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古典初心者向けの本、ビギナーズ・クラシックスで読みました。曲亭馬琴『南総里見八犬伝』です〜里見八犬伝のタイトル名はもちろん知ってますが、八犬士が活躍した………くらいしか知らない。曲亭馬琴が28年に渡って描いた全106冊の長大な物語らしい南総里見八犬伝-Wikipediaja.m.wikipedia.orgその長い長い物語の中から29の場面を取り上げ、現代語訳→原文の順に読んでいくそれまでの大まかなあらすじは解説があるので分かるし、現代語訳だけでじゅうぶん楽しめますが………原文
ふと、ある事に気づいた。勝手な考察ですけど。何度も登場している大伴金村の子、大伴佐手彦。(537年~550年頃)大伴佐手彦の「て」は主に「手」を当て字としている。※指・手のひら・手首・腕などにいう。古くは枕草子の歌に「手」がある。佐弖彦とあっても「手」が正しい。しかし、アテルイなど多くは貴族、豪族ではない先住の人には「弖」をあてるようだ。記録をする人が異なる民族(先住民)に対して使うからだろう。これ重要。弓月というツクヨミの存在を知っている者が主に歴史編纂をしていたとし
江戸初期、1614年、徳川幕府は南総里見八犬伝で有名な里見氏の館山藩を改易(取りつぶ)した。室町時代以来の里見氏の歴史は幕を降ろした。館山藩の廃藩後、1618年に幕府代官の手によって再検地が行われ、安房国は、以後天領、旗本領、小藩、他国の藩の飛び地領に細分化され、安房一国を治めていた旧館山藩の規模を継承する藩は現れなかった(wiki)。長い歴史の里見氏が改易されたから、即、消滅したとは考えられない。単に殿様と一家が処分されて歴史から消滅しただけでは無く、一族や家臣さらには長い歴史で結び付けられ