地名や名字には、それぞれのいわれや土地の歴史が含まれることが多い。南佐久郡の小海町近辺には海ノ口、海尻があり、千曲川が888年ころの八ヶ岳の山崩れに伴い生じた湖のそばであったことに由来するという。このように内陸にも多い「海」がつく地名は、歴史的にはそこに大きな池や湖があったケースや水際であった場所が多い。本書は家屋土地調査士でもある筆者が、業界誌に連載してきたエピソードを一冊にまとめた本で、全国の不思議な地名を取りあげ、土地や日本語の由来をたどる。ひとつひとつの地名にその土地の歴史が隠されている