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42歳AMH0.05です。刺激を開始する以前に卵胞が出てきません。採卵は昨年の11月以降できていません。45歳以上でも卵がある(出てくる)人は勝負できると思いますが、そもそも卵が出てこない(ない)私はスタートラインにも立てない、勝負するチャンスすらないと思ってしまい、不安な日々です。こんな私のような人でも効果的な刺激法、治療戦略はあるのでしょうか。オンラインセミナーでのご質問です。ご質問ありがとうございます。42歳でAMH0.05、刺激を開始しても卵胞が発育せず昨年11月以降採卵
女性の年齢は胚の染色体異常率に直結し、35歳を超えると異常率は約40%、40歳を超えると70〜80%、45歳を超えると90%以上に達します。そのため体外受精において、何個の卵子があれば少なくとも1個の正常胚(euploid)が得られるのかという点は臨床上極めて重要です。研究デザイン本研究は2017年1月から2022年3月までにスペイン・IVIRMAバレンシアで行われた2,660周期のIVF-PGT-Aデータを解析したものです。自卵群:35歳以上の女性2,462周期卵子提供群:1
採卵前に打つ「トリガー注射」とても重要です体外受精(IVF)では、採卵の約34〜36時間前に卵子を最終成熟させる注射を行います。これを「排卵トリガー」と呼びます。この一回の注射が、きちんと成熟した卵子が取れるか空胞(卵子が入っていない)にならないかを大きく左右します。排卵トリガーには3つの方法があります現在、主に使われているのは次の3種類です。①hCGトリガー(従来法)最も長く使われてきた方法卵子成熟を安定して誘導黄体期も自然に支えられる👉標準的で信頼性が高い
乳がんは女性に最も多いがんのひとつで、治療により将来の妊娠に影響することがあります。特に化学療法は卵巣機能を低下させるため、治療開始前に卵子や胚を凍結しておく妊よう性温存(fertilitypreservation)が推奨されています。🔹なぜレトロゾールやタモキシフェンを使うの?卵巣刺激で卵子を育てる際、通常より高いエストロゲンが体内で作られます。しかし、ホルモン受容体陽性乳がんでは、この高いエストロゲンが腫瘍の増殖を促す可能性があるため注意が必要です。そこで、卵巣刺激中に
体外受精や顕微授精(ICSI)の説明で、「これは受精していませんでした」「前核(PN)が見えませんでした」と聞いて、ショックを受けたことはありませんか?実は最近、👉“前核が見えなかった=受精していない”とは限らないことが、詳しい研究で明らかになってきました。🔍そもそも「前核(PN)」って?受精が起こると、🥚卵子由来🧬精子由来それぞれの核が現れ、**2つの前核(2PN)**が確認できます。多くの施設では、受精後16〜18時間に1回だけ顕微鏡で確認し、「前核があるかどう
「まだ生理は来ているから大丈夫」「体外受精をすれば妊娠できるはず」そう思われる方も少なくありません。しかし、女性の妊娠率は年齢とともに変化し、40代になると卵子の数だけでなく質も低下していきます。体外受精は妊娠の可能性を高める治療ですが、卵子そのものの老化を改善することはできません。そのため、何度治療を行っても良好な胚が得られない、流産を繰り返してしまうというケースもあります。そのような中で選択肢のひとつとなるのが「卵子提供」です。卵子提供とは、若いドナーから提供された卵子を用いて
「顕微授精(ICSI)なら、受精はほぼ安心」多くの方がそう思って治療を進めています。しかし現実には、ICSIでも受精しない・受精が極端に少ないケースが発症することがあります。しかも、精液検査が“正常”でも起こることがあるため、患者さんにとっても医療者にとっても、理由がわかりにくい領域でした。今回ご紹介する最新研究は、なんと13,632周期の卵子提供ICSIデータを解析した、とても大規模なもので、「受精しないケースのうち、どれだけが“精子に原因”なのか?」これを初めて明確に示した報告で
男性不妊の原因の多くは未だ明確に解明されていませんが、近年は遺伝子レベルでの解析が進み、新たな原因が次々と明らかになってきています。本研究は、その中でも精子の形態異常と受精障害に関わる新しい遺伝子異常として「ACTRT1」の欠失に注目した非常に重要な報告です。研究では、精子頭部の形態異常を持つ男性不妊患者120例の中から、2例に共通する遺伝子異常としてACTRT1の欠失が見つかりました。この遺伝子はX染色体上に存在し、精子形成の最終段階である精子成熟過程において重要な役割を担っています。特に、