画や、踊りや、音楽の授業を取り入れて下さい」ということでもありません。この説明は難しいのですが、それはシュタイナー教育が「芸術教育」ではなく「教育芸術」という言葉を使っていることともつながっています。つまり「芸術の教育をする」のではなく、「教育そのものを芸術に変える」ということです。それは、物事を「教育は教育」「芸術は芸術」というように縦割り的に考えていたら出来ないことです。これを行う
「子育て」や「教育」が語られるとき、「学び」や「遊び」の大切さを語る人は多いです。でも、「芸術」の大切さを語る人は少ないです。「シュタイナー教育」と「モンテッソーリ教育」の一番大きな違いもそこにあります。その「芸術」の代わりに語られるようになったのが「科学」です。「芸術」を伝える代わりに「科学」を伝えるようになったのです。「芸術」の世界とのつながりが強かった「神様」も「科学」に置き換わりました。一般的には「芸術」と「科学」は全く異なるもののように思われていますが、実は非常に近い関係にあるの
4月からの、気質や、子育てや、心とからだ関係の講座の告知をまとめましたので、ご興味のある方は「こちら」のサイトをご覧になってください。茅ヶ崎での対面講座と、Zoomでの講座があります。あと、呼んでいただければどこへでも行きます。あと、茅ヶ崎で、毎週火曜日の10:30から「ポランの広場」という「親子で遊ぶ会」をやっています。4月からの生徒を募集しています。2才頃から大丈夫です。**************「芸術」と「自然」は密接につながっています。それは「テーマとして自然を選ぶ人が多い」とい
「今、ここを大切に生きる」とか「今を楽しむ」という考え方があります。私もそういうことを言っています。また子ども達はそういう生き方や考え方しか出来ません。そして、それが子ども達の育ちにおいては非常に重要なことでもあります。1才の時には1才の時にしか出来ないことを楽しみ、2才になったら2才の時にしか出来ないことを楽しみ、3才になったら・・・、5才になったら・・・・ということの繰り返しで、子どもは「今の自分の成長に必要なもの」を消化吸収し、バランス良く成長することが出来るのです。これは大人になっ