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神話が息づく南の島を舞台に、島を支配する因襲と葛藤する人々を通して人間の生と性を描いた人間ドラマの傑作-神々の深き欲望-監督今村昌平脚本今村昌平、長谷部慶次出演三國連太郎、河原崎長一郎、沖山秀子、北村和夫、加藤嘉、松井康子他こちらは1968年制作の日本映画です。(175分)今から二十年ほど前、原始的な農耕と土俗信仰に生きている南海の島・クラゲ島に暴風と津波が襲う。嵐が過ぎ去ると
(Amazonより)年の瀬にイヤ~な邦画を再見。これで観るの何度目かな?「復讐するは我にあり」これはノンフィクション作家の佐木隆三が実際の事件「西口彰事件」を題材にしたもので、彼はどうしても覗くことのできない犯罪者の心理を実際に被害にあった側から克明に描くことで表現しました。題名の言葉は新約聖書に出てくる文章の一節ですが、意味は普通に考えて「復讐するのは私だ」ではなく「復讐するは我にあり、我これに報いん」という言葉が続くように、「復讐するのはあなたではな
このところの当ブログで、『裸体』(1962成沢昌茂監督)の浪花千栄子さん、『沙羅の花の峠』(1955山村聰監督)の東山千栄子さんの「W千栄子」が映画の中で乳房を見せていた話になりましたが、3つ前の当ブログで書いた『ゴンドラ』(1987伊藤智生監督)での劇中、孤独な少女と一緒にお風呂に入るシーンで佐々木すみ江さんがヌードになっていることに戻ります。監督の伊藤智生さんは今村昌平さんが設立した「横浜放送映画専門学院」(=現在「日本映画大学」)の出身で、入学して最初に観せられたのが『にっぽん昆虫
今村昌平リアリズムの集大成映画「神々の深き欲望」1968年日活175分<監督>今村昌平<キャスト>三國連太郎、河原崎長一郎、沖山秀子、北村和夫、加藤嘉、原泉、嵐寛寿郎、小松方正、扇千景、浜村純、<内容:ネタバレ注意>今日もまた大樹の下で、足の不自由な里徳里(浜村純)が蛇皮線を弾きながら、クラゲ島の剣世記を語っていた。この島は、今から二十余年前、四昼夜にわたる暴風に襲われ津波にみまわれた。台風一過、島人たちは、根吉(三國連太郎)の作ってい
さすがに小池知事にあそこまで言われちゃ今週末は映画には行けないな・・・と思ってたら、逡巡は無用、映画館自体お休みでした。こうなったら引きこもり放題!!本を読んだり、ネトフリやアマプラで、映画を観たり、レビュー書いたり。めいっぱい楽しもうじゃないですか。ただ、幸運にも今のところ仕事はあり、しかも私の仕事は在宅ではできないので、どうしても外には出なきゃなりません。4月5月は繁忙期で、どうしてもコロナに感染するわけにはいかないんですが、感染者が日々増え続けている中で「必要不可欠な外出」で感染
いよいよまた忙しい季節が始まりました。今年限定の仕事も入っていて最近の4月では一番忙しいかも。ウイルスで世界経済全体が相当痛んでいるし、この先私自身もどうなるのか全く見えませんが、とにかく今目の前に仕事があることに感謝したいですね。というわけで、4・5月は大河ドラマは2話分まとめて更新、映画は旧作オンリーにして、週1くらいの頻度で更新できたらいいなと思ってます。減速モードに入る前に、これだけは記事にしておきたかった『神々の深き欲望』を。『復讐するは我にあり』の記事に書いたとおり、
『復讐するは我にあり』(監督・今村昌平原作・佐木隆三脚本・馬場当池端俊作撮影・姫田真佐久音楽・池辺晋一郎1979年)出演・緒形拳、小川真由美、三国連太郎、倍賞美津子、清川虹子、ミヤコ蝶々、絵沢萠子、白川和子、フランキー堺、北村和夫、殿山泰司、垂水吾郎、加藤嘉、根岸とし江、河原崎長一郎、菅井きん、阿部寿美子、浜田寅彦、浜田晃梅津栄、小野進也、金内喜久夫他。5人を殺害して逃走、全国を震撼させた凶悪犯、榎津巌(えのきずいわお)(緒形拳)が昭和39年1月、78日間の逃