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1日平均3時間未満しか勉強しない人。憲法の4人組を基本書にしている人。3段階審査論を使わないと司法試験に合格することができないと思っている人。高橋重点講義を読まないと司法試験に合格することができないと思っている人。基本書を各科目3冊以上通読したことがある人。判例百選を5色以上に塗り分けている人。すぐに教材を浮気する人。ロースクールの予習・復習に勉強時間のほとんどを費やしている人。ロースクールの教授の有難いお言葉は、しかし建前かもしれないという可能性
途中から更新意欲がなくなってしまって、すっかりご無沙汰のこのブログですが、なんとなく春も近いので、司法試験でおすすめの入門講座・講師について、独断と偏見で比較検討してみます。司法試験受験界にいわゆる入門講座は4つあります。【注】このエントリーを書いた2012年から6年が経ち、2018年現在、司法試験予備校は群雄割拠の時代を迎えています。現在では下記の4つの「ハコモノ予備校」だけでなく、多数のネット予備校が存在しています。ここに書いた情報は、現在では完全に古くなってしまいました。
ブログを始めてから1年半、途中中断した時期を除けば、実働期間は1年くらいでしたが、実質的な更新は今日で最後です。なお、このブログ自体は、今後も(Amebaが置いてくれる間は)消さずに残しておきます。これから先も、新しい教材が次々と出版されていくと思います。長い目で見れば、試験傾向はもちろん、制度自体も変わっていくことになるでしょう。ブログで書いた内容の多くは、十年も経てばそれなりに古くなっているだろうと思います。そこで、十年後にこのブログを読む受験生に対して、いくつかメッセージを残
※2019年5月(令和元年)の投稿です。司法試験情報局の更新を(いちおう)停止してから数年が経ちました。停止後も、本文の表現を訂正したり、【補足】を書き加えたりはしましたが、個々のエントリーの主旨は変わっていません。ブログに書いたいくつかの予想の中で、当たったものもあれば、外れたものもあります。たとえば、ロースクール制度の正当性についての異見(2011年7月15日)で、ロー組が予備試験組に合格率で圧倒される(ロー組が予備組に「食い殺されることになる」だろう)と書きましたが、こ
以前書くと宣言していた企画です。(どれだけの方が見ているか不明ですが)知り合いの社会人合格者(社会人予備合格者3名)、社会人受験生(短答合格者7名)からの意見も貰い作成しました。予定ではインプット編、応用インプット編、アウトプット編、テキスト編の4編成です。(一部書き足しました。令和4年7月3日)インプット(入門講義オッズ)一貫指導講師限定1位呉講師(伊藤塾)2位高野講師(加藤ゼミナール)3位本田講師(伊藤塾)4位矢島講師(LEC)5位
働きたくても働けないのだ…持病の喘息の季節に、事故による腰痛に…中々、身体の具合が良くならないのだ…それでも、生活保護を抜けるべく日々勉強しているのだ!!※プロフ詳細は後述▽Togetterにまとめたのだ!!『【R7.01.06】参議院改選で自民過半数割れか!?-ほか。【#ニュースで勉強】』しっかり身体治して、社会復帰を目指す無職・生活保護の中年独身男の日々のニュースチェックまとめを開始したのだ!!(前日のニュースまとめ引用と弁護士ドットコムニュース等の最低限のニュースチェックをチェ
独学で合格を目指したい方、個別指導をしています。詳しくはこちらをどうぞ。このブログは僕の体験記の9回目です。今回は司法試験です。これまでは予備試験でした。前回の記事を読みたい方はこちら。勉強法予備試験に合格したので、司法試験を受けることになりました。当時は、コロナの問題で、予備合格から司法試験までの期間が、3か月しかありませんでした。通常は6か月なんですけどね。コロナで、R3の予備試験開始が3か月遅れました。R4の司法試験は通常どおりでした。それで、3か月で
こんにちは、ぎんざけです。各科目について、何となく暗記量が多い・少ないと感じている方も多いと思いますが、一参考情報として、科目毎の私の論証カードの分量を書きます。論証カードについては以下を読んでください。『予備試験独学必勝法(全般論その3ー論文問題を読んで論証カードを作る)』こんにちは、ぎんざけです。一つ前の投稿のまとめノートの暗記が終わったら、次は実際に論文問題(過去問、足りなければ演習書)に取り組んでいきます。過去問を後にと…ameblo.jp枚数を数えるのが面倒くさかった
今日は雑談です。少し自分のことについて書きます。先日、弁護士の友人に、私が正直に未修入学者であることなどの事実を書いているにもかかわらず、未だに私の属性を知りたがる人が後を絶たないことをボヤいたところ、その友人曰く、「その気持ちも分かる気がする」「きっとみんな、そんなわけないだろ、って思ってるんですよ」ということでした。つまり、私の方法論は、未修ロー生の常識的レベルを遥かに超えており、経歴自体に嘘があると考えなければ、普通の受験生は納得できないものだということで
予備試験の論文合格を狙えるレベルの受験生目線で過不足のない内容の、現実的な答案を書く際の時間配分や答案を書くペースを考えてみましょう。1自分の時間配分合格した2015年当時、答練や模試ではこの時間配分でした。本番もこの通りにしました。(1)憲法・行政法(2時間20分)・9時30分~9時50分憲法の答案構成。20分以内に「自身の見解」の下案ができない場合でも答案を書き始める。原告側と被告側で主張・反論すべきことを書けていれば、答案を書きながら、「自身の見解」で書くべ
<司法試験機械的合格法>論文基礎力養成講座憲法/日本実業出版社¥3,570Amazon.co.jpLECの柴田講師が執筆した論証集&問題集です。主要7科目が揃っています。【良い点】①問題数は1科目数十問程度と、潰すには理想的な分量です。②絶対に落とせない最重要レベルの論点は網羅されていると思います。③事例問題中心の編集方針はgoodです。④刑訴が実務説なのもgoodです。いまだに学者通説ばっかりの他校は見習って欲しいです。⑤論証⇒問題‐解答へとステップアップする編集
中大通信に編入学したが司法試験を突破し、人生後半は、亡き父と祖父と同じく弁護士として活動したいと意気込み、中央大学法学部通信教育課程の3年次に編入学した。私は、現役時代、一度大学の法学部を卒業しているが、およそ30年前だ。しかも、私の出身大学は知名度はあるものの、全くもって優秀な法学部ではない。まずは復習からと、父と祖父の母校でもある法科で有名な中央大学で勉強したいと思ったのだ。しかし、通信教育課程の現実は相当しんどい。まず、スクーリングを受ける前に、レポートを合格しなければいけない
こんにちは。最近ブログの投稿が滞っておりましたが少しモチベーションが低下したりなんだりでダラダラしていました。4S受講生の方と話していて4Sの自習の進め方…みたいなものにについて自分がこれは押さえておいた方がいいんじゃないかなーと思うポイントと、答案を4Sで書いてみようと思ったんだけど、うまく書けないという方に参考になればと思って書くことにします。4S基礎講座を受講する上で意識しておきたいポイント思考プロセス>解説中の答案や論点を覚えるまずは、講義を受講する上でこの視点を常に持ってお
こんにちは、ぎんざけです。予備試験の口述は9割以上が受かる試験ですが、一方で非常にプレッシャーの強い試験です。理由はいくつかありますが、・落ちたら短答からやり直しになる・論文から時間が経ち知識が抜けているかが不安・論文と違って考える時間がない(瞬発的に答えないといけない)といった点が上げられると思います。口述の概要・勉強法は別記事(以下)を書いていまいますが、ここではどうしても不安になった方向けの精神安定の方法を書きます。『予備勉強法⑥絶対受かりたい口述試験』こんにちは、
私は記憶法というジャンル(あるいは書籍)があまり好きではありません。記憶法に絞った本はそれほど読んでいませんし、あまり読む気にもなれません。記憶法の多くは、その話のネタの豊富さに比べて、実行可能性の低いものが多いからです。エビングハウスの忘却曲線とか、言っていることは分かるのですが、いちいちそんなものに合わせて勉強できるかというと、多くの人には面倒くさすぎて難しいと思います。そんなこんなで、記憶法にかんしては、よほどシンプルなものでない限り敬遠してきました。極論すれば、記憶法は
★今回のエントリーでは、受験界で通常用いられている一般的な意味であてはめという言葉を使っています。すなわち、論点解釈の上で立てられた規範に問題文の事実をあてはめる、という意味です(狭義のあてはめ)。このような狭義のあてはめは、司法試験の合否を決する最重要要素ではない、というのが今回のテーマです。一方で、あてはめの意味をより広く解し、あてはめとは条文に事実をあてはめること、と定義した場合、このような意味でのあてはめ(広義のあてはめ)は、司法試験の合否を決する最重要要素ということがで
独学で合格を目指したい方、個別指導をしています。詳しくはこちらをどうぞ。このブログは僕の体験記の6回目です。今回は、2回目の予備試験の論文です。前回の記事を読みたい方はこちら。睡眠不足対策何度も言ってますが、司法試験の最大のヤマ場は論文試験です。僕も、2回目の論文試験をパスすべく、1年間必死に取り組んできました。そんな僕が、試験直前に最も気を付けたのは睡眠時間です。睡眠不足になると、脳の回転が悪くなります。解ける問題も解けなくなります。筋肉疲労なら、100
昨年より合格者数が2人だけ増えました。合格点は、昨年より15点上がって255点。いずれにせよ(以下、昨年の記事と概ね同じ内容です)。合格された方、ひとまずおめでとうございます!ヾ(@^▽^@)ノ次の口述式試験に向けて、何が問われても、法律を使ってコミュニケーションができる状態に仕上げてください。口述の合否は、つまるところ、これで決まります。具体的には、記事「R2予備論文受験~合格発表の間にやること」に挙げた優先順位の「2.民法・民訴法、刑法・刑訴法の司法論文過去問等を
この時期、予備試験受験生の殆どは、短答対策を何らかやっているかと思います。初受験者は合格最低点を取れるレベルまで到達できるか不安だったり、合格経験者は短答対策をほどほどに論文対策すべきか悩んだり、というところでしょうか。さて、科目別にコメントします。憲法正誤の組み合わせ8通りから選ぶ出題なので、人権分野でなかなか点が伸びない時期がある。それを苦にする必要はない。ただし、統治分野で点が取れないのは、単なる勉強不足。短答プロパーに過ぎないとはいえ、統治分野で無傷なら悪すぎる結果
本日は完全な雑談です。・人にアドバイスする資格・人を指導する資格etc…こういった、人にものを言う資格を総称して「発言権」と呼んでおきます。こういった発言権が認められるのに本人の経験の存在を要するか否かについて、大きく分けて次の2つの考え方があると思います。1つ目は、発言内容の正当性ではなく、経験がその人の「発言権」を構成するという考え方です。つまり、経験と発言権を有因とみる考え方(有因説)です。要は、人にものを言う場合は、まず当人が
前回、前々回に引き続き今回は応用インプット編を取り上げます。『【コラム】社会人予備試験受験生(予備合格者も含む)が予備校比較してみた。合格オッズランキング!②』前回『【コラム】社会人予備試験受験生(予備合格者も含む)が予備校比較してみた。合格オッズランキング!①』以前書くと宣言していた企画です。(どれだけの方…ameblo.jp『【コラム】社会人予備試験受験生(予備合格者も含む)が予備校比較してみた。合格オッズランキング!①』以前書くと宣言していた企画です。(どれだ
マーカーとアンダーラインを頑張ってますが、これそんなに効果あるかかなり疑問です。まず、ランクがA〜Cまであって、マーカー4種類のその下位にあたるアンダーラインが4種類。つまりパターン的には24種類の意味合いがある。多すぎて無理!笑仮にランクはランクで考えようと思ってもまだ8種類。なにより1番問題なのは、一つのマークに対して意味が一つじゃなくて2、3個あるってこと。泣ありえへん。読んでて何が何だか分からない。そして何より1番記憶すべき箇所に付けるのが、青いマーカーなのだが、例えばこん
講師紹介は今日で最後なので、最後に友人の講師を紹介させていただきます。以前、学校の勉強と試験勉強で、根源的に試験に強いタイプとして紹介した人です。総論的な勉強法、具体的な個々の方法論、いずれもこのブログの方針と99%同じです。このブログの内容に共感していただいていた方には、間違いなくどの講師よりもおすすめできます。まず、今まで何度となく同じことを書いてきましたが、もう一度だけ最後に書いておきます。試験に限らず、およそ何か物事を成し遂げるのに必要なことは、次の2つしかありません。
こんにちは、ぎんざけです。司法試験予備試験を独学合格するために使った教材をまとめて投稿します。法学部卒レベルの人に必要な教材目安としてご覧ください。また、予備試験後に司法試験用に買った本は、以下の別記事をご覧ください。『(司法試験独学合格)必要な参考書』こんにちは、ぎんざけです。予備試験合格後、司法試験合格に必要と思われる教材について投稿します。(予備試験合格までに必要な参考書は以下の記事をご覧ください)『(…ameblo.jp過去問論文合格答案集スタンダード100(
まず、間違えてはいけないのは、あくまで短答対策の基本はインプットテキストにあるということです。(択一六法など含む)何故なら、よくある「短答過去問だけで大丈夫」という言葉は過去問を通して周辺知識含めてインプットをする、というのが正しい理解なのですが、合格者の言葉はある意味親切ではないので勘違いしてしまう人も多いでしょう。過去問を5周もしたのに点数が上がらない方などは要注意です。私の友人の友人が予備試験に合格した時は、むしろ分からない事があったら分かるまで先に行かない方法で勉強していたそうです
★昨日のエントリーから(少し)続いています。【適性試験での失敗】私は、適性試験、特に読解以外の論理・分析系の問題(ちょっと前まで推論分析と呼ばれていた分野)に「超」が付くほどの苦手意識がありました。なんというか、まだ何もやっていない段階からアレルギー全開、何もかもが嫌という感じで、すでに方法論としての過去問主義が完全に確立していたにもかかわらず、適性試験については、自分自身で築き上げた方法論に背いて、過去問を一問も解かずに本試験を受けました。模試すら1回も受けませんでした。さら
本日は、司法試験の受験予備校で用いられている入門テキストの話をします。現在、4大予備校が用いている入門講座用のテキストは以下の通りです。①伊藤塾⇒入門講義テキスト②LEC⇒セブンサミット③Wセミナー(TAC)⇒デバイスネオ④辰已⇒入門テキスト(名称よく知りません・・・)名称はどうでもいいのですが、全てのテキストに共通の特徴は、とにかく無駄に分厚いことです。民法などの大部な科目では、1000ページ前後になると思います。こういった、テキストというより辞書といったほうがいい
先日、現代文とロー入試小論文が苦手という方からご質問をいただきました。最初、コメントに返信するつもりで書いていたのですが、無暗に長くなってきてしまったので(汗)、別途エントリーを立てることにしました。【現代文対策】まず、ロー入試小論文は、半分以上現代文の問題といえます。論述云々以前に、問題文を読む段階で勝負の大半がついてしまう、日本語の読解試験です。したがって、もし基礎的なレベルから対策をしようと思えば、大学受験の現代文の参考書や日本語の論理そのものを鍛えることを目的と
少し前に商法を受け終わったので感想を述べたいと思う。個人的には商法のテキストの出来はかなり良いと思っている。確かに短答に100%対応出来ないとか、条文しか載せてなくて不親切だと思った箇所もあったが、概ね許容範囲だった。(商法は予備短答合格者でも6割~7割くらいの人が多いので効率的に点数を取るという観点からの編集であると勝手に推測している。)私にとって合っていた点を挙げれば、田中会社法と非常に相性がいいことが挙げられる。元々田中会社法をメインテキストとして勉強していたのだが、80
今回は、数日前にいただいたご相談にお答えをする形で記事を書いてみたいと思います。数日前、下記のようなご質問(ご相談)をいただきました。こういったお悩みは、決して特定の一個人のものではなく、多くのロースクール生にとって切実な問題だと思ったので、独立したエントリーとして残しておくべきだと考えました。質問:ローの勉強と試験対策とのバランスをどう取ればいいですか?私は国立ロー既修1年目です。講義は学者が最先端・応用分野を扱うものが中心で、学術的です。もちろん、試験対策になる講義もありますが