ブログ記事2件
ドラマ「長楽曲」第40集大結局後編<第40集大結局>後編顔府の前で沈渡は待った。しかし出てきた管家に彼の持参した贈り物を突き返された。「大閣領、離縁したのだからお帰りください、と六娘からことづかりました」それだけ伝えると、管家は門の中へ消える。門前払いはこれで九回目だ。それでも沈渡は諦めなかった。贈り物を買い直して何度も出直す彼の姿に、㐮安城の青年たちは声援を送る。宮中にいる太皇太后の寝殿まで、その噂は届いた。妻を怒らせたら怖
ドラマ「長楽曲」第30集前編<第30集>前編来羅敷が㐮安城の来府に戻ってきた。来羅織に不首尾を詫びる。「営州の火蛾門が壊滅した、か…」来羅織はそばに立つ侍衛の剣を抜き、ひざまずく部下ふたりを切り殺した。来羅織が、来羅敷の右腕をつかむ。沈渡に剣で刺された箇所だ。彼女は小さく悲鳴を上げて顔をしかめた。「…しばらく静養が必要だな。半面鬼の処理は?」「今ごろ毒死しているはずです」来羅敷は、沈渡から奪った木製の小箱を渡した。中には折り本が入って
ドラマ「焚心」第1集<第1集>永夜族は永遠の命を持っている。それは親しい人や愛する人々との別れを繰り返す罰であるとも言える。しかし、そんな哀しみに倦んだ永夜族が人生を終わらせる方法が無いでもない。自らの心臓を用いた蝕夜花を咲かせばいい。蝕夜花が満開になれば、彼らの呪縛は解かれるのだ。いま、永夜族の崇陽はその金色に輝く蝕夜花を雪の残る川岸に植えた。時は巡り、王朝が入れ替わって民国時代へと突入する。その夜、炎族の娘、季南星は水榭の屋
ドラマ「長楽曲」第31集前編<第31集>前編太皇太后の口諭が徐婉から沈渡へ伝えられた。汝寧長公主と賢王の身辺を調査し、御察司を監視するよう命じられる。来羅識にも口諭を伝えるため、徐婉は来府を訪れた。「密かに周家を調べ、英王殿下の一挙手一投足を報告せよ。また内衛府を監視し、異常があれば即刻報告するように」来羅識は徐婉に茶を勧めたが、彼女は断って帰った。これまでの沈渡の動きは賢王府に筒抜けだった。賢王と張行微は、沈渡が営州城か
アニメ「有獣焉」第46集<第46集>九月は釣りの季節だ。釣り好きの四不像は、九月の解禁を毎年心待ちにしている。九月に入ってすぐ、四不像は兎爺に電話を掛けた。「兎爺、明日、一緒に釣りをしないか?」「するする!ちょうど商談が終わるんで、明日は飛行機で帰れるよ!」兎爺が四不像の誘いを断るはずがない。ところが翌日、いつまでたっても兎爺はあらわれなかった。電話をしてみると、急ぎの仕事が入ったという。映画スターのスタイリングだ。明日の日曜日に
ドラマ「似錦」第18集前編<第18集>前編今夜、彩雲班が演じる演目は”釵頭鳳”だった。南宋時代の文学家、陸游作の詩がもとになっている。陸游と彼の妻であった唐氏の物語で、おしどり夫婦のふたりが三年で離縁せざるを得なくなる話だ。原因は陸游の母である。妻を愛しすぎる息子が仕事に支障をきたすのではないかと邪推し、母は唐氏を苛め倒した。そしてとうとうふたりは離縁させられ、陸游は母の言うままに王氏を妻に向かえる。それから七年後の春の日、ふたりは陸游の故
アニメ「有獣焉」第30集<第30集>鹿人店の横の台所で、四不像は揚げ豆腐を作った。あまりに美味しそうなので皮皮はヨダレを垂らす。「手を洗っておいで。犬小屋…いや保安室の前に置いておくから」皮皮は走って手を洗いに行く。しかし犬小屋、ではなく保安室へ戻ってみたら、油にまみれた皿だけが残っていた。「豆腐が無い!?四不像、揚げ豆腐が無いよ!!」四不像が駆け付ける。保安室近くに子ぎつねの石像があった。四不像も知らない石像だ。石像がひっく
アニメ「有獣焉」第12集<第12集>嵐が去った。鹿人店の忘年会に参加する金角銀角、二両八斤、そして吐宝鼠は、森の細い渓流でばったり出会った。そこへ饕餮の桃桃がやってくる。「この山はオレのシマだぞ!」桃桃の方を向いた五人は怖くて震えている。桃桃はかさにかかってみかじめ料を要求した。だが、彼らが怖がっていたのは桃桃ではなかった。渓流の上流から押し寄せる鉄砲水だ。逃げたものの、五人と桃桃は激流に呑まれた。流れが滝に到達した。六人は勢
アニメ「有獣焉」第19集<第19集>ラジオから、動物園で飼われていた白虎が逃げ出したというニュースが流れた。「四不像、ここまで白虎は来ないよね」皮皮はひっくひっくとしゃっくりを繰り返しながら訊いた。しゃっくりが止まらないのは、変なものを食べたからに違いない。「何でもかんでも食べるから」都会にある動物園からは距離があるので、鹿人店まで来ることは無いだろうと四不像は言う。何気なしに四不像は引き戸を開けた。巨大な白虎が四不像を見下ろしてい
アニメ「有獣焉」第25集<第25集>「四不像、オレを殺す気かー!!」くぐもった皮皮と四不像の声が聞こえてきて、辟邪は目を覚ました。天禄?ああ、そうだった。私は天禄の腹の中にいたんだ。四不相も一緒なのか?辟邪は皮皮とそっくりな貔貅だ。ただし体の色はピンクで左耳の先が欠け、皮皮が青い二重丸の模様があるのに対して彼は梅の花の形だ。そのため、辟邪は小梅花とも呼ばれていた。食べる物も皮皮と異なっている。辟邪は邪気や亡霊などを食べた。腹の中
アニメ「有獣焉」第48集大結局<第48集大結局>混沌は、若木の前の地面を掘り始めた。「姐姐大人、トイレなの?」トイレなら離れていようか、と窮奇が訊く。そこへ四不相に乗った辟邪と天禄がやってきた。辟邪と天禄は混沌に駆け寄る。「やっと会えた!」ふたりは地面を掘る混沌を手伝った。「おまえたち、誰だ!?姐姐大人はオレたちと一緒に村を襲ったんだぞ!」「うるさい!おまえらよりボクたちのほうが先に友達だったんだ!」言いがかりをつけ
ドラマ「三嫁魔君」第3集<第3集>突然、雪が阿九の屋敷に吹き込んできた。阿九と阿魚が外へ飛び出す。「南宮宵だわ!」吹雪とともにあらわれたのは南宮宵だった。聖姑や阿鳴、侍衛たちの姿も見える。南宮宵が瞬時に移動した。阿九の背後へ回り、霊力で庭の真ん中へ吹き飛ばす。「打ち据えろ!」蒼雲の侍衛が阿九を捕らえ、寄ってたかって殴る蹴るを繰り返す。「阿九!!」駆け寄ろうとする阿魚の腕を捕まえ、南宮宵は引き寄せた。阿魚の髪をつかんで、暴行を受
ドラマ「長楽曲」第32集前編<第32集>前編御察司に入れなかった陸垂垂は、刑部へ戻るために狭い路地を歩いていた。突然、彼女の目の前に来羅織があらわれる。来羅織が一歩近づくたび、怯えて一歩下がる。「どうしたんだい?」「さ、最近、官吏をたくさん捕まえてるでしょ」「そうだよ」来羅識は明るく答える。「顔幸をどうかしようっていうの!?」「おや、私もきみの友人じゃなかったかな。私ばかりを責めるのか?」「あなたみたいなのは友人じゃないわ!
ドラマ「長楽曲」第40集大結局前編<第40集大結局>前編火蛾門と通じた周淼と一族は刑一等を加算された。あらためて張行微の処遇を訊ねられた賢王は、法にのっとって処罰してほしいと涙する。「けれども張氏は三代に渡って宰相を務めて参りました。一族には罪はありません」賢王は深々と頭を下げる。これには沈渡も理解を示した。大蒼聖歴八年、宰相であった張行微は毒酒を賜った。賢王は自ら進んで辺境の地へ向かい、十年は戻らず国境を守ると誓う。
ドラマ「似錦」第37集前編<第37集>前編「この名簿はどこで?」甄珩に訊ねられた枢密司の兵は、枕の下にあったと答えた。「機密を枕の下などに隠すとは奇妙ですね」「何が奇妙だ」曹勇は甄珩の手から間諜の名簿を奪い取った。紙の角が破れているが、曹勇は気付かない。今の甄珩に出来ることは捜査くらいしか無い。だが、曹勇も無茶は出来ないはずだ。娘の面影を求めて、長公主は夜の街を歩いた。ふと、足を止める。前から歩いて来た余七も、長公
アニメ「有獣焉」第24集<第24集>二階のベランダで天庭と連絡を取った四不像は、運動会を開くよう命じられた。仕事が無く、怠惰に過ごす店員たちの健康を案じての処置だ。四不像は、優勝者には高価な副賞を贈ると言って皮皮たちを集めた。兎爺や戦虎のほか、二両八斤、吐宝鼠、桃桃までも参加する。まずは100m走。走るのは四不像、二両八斤以外の全員だ。「おまえ、足が無いのに走れるのか?」皮皮はとなりのレーンの桃桃を不思議そうに見た。桃桃はどれ
アニメ「有獣焉」第28集<第28集>鹿人店の縁側で気持ちよく眠っていた皮皮は、突然叩き起こされた。今日は鹿人店で年に一度の大きなイベント、伝奇コンサートがあり、四不像はもちろんのこと、兎爺や金角銀角までもが掃除や準備に追われているのだ。そうこうするうちにコンサートの主役が鹿人店に到着した。サングラスを掛けたツバメふたりが無言で室内のセキュリティを確認し、別の鳥が、神鳥がとまると言われる梧桐(アオギリ)の葉を床に敷き詰める。その葉を踏んでやってき
ドラマ「長楽曲」第22集前編<第22集>前編顔采薇の体調が回復し、顔家は無事に晴れの日を迎えた。ところが、顔府で小さいがもうひと波乱起る。婚礼のために幼い双子の息子ふたりを連れて実家に帰ってきた顔怡嬌が離婚を考えていたのだ。「戻って六娘みたいに勉強したら、繍娘として宮中に出仕できるかも」夫を頼るのではなく、自立したいと言う。そんな前向きな顔怡嬌に対し、父の顔濶は家の面子にこだわる。自らも離縁を控えている顔幸は、たまらず父に反駁した