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⑦高校生(高専生)及びそれ以上高校生(高専生を含む:以下同じ)以上になると、個々人の状況は大きく変わってきます。「コツコツ練習」か「環境の変化で一気に治す」か、個々に応じた方法を選びましょう。1)高校生以上は個々の状況による違いが大きくなる日本の教育制度では、幼児期から小中学生までは基本的に同じようなコースをたどります。このため、中学生までは比較的共通する要素に関して説明することができました。しかし、高校生以上になると個々の状況による違いがとても大きくなります。例え
こんにちは。みおです。今日は過去記事を再編集してお届けします。検索で来てくれる方も多いようです。----------結論から言えば、・自分で自分を繊細と言うのはいかがなものか・弱さを盾にしすぎるのはアカンです。HSPという言葉を聞いたことがあるかたも多いのではと思います。HighlySensitivePersonの略です。感受性が強く敏感な「気質」を持った人とよく説明されます。大事なところではありますが、病気ではなくあくまでも気質です。いわゆる精神科領域の話で
「場面緘黙の症状にどの心理療法が効果があるのでしょうか?」心理療法について相談や質問を受けることがよくあります。このテーマの記事ではこれから、場面緘黙の症状に対して用いられる様々な心理療法や技法について、その効果や注意点について説明していきます。目次学校でSSTが実施されるケースは多い学校で緘黙症状のある子にSSTが採用されやすい理由学校は「集団生活」を基本にしているため、日常的に「ソーシャルスキル」が求められる「トレーニング」という発想が学校教育に馴染みやすい特別支援学級では
学校で話すことを要求しない方がいいケース緘黙症状があっても、学校で計画的に話す場面を作った方がいい点について説明してきました。もちろん、こういった対応を実際どのように行うべきかはケースバイケースです。緘黙症状のある子の中には、学校で話す場面を作らない方がいいケースもあります。1.学校以外の人をターゲットにして改善に取り組んでいる通常、緘黙症状の改善は「学校で話せる」ようになるケースが多いです。しかし、本人の状態によっては「学校以外で話せる」ことを目指す場合もあります。
私はメンクリに通っていますが、診断されたのは「社交不安障害」。そのころ、動機や息切れ、手の震えなどがあったんですね。長男が園を退園になったり、他害が酷かった時期です。特に医師から「特性があるね」など言われていないし、なんなら検査を受けたいと言ってもおすすめはされなかった。医師の前では擬態できちゃってるしね5分診療だもんね。でも何かしらあるとは思う。だって、学生時代苦労してきたから!周りと違う世界にいると感じて生きてきたから。不登校だったしね?
マクドナルドでハッピーセットのサイドメニューを指差しで店員に伝えることは安定してできてきました。『マクドナルドで注文するスモールステップを始める』声に出して注文するのは難しいので、まだお店での注文練習は先かなと思っていましたが、指差しで注文することはできるかもと思い、スモールステップを少しずつ始めて…ameblo.jp前回記事にした2回目以降もできて、5回目くらいまで取り組んで緊張せずにできました。その中で、チーズバーガーのセットを頼むのですが、オニオンとマスタードが嫌いで
わたしは全盲で、場面緘黙症、社交不安症がある大学一年生です。こんばんは!わたしの今所属しているゼミには17人いて、グループワークなどを分かれてやることがあるのですが、前に同じグループになっていた学生が優しそうで、雰囲気も私と合いそうでずっと仲良くなりたいと思っていました。そこで相談の時間にさりげなく支援室の方に話してみたら、声をかけるのをサポートしてくださりました。それで今日、二人の学生と学食でご飯を食べる約束ができて、食べてきましたー!食べる前はすごく緊張していましたが、声も出して話
発達協会の月刊誌「発達教育」2025年12月号の巻頭言に寄稿しました。月刊「発達教育」2025年12月号-研修・出版-北区を拠点に活動|公益社団法人発達協会【家族支援】親の気持ち―理解し、支えるために中川信子(子どもの発達支援を考えるSTの会)保護者支援がよくわかwww.hattatsu.or.jp「『支援』によって問題を先送りしてしまってはいませんか」このブログでよく書いている「話さなくていいよ」型の<支援>の問題について書きました。『場面緘黙の症状のある子
場面緘黙の症状は年度単位で変化する。考えるのは「3月までの目標」。「今年の抱負」よりも、もっと現実的な目標を考える普通、年のはじめに目標を考えるときは、「今年の目標」「今年の抱負」を考えると思います。今年の抱負は「今年こそ話せるようになりたい!」「今年は緘黙症状を改善させたい!」でも構いません。でもこれはあくまで「意気込み」です。「今年こそ話せるようになりたい」は具体的な「目標」とは言えません。ですのでこれだけでは、具体的な計画を考えることができません。
おはようございます昨晩は四女産まれてから家族ではじめてのサイゼリアへ・・・大人はお酒を飲んで、こどもたちはデザート食べて、最高に楽しい時間を過ごしました金曜日の家族サイゼリア、最高ですね『また行こうね~』っと約束しました!さて、タイトルのとおり先日は次女・三女の通う保育園で発表会が行われました。三女は『アイドルみたいだったでしょ~』っと本人が語るほど、どセンターで大好きなダンスをノリノリで踊ってくれていました人・場所見知りを克服した三
①幼児期(年少~年中)年少、年中の頃は、幼稚園・保育園や家庭での環境調整が中心です。この年齢では話せる場面を増やすための「トレーニング」をしても効果が出づらいです。話しづらい場面でのトレーニングより、子ども自身のよりよい成長を大事にしましょう。1)よりよい成長を促すこの時期の緘黙症状改善の最大の原動力は子ども自身の「成長」です。年少、年中の時期の子どもの成長は著しいです。年齢が上がれば心身共に成長していき、できることはどんどん増えていきます。ですので、まずは子ども
「場面緘黙の子どもが話せるようになるための練習ガイド:親子で取り組むスモールステップ」レイチェル・バスマン(著),リリー・フォスター(まえがき),園山繁樹・佐藤久美(訳)の書籍を訳者の園山繁樹先生から献本していただきましたので、読んでみた感想を伝えたいと思います。この本は、2023年5月に出版された「BeingBravewithSelectiveMutism:AStep-by-StepGuideforChildrenandTheirCaregivers
【質問】小学3年生の緘黙症状のある子の保護者からの質問です。教えていただた方法で学校での練習ができるように、担任の先生に相談しました。今日はもう一つ別件で相談があります。ご相談の際に受診についてもお話ししましたが、その病院でプレイセラピーを勧められました。2週間に1回ほどのペースで通って、心理士の先生とセラピーを行うそうです。学校での練習もあるので負担が大きいかと思う一方、親としてできることはしてあげたいです。他機関のことなのでお答えしづらいかもしれないですが、いかがで
オンラインビデオ通話で声を聞いてもらったAちゃんが自宅に来てくれる日になりました。『オンラインビデオ通話で友達に声を聞いてもらうことができた!』定期的に遊び始めたAちゃん。お出かけも一緒に行くことに慣れてきました。『友達と水族館に一緒に行ってストレスなくすごせた』自宅に行き来することができたAち…ameblo.jpその日、Aちゃんが自宅に来ると、すぐにレゴで遊ぶことにしました。これは予定通りで、まずはレゴでママも一緒に入って遊ぶことで少しずつ話せるようにする計画でした。
「話さなくていいよ」型の支援には要注意「治療1%」で緘黙症状は治る以前の記事で、こんなことを書きました。『「話せなくていいよ」型の<支援>が緘黙症状を長期化させているかもしれない』1%の治療的アプローチをするか、しないか支援99%、治療1%で緘黙症状は治る緘黙症状のある子への学校でのアプローチは、大きく分けて次の2つに分かれます。…ameblo.jp緘黙症状のある子への学校でのアプローチは、大きく分けて次の2つに分かれます。・緘黙症状があっても「困らないように支援
「場面緘黙の症状にどの心理療法が効果があるのでしょうか?」心理療法について相談や質問を受けることがよくあります。このテーマの記事ではこれから、場面緘黙の症状に対して用いられる様々な心理療法や技法について、その効果や注意点について説明していきます。目次なぜか多い、「運動療育」「作業療法」が行われているケース放課後等デイサービスで行われる「運動療法」「作業療法(OT)」が行われているケースも少なくない「運動療育」と「作業療法」という用語について「運動療育」「作業療法」は緘黙症状には
【質問】小学3年生の緘黙症状のある子の保護者からの質問です。先日面談で教えていただいた通り、本人に「練習すれば話せるようになるよ」と伝えました。ですが本人は話したい気持ちがあまり無いようでした。これまでクラスの中では話さないできたので、「しゃべった」と言われるのが嫌だそうです。もともと注目されるのも苦手で、目立つことをしたくないというのもあると思います。また学校生活で特に困ることがないというのもあるかもしれません。親としてはできれば話せるようにさせてあげたいですが、どう
「治さなくていい」という発想そのものが緘黙症状を長期化させる最大の社会的障壁「社会モデル」の考え方「障害」を理解するための視点の一つに、「社会モデル」という考え方があります。「社会モデル」は「医学モデル」と対比される考え方で、「障害」を個人の特性としてではなく、社会の側によって作られたものと捉えます。例えば何らかの病気のある人が社会生活を営むのに支障がある場合、それはその人の病気があるからではなく、社会の側(例えば建物や人やサービスなど)に問題があるからだと考えます。社会モ
このミッションに共感する先生たちの輪が全国に広がり先生たちも安心して成長できるピアノ教室アミポルテ全国各地にオープンが続いています🎶現在26教室、4月は5教室のオープン!アミポルテ代表幼児英語プリトーン考案者神野ゆか▶︎はじめましての方はこちらこんにちは。アミポルテ代表の神野由香です。今日は、私がなぜアミポルテを始めたのかその“原点”を初めて言葉にしました。発達障害や障害をもつお子さんとそのご家族に向けて、ずっと伝えたかった想いをYouTube
わたしは全盲、場面緘黙症、社交不安症のある大学一年生です。こんにちは。今回は、新しく申請した合理的配慮について書いていきます。今月初めに、精神科に診断書を受け取りに行きました。診断名は、自閉スペクトラム症、社交不安症、場面緘黙でした。自閉スペクトラムに関しては、引っかかっていると記事にもしましたね。『障害受容が辛い』わたしは全盲で場面緘黙症の大学一年生です。こんばんは今日は、精神科に行き、大学に提出する診断書を受け取りに行きました。その内容にわたしは今モヤモヤしています。…ameblo
ご訪問いただきありがとうございます姉弟不登校を経て2人とも特別支援学級に転籍しました。自分達のペースでゆっくり進んでいます。むすめ(6年生)→場面緘黙症ですが、家族や心許せる友人とは話せます。視覚優位なギフテッド2E。むすこ(4年生)→定型発達ですが、約2年の不登校を経験。3年生から学校復帰。わたし→『腐らない』をスローガンに日々奮闘しています。子供の不登校を機に趣味の充実や副業立ち上げなど自分の可能性を再発見しました。新学期が始まり1週間経ちました。むすこは一回休んだだけ
「場面緘黙の症状にどの心理療法が効果があるのでしょうか?」心理療法について相談や質問を受けることがよくあります。このテーマの記事ではこれから、場面緘黙の症状に対して用いられる様々な心理療法や技法について、その効果や注意点について説明していきます。目次場面緘黙の症状に最も効果があるのは「認知行動療法」認知行動療法だけは例外「認知行動療法」を緘黙症状のある人に行うのは難しい通常の認知行動療法のアセスメントが行いづらい認知行動療法の最大の弱点どうすれば「認知行動療法」は上手くいくの
認知行動療法や吃音への心理教育など通して、強い緊張と緘黙症状が大幅に改善したケース【対象】あきさん(仮名)女性30代、保育士【概要】保育士として働いている大人の方のケースです。1年前の4月に「チャットでの相談」の依頼があり、カウンセリングを開始しました。あきさんは日常生活では会話ができ、仕事でも必要なことを話すことはできますが、喉にも体にも力が入って表情も出づらくなり固まってしまうとのことでした。緘黙症状の背景の1つの強い吃音症状もあり、「緊張」と「吃音」の2つによって話せな
【質問】小学2年生の緘黙症状のある子の保護者からの質問です。前回相談した学校での「話す練習」は、担任の先生に協力してもらって続けています。教科書の音読(1文)や先生からの質問の答えを録音して、聞いてもらうことができました。不安レベルも少しずつ下がっているようです。今回は学校での発表会についての質問です。2月末に発表会があるのですが、担任の先生から録音した声を流してみてはと提案されました。先生に録音を聞かせるのはできていますので、私もできそうかなと思いました。ただ本人に提案した
⑥中学2~3年生中学2年生以降の場合は、高校への進学に合わせて緘黙症状改善を目指しましょう。中3になってから始めるよりも、中2のうちから準備を進めるのが効果的です。1)高校進学は緘黙症状を治す最大のチャンスこれまで、「小学校入学」「中学校進学」で緘黙症状を治す方法をそれぞれ言及してきました。環境が変わるタイミング緘黙症状が治しやすいのは「高校進学」も同じです。ここまで緘黙症状が残っている子の場合、高校進学はこれまでで最大のチャンスと言えます。中学校進学と比べて、高校
先日、年長の娘にとっては最後のそして年少の長男にとっては初めての幼稚園の発表会がありました我が家の娘は場面緘黙。ASDの傾向もあります。今までの長女の発表会は年少→先生に後ろで支えられてステージに立つ。年中→先生の支えなしで立つ。もちろんみんなと一緒に踊る姿なんて一度も見たことはありません。行事ではいつも固まって動かず蝋人形のような姿です。親として我が子がみんなと一緒に遊戯してる姿を見たいかと聞かれたら正直見たかったです。でもそんなの親のエゴだし周りの
4年生の整理で、5年生に向けての個別の支援計画書を作成するタイミングになり、そのために事前にアンケートを提出する機会がありました。保護者アンケートと本人の目標のアンケートを書いて学校側に伝えられる良い機会になりました。それを元に、最終の懇談時に支援計画書を確認させてもらえる形になりました。アンケート内容は学校での目標が中心だったのですが、うちの場合は学校とともに教育支援センターに通っているので、それぞれで目標を書いてみることにしました。以下にその内容を書いてみます。本人
1年前から通っている放課後等デイサービスでは言語聴覚士による個別療育を受けています。言語聴覚士さんとは以前に通っていたクリニックでも担当してもらっていて、年長の頃から知っているので、足かけ6年くらいの付き合いになります。『クリニックのST(言語聴覚士)はやめることにした』小学校に思いのほか、たくさん行けはじめたこと、さらにその後にほとんど毎日療育のという日々。小学校でもストレス負荷が出てきた。『二年生になって初めて休…ameblo.jpだいぶ信頼関係ができ