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近年、生殖医療においてミトコンドリア治療が大きな注目を集めています。不妊の改善やミトコンドリア病の予防を目的として、核移植やミトコンドリア補充といった新しい技術が臨床に導入されつつあります。本論文は、これらの技術の有効性だけでなく、その背後にある本質的な問題点に警鐘を鳴らした重要なレビューです。まず本論文の全体像を理解する上で重要なのが、Figure1に示されている「genomicbalance」という概念です。この図では、核DNAとミトコンドリアDNAが相互に影響し合いながら細胞機能を維持
42歳AMH0.05です。刺激を開始する以前に卵胞が出てきません。採卵は昨年の11月以降できていません。45歳以上でも卵がある(出てくる)人は勝負できると思いますが、そもそも卵が出てこない(ない)私はスタートラインにも立てない、勝負するチャンスすらないと思ってしまい、不安な日々です。こんな私のような人でも効果的な刺激法、治療戦略はあるのでしょうか。オンラインセミナーでのご質問です。ご質問ありがとうございます。42歳でAMH0.05、刺激を開始しても卵胞が発育せず昨年11月以降採卵
最近よく耳にする「卵子凍結」。特にがん治療を控えている方にとっては、👉将来の妊娠のための大切な選択肢です。でも実は、意外な事実があります。👉凍結した卵子が実際に使われるケースは多くないという点です。🧬なぜ卵子凍結が必要なの?抗がん剤や放射線治療は、👉卵巣の機能にダメージを与える可能性があります。そのため、👉治療前に卵子や胚を凍結保存することが推奨されています📊実際にどれくらい使われているの?アメリカの大規模データでは、👉約4,460人が卵子凍結を実施
女性の年齢は胚の染色体異常率に直結し、35歳を超えると異常率は約40%、40歳を超えると70〜80%、45歳を超えると90%以上に達します。そのため体外受精において、何個の卵子があれば少なくとも1個の正常胚(euploid)が得られるのかという点は臨床上極めて重要です。研究デザイン本研究は2017年1月から2022年3月までにスペイン・IVIRMAバレンシアで行われた2,660周期のIVF-PGT-Aデータを解析したものです。自卵群:35歳以上の女性2,462周期卵子提供群:1
いつもお読みいただきありがとうございますわたしを抱きしめる妊活コーチのなつです。梅雨のじめじめ気分も体も重だるくなりがちなこの季節☔️そんな日に、ふと手に取った一杯のジュースが「わぁ…かわいい…♡」って心をふわっと軽くしてくれる。それが、赤しそジュースでした。🍷ときめきは「ごきげんスイッチ」だった私は頭で考える、理屈で動くタイプ。「栄養があるなら食べる」「体にいいなら飲む」感情より、理由が先。でも、今回赤しそジュースを作ってみて炭酸で割った瞬間赤紫
いつもお読みいただきありがとうございますわたしを抱きしめる妊活コーチのなつです。🌿肌も体も、じんわり整う。「最近なんだか、顔がむくみやすい」「吹き出物がぽつぽつ出る」「毎日ちゃんと寝てるのに、なんだかだるい…」そんなお悩み、ありませんか?☺️実はこれ、季節のせいかもしれません。今年の東京は梅雨なのにまるで真夏のような暑さ☀️でも体の中にはまだ「湿(しつ)」がたっぷり残っていて…そこに突然の暑さが重なるとむくみ・肌荒れ・だるさなどの「なんとなく不調」が出や
体外で精子や卵子を作る「invitrogametogenesis(IVG)」は、生殖医療の未来を大きく変える可能性を持つ技術です。本論文は、その可能性と同時に、現時点での限界と倫理的課題を整理した重要な提言です。まずIVGとは、iPS細胞やES細胞といった多能性幹細胞から、体外で精子や卵子を作り出す技術です。本文冒頭のKEYPOINTSにおいて、この技術が不妊症だけでなく、加齢による妊孕性低下や、同性愛カップル、さらには単独での生殖など、これまで不可能だった生殖の形を可能にする潜在力が示
2026年4月12日広島駅近くの広島コンベンションホールにて、第15回せとうちART/SRHR研究会を2026年4月12日(日曜日)に広島コンベンションホールにて開催されました。当番世話人である絹谷産婦人科理事長である絹谷正之先生のもと『日本のART/SRHRの未来を考える』をメインテーマに開催されました。ART(生殖補助医療)だけでなく「SRHR(SexualandReproductiveHealthandRights)」の理念も加わり、より広範で包括的な生殖医療
お待たせいたしました。続きのAMHのお話です。AMH(抗ミューラホルモン)の「測定単位」や「検査原理」は世界的にほぼ共通していますが、その「解釈(基準値)」については、国やクリニック、あるいは使用する検査機器やキットによって若干のばらつきがあります。基本的な誤差は勿論国も異なるので、十分に理解したいのですが・・どうしても腑に落ちないので、今回は日本と韓国のAMHについてお話しいたします。なかなか興味深いですよ。世界共通の部分(単位)ほとんどの国で以下の2つの単位が使われており