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冬静電気不愉快ですよね。私も、例年静電気に苦しんでいました。特に内視鏡をやるときです。ガウンといって、紙の素材でできたものを上にきてやるのですが、それを脱いでからドアノブにさわるなどしたらバチンとなるので内視鏡室から終わって部屋をでるときにものすごく警戒していました。1年くらい前からアーシングというものを意識しています。アーシングとは、体の中の電気的なアンバランスを土や木などに触ることで解消し、ストレス解消や病気の予防をするという考え方です。これで効果あるかどう
今回は、これはしない方がいい事を書きます。患者さんと親しく話せるようになると、聞いてくる事があります。先生、〇〇クリニックで、こんなクスリが出たんだけど、どう思う?ちょっと聞いてみようみたいなスタンスです。これに対して、私は、ノーコメントにしています。処方した先生の意図が十分に把握できていない事、それが専門医からの処方であった場合に私の知らないエビデンスに基づいている可能性がある事、もし、私の否定的の意見をもとに、患者さんが処方を中止した場合、主治医の先生の診療が、もの凄く
認めようとせず、「エアロゾル感染」という新しい言葉まで作って抵抗していたのに。森内さんは感染症ムラの重鎮ですよね?つまり、感染症関連学会は「コロナは空気感染」で合意しているってことでいいんですね。おまけに、「予想外の早さで変異を繰り返し」って…最初っから予想されてたっしょ。pic.twitter.com/fSl1j9iXSz—kazuchan-cocone(@kazuchancocone)2025年3月16日はい、飛沫感染と接触感染がメインだと言っていました。医療現場など特
内科を受診すると血液検査などを行うことが多いでしょう。この検査、病院によってまちまちです。私が、勤務しているある病院は、規模は大きくないのですが検査が何しろ充実しています。ピロリ菌の検査各種すべてその日のうちに結果出ます。ピロリ菌の検査は、尿素呼気試験といって吐く息を収集して分析する検査があるのですが、ほとんどの病院は外注です。つまり、検査だけして後日結果のために受診をしなければいけません。それが一日で済むので患者さんのメリットは大きいです。健診センターから依頼を受けて
私の患者さんからの情報です。この男性の方は、ご夫婦で住み込みであるリゾートマンションの管理人をしています。ここの利用者は、大金持ちしかほぼ利用できません。お金持ちは、わがままな人が多く、些細な事での夜中の呼び出しやクレームが多く、神経を病んでしまい、従業員、管理人などスタッフは、長期勤務とならず頻回に入れ替わるようです。このご夫婦は、忍耐強く、10年近く勤務しています。でも、ストレスがたまるので、ドカ食いなどをして、体重が10kgほど勤務前より増えて、メタボリックシンド
医療は、皆さんの不安を解消する事で成り立っている側面があります。でも一歩違えば、不安につけ込んだビジネスにもなりえます。このビジネスに巻き込まれていないかどうか、これを判断していく事が、患者さんに求められている時代でもあります。AGAの領域は、この不安ビジネスを行う所がたくさんあります。先日、私が勤務しているAGA専門クリニックに若い男性が受診しました。最近抜け毛が多くなった事が不安なためです。チェックしましたが、全然大丈夫です。御本人によるとあるクリニックでは
先日歯医者さんでの話です。私が歯石をとってもらっている時、横の診察台に、中年男性が、来ました。本当にすぐ隣なので、彼が、先生に言っている内容が、聞こえてしまいます。上の歯の違和感で受診したようです。その方、どうも最近中耳炎になったようです。中耳炎は、子供で多いです。中耳と口の中は耳管というものでつながっていて口側にふたが通常されています。トンネルや飛行機とかで耳が詰まった感じになります。気圧の差などのためです。その時、口を大きく開くと改善しますがこれは、耳管口の蓋が開いて、空
患者さんは、急病の時に困って受診します。経過観察をしたい場合その後の外来を入れます。これ来ない患者さんが、それなりにいます。来ないパターンは、二つ一つは、病状がよくなって受診する必要性を感じなくなったからです。気になって電話するとあーもう症状よくなったので行かなくていいかなと思いました、という事を言われることがあります。もう一つは、よくならないし、この医者じゃダメそうなので他に行った場合です。これもそれなりにいると思います。私も恥ずかしながら患者さんがこ
私の知り合いの医師の勤務している病院での話です。その病院、内部の権力闘争が激化しました。今まで非主流派だったグループが、権力を奪還し主流派のメンバーの粛清が始まりました。今回粛清を受けたのがメジャー科といわれる内科、外科です。それに対して権力に帰り咲いたのは、マイナー科と呼ばれる放射線科泌尿器科眼科皮膚科などの科です。粛清するなら、その後の段取りをキチンとすればいいのに辞めさせたはいいけど、後釜が決まっていないようです。つまり、補充になるまでは、内
一年以上おすすめでご紹介している腸活ダイエットサプリメディロイド!!メディロイド医療現場で生まれた食事制限なしの腸活サプリ胆汁酸ダイエットsapurilab.net↑ここから買えます!!メディロイド飲み始めてから体重も減少して毎朝💩どっさり出てますやっぱり腸活って大事メディロイドは医学界で最も注目されているアスペルロシドを配合体重減少、内臓脂肪減少、コレステロール値を低下させる3つの働きが期待されるよ!腸活ダイエットだからこそお腹からすっきり毎朝気持ちが良いぐらい💩出ます!!私
逆流性食道炎で胸焼け、苦い胃液が上がってくる事に悩む患者さんは多いです。多いのが、メタボ体質で太った男性です。メタボの男性、やっぱり酒飲みも多い傾向にあります。アルコールと食道実は、相性が悪いのです。アルコールは、度数が高ければ高いほど食道の動きが落ちます。つまり、アルコールが食道に停滞する時間が長いのです。度数の強いアルコールは、食道の粘膜に障害を加えます。ただでさえ、胃酸が逆流して傷んでいる食道粘膜が、さらにダメージを負ってしまうのです。これでは、どんどん悪くなりま
以前あるクリニックに健診のアルバイトに行きました。そこは過去に、医師になりすましたヒトが勤務し、大変な事になった所でした。そのため、確認が細かいのです。医師免許証本体を持参させ、さらにそれが本物か見る。運転免許証を提示させ顔確認、診察の様子を確認し、ニセモノっぽくないかチェック。。。。なりすましによっぽどこりたのではないかと思います。患者さんに対しても細かくチェックしいろんな所チェックだらけ。。ニセ医師なのですが、診察はそつなくこなし、発覚するまで疑われなかったそうです。
図書館で週刊誌、月刊誌コーナーを眺めている中で、タイトルを見て気になったモノを見つける。それは『週間東洋経済202411/30号』タイトルは『医者・医学部崖っぷち』微力ながら、次女の大学受験に関わった身として、大変気になるタイトル。ページをパラパラとめくり、医療界の窮状が書かれていた。<医療界の窮状>・地方医療の人手不足が切実。・働き方改革で若手医師が集まらない病院。・医師は増えているが、都市に集中している現状。・長時間手術や夜間対応の診療科が敬遠
今回は感染症の話です。肺炎や尿路感染で入院した時です。ターゲットとなる細菌そして感染した臓器をもとに抗生剤を決めます。その使用した抗生剤が本当に効果あるのかどうか重要ですよね。その一つの区切りが使用後72時間です。肺炎尿路感染の場合適切な抗生剤であれば、72時間以内に病状の改善が起こります。完治したわけではないです。ただ肺炎であれば呼吸の状態がよくなったり尿路感染であれば発熱が改善するなどが起こります。また見た目も元気になったと
以前勤務していた老人病院での話です。そこは、かなり底辺の病院です。看護師さんの意識が低く、ケアも十分やらないから、患者さんも不潔で、褥瘡もたくさんでき、不自然な形にカラダが拘縮で固まってしまう寝たきりの患者さんがたくさんです。これは、何とかしなきゃいけないと思い同僚の医師とともにまず病室の掃除を始めました。掃除は、業者さんがやっていましたが、手を抜いているからか、床は、髪の毛が散乱し食事のこぼした跡がたくさんあり、これはこれで悲惨でした。本来医師が、やる仕事ではないですがトコトンや
以前困った患者さんがいました。その方は女性40歳代だっと思います。いろいろ症状おありで対応していました。どうも気にいってくれたようです。3回目の外来の時に看護師の目を盗んである紙は渡されました。電話番号家族ぐるみで付き合いたいと書いてあります。これはちょっと。。と思い看護師を通じてこれを返しました。いろんな考え方ありますが私は基本的に患者さんとはトラブルにもなるのでプライベートでは交流しないことにしています。それが気に食
時々、患者さんであるパターンです。ろれつがまわらない、手に力が入らない。一晩様子みたけど、よくならないから翌朝受診しに来た。これは、しない方が、いいのです。ろれつがまわらない、麻痺が出たというのは、脳卒中の可能性があります。脳卒中には、出血と梗塞があります。出血であった場合、出血が増えた時意識障害になるなど悪化する事あります。もう一つの脳梗塞であった場合、発症早期、特に4.5時間以内であると血栓溶解療法などの積極的な治療により後遺症を、かなり少なく、うまくいけば全く無
先日、私のかかりつけである歯医者さんがクリニックを閉院する事になりました。私が、小学生の時から、お世話になっていましたので、非常に寂しく、残念でした。一つの場所で、約50年診療されました。人柄もよく、優しく、この先生が、好きで通い続けた患者さんが、多数います。閉院が決まった事がわかり、お互い知らない患者さんどうし、思い出を語りあうのですから。私は、この歯医者さんがうらやましいです。私も、本来は一つの場所で長年にわたって診療して、患者さんとも長年にわたって治療をしたり、相談にのってい
ご訪問ありがとうございます入院後の院長先生のお話で、母の嚥下機能の検査が行えていないため、食事のリハビリが止まっていることを知り驚きます。母が検査拒否するなんて信じ難いし、もう一度母に話して検査をしてもらえるようお願いしました。同時に嚥下機能や検査についても自分でもう少し勉強しようと考えた私でした。続きです。前回の話はこちら⬇️『嚥下機能検査を拒否?!』ご訪問ありがとうございます転院した日、不安そうにしていた母が心配でしたが、看護師さんのご好意で電話に出してもらえた母は元気そうでホッ
今回は、久々にスピリチュアル体験を書こうと思います。以前勤務していた老人病院には、名物キャラいました。それは、小柄なおばあちゃん。でもおそらくは、生きていない、霊的存在だと思います。身長は、多分小学校低学年程度で小さいのです。アタマは白髪で昔の日本女性がやっていたような後ろで結うような感じで和服です。そして、このおばあちゃん、全然怖くないのです。可愛らしい感じです。視線を感じて、後ろを振り向くと、廊下のカドの所から、半身でのぞいていて、みつかったらパッと引っ込めたりします。
昔、救命救急センターで研修医として勤務した時の話です。ある男性が、銃で腹部を撃たれて、搬送されてきました。この方は、ヤクザだと思います。風貌が、まさに、それでしたので。しかも、部下と思われるヒトをたくさん引き連れていたので、それなりに大きい組織の幹部だと思います。この男性の肝臓を銃弾が複数箇所貫通していました。緊急手術となります。私は、オペ出しと言って、患者さんを手術室に搬送する事になりました。多分、めちゃくちゃ痛いはずです。でも、この男性、部下がまわりにいるからか、全然痛がる素
外来をやっていてまさに役得だと思うことはいろんな経験のある方や職業の患者さんの話を聞けることです。印象に残った話を書いてみます。1刑事の患者さんこの方は相手が武器を持っている状態で逮捕をした経験があります。怖くないですか?と聞いてみたところけん銃は意外の至近距離からでも当たらないそうです。かなりぶれるらしいです。それより刃物はこわいようです。振り回すだけでまぐれで当たってしまうからだそうです。2海でかせぐフリーランスこの方はある海洋で行う業務の技術
先日、ある男性患者さんが、肝酵素上昇などのため、受診しました。過去に私の病院で、検査を受けた事があり、情報をとっていきました。すると、胸部CTが、2年前に何回かとっています。どうも肺に腫瘤があり、良悪の区別が難しいため、経過を追っていましたが、その後自己中断したようです。患者さんに、事情を聞いてみると、いつまでも他を含めていろんな検査が続き、ウンザリしてやめたそうです。患者さんは、沼にはまったと表現されました。これは、心情的には理解できます。お金も時間もとられ、検査をする毎に
いつもお読みいただきありがとうございます😊最近、立て続けに、医療関係者についての悲しい話を聞いたので、記事にさせていただきました。私には最も縁がない、小児領域のことです。私は妊活も1年程度ですががんばったのですが、子供を授かりませんでした。夫も、子供を希望していないこともあり、今は夫婦2人暮らしです。そして、脳神経内科という、若年の片頭痛やてんかんから、高齢者の方に多い疾患まで担当する科の専門です。子供さんのことは全く専門外でもあり、子供がいないの
内視鏡で大腸ポリープを切った後の注意について書いてみます。大腸ポリープをきるやり方の一つにEMRというものがあります。これは、大腸を焼き切る方法です。これにより大きなポリープを切る事ができます。大体ポリープを切るときEMRを用いるのが70%くらいでないかと思います。このEMRは、ポリープの根本に、スネアという金属のわっかをかけて締め上げ、通電し焼き切ります。この通電の時にポリープの下の粘膜下層などに熱がおよびやけどになることがあります。ひどいと、さらに下の層に
診断を、早い段階でスパッとできた時これは、医師にとってストレスは少ないです。でも一方で、スパッといかない事も多いのです。そんな時は、まずはすぐに診断しなかったら大変な事になる病気の除外をします。肺炎、心筋梗塞、脳卒中、癌などが該当します。次は、数カ月放置するとまずい病気です。リウマチ疾患などが該当します。この後は、それ以外の病気を調べます。ここまでやってもわからない時はちょっと「病気を泳がす」事を選択する事あります。(それ以外は、他の医師の意見を聞くために紹介)この泳がす、
最近は、ネット上で、様々な情報が拡散しています。医学も例外では、ありません。印象としては、今までかかっていたリミッターが外れて、諸般の事情により、隠されていたものが、出てきています。(当然、出回っている情報全てが、検討に値するという訳では、ありません。)私は、そのような情報と、今まで医療現場で感じた事を照らし合わせる事をやっています。その一つが、塩分制限です。よく血圧が高い方に、塩分制限してくださいね。と医師が言います。私も、過去よく言っていました。でも、これで実
乳がんは、女性にとって怖い病気です。そのきっかけは、自分で触ってしこりに気が付くというのが相当数あります。自分でよくさわるのは、本当にいい事です。そこで一つ病気を紹介します。それは、モンドール病といいます。乳房の脇に縦に走る索状のコリコリが生じる病気です。これは表面の静脈の血栓ができるのが原因です。このモンドール病の発症理由の一つに乳がん発症があるのです。モンドール病がみつかりこの後乳がんがみつかる事があります。女性の皆さんぜひ日常的に触ってみ
私の勤務している病院の近くに公立の地域中核病院があります。そこが、健診センターをつくるようです。健診は、病気でない患者さんを対象にしますので、病気のある患者さんを対象にするより、母数が増え、自費診療でもあり、利益が期待できます。これに、公立というブランドもつくので、もう爆益でしょう。公官庁からみの健診は、全部ここになりますし、ドンドン他も切り替えて、こっちになるでしょう。もう、公立病院もなりふり構っていられなくなってきましたね。でも、この周りの私立病院は、大変です。健診の利益は、
正月のブログのコメントで、CTやMRIなどの画像検査をした際の見落としの危険性について質問がありました。私の過去の経験から、見落としが生じ患者さんに不利益が生じるパターンについて書いてみます。1放射線医師の読影がなく運用される。放射線医師は、無料で読影する訳ではありません。このサービスを利用するには、コストがかかります。小さい病院だと、これをケチります。つまり、検査をオーダーした医師のみが読影します。外来の忙しい合間にぱぱっとやる事もあり、見落としリスクは出ます。2放射線医師、担