ブログ記事312件
長谷川和彦初監督作品『青春の殺人者』(1976)原作:中上健次『蛇淫』/製作:今村昌平キネマ旬報日本映画ベスト・ワン水谷豊演じる斉木順は父親名義のスナックでやとわれマスターとして働いていた。親に取り上げられた車を取り戻しに実家に帰った時に一緒に暮らしている幼馴染のケイ子と別れるように言われ激高し、父親を刺し殺してしまう。過保護な母親は驚くものの「お父さんは海が好きだったから」死体を海に沈めて家を売ってしまって分譲マンションを買ってふたりで暮らそうと言う。一度あ
このところの当ブログで、『裸体』(1962成沢昌茂監督)の浪花千栄子さん、『沙羅の花の峠』(1955山村聰監督)の東山千栄子さんの「W千栄子」が映画の中で乳房を見せていた話になりましたが、3つ前の当ブログで書いた『ゴンドラ』(1987伊藤智生監督)での劇中、孤独な少女と一緒にお風呂に入るシーンで佐々木すみ江さんがヌードになっていることに戻ります。監督の伊藤智生さんは今村昌平さんが設立した「横浜放送映画専門学院」(=現在「日本映画大学」)の出身で、入学して最初に観せられたのが『にっぽん昆虫
いよいよまた忙しい季節が始まりました。今年限定の仕事も入っていて最近の4月では一番忙しいかも。ウイルスで世界経済全体が相当痛んでいるし、この先私自身もどうなるのか全く見えませんが、とにかく今目の前に仕事があることに感謝したいですね。というわけで、4・5月は大河ドラマは2話分まとめて更新、映画は旧作オンリーにして、週1くらいの頻度で更新できたらいいなと思ってます。減速モードに入る前に、これだけは記事にしておきたかった『神々の深き欲望』を。『復讐するは我にあり』の記事に書いたとおり、
神話が息づく南の島を舞台に、島を支配する因襲と葛藤する人々を通して人間の生と性を描いた人間ドラマの傑作-神々の深き欲望-監督今村昌平脚本今村昌平、長谷部慶次出演三國連太郎、河原崎長一郎、沖山秀子、北村和夫、加藤嘉、松井康子他こちらは1968年制作の日本映画です。(175分)今から二十年ほど前、原始的な農耕と土俗信仰に生きている南海の島・クラゲ島に暴風と津波が襲う。嵐が過ぎ去ると