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こんばんは。ロー入試の結果がだいたい出揃ったみたいですね。就活と比べると進路が決まるのが遅いので、やきもきしたと思います。お疲れ様でした!また、司法修習の給費制が復活したようですね。貸与しかないなと思っていたので、普通に生活できるだけの資金が出て非常にありがたいですし、具体的に働きかけてくださっていた方々には大変感謝しています。ただ、学部同期の友人やお世話になっているブロガーさんは狭間の世代になってしまっているので、心苦しい気持ちもありますね。さて、先日の記事でコメントいただいた以下のご質
兎に角、予備試験の勉強をするとなると働かないと教材が増やせないのだ!!だが・・・体調不調で、また仕切り直しするしかなくなったのだ・・・以下、近況なのだ!!佐渡んデス@弁護士を10年かけて目指すのだ!!(2年目)@sadondesuu2『障碍者雇用枠の再就職を考え、FP3級を5月度受験することにしたのだ!!』#LEC東京リーガルマインド#FP3級#リスキリング#就職氷河期世代#アメブロ#アメブロ投稿#アメブロ更新#アメブロを見て⇒…https://t.co/yaXb
このブログの頻出概念である「潰す」という言葉の意味について、何人かの方からご質問を受けました。これについては、以前、コメントの返信という形で以下のように書いたことがあります。①単に頭で「覚えている」以上の、使えるレベル②頭で理解している以上の、体で体得しているレベル③100回解いても100回間違えないレベル④特定の問題の処理について質問されたとき、考えて答えるのではなく、脊髄反射的に口が勝手に答え始めるところまで内在化されているレベル要は、40度の熱で朦朧とした意識の中で寝込んでいる
今日は、会社法について書きますね。おすすめ度★★★★(★5が満点)<良い点>・ある程度の長さのCaseを用いて、解説をしている。・コラムの中にメルクマールになるような記述が豊富にある。・制度趣旨からの解説が丁寧になされている。・ページ数の割に価格が安い。<悪い点>・ページ数が多いため、通読が難しい。<まとめ>田中先生は、リークエで何章か書いてますよね(リークエが引っ越しの段ボールの中にあるので何章かは不明です)。本書はリークエと全く同じ記載が章ごとあるので
短文事例問題集は今や欠かせないツールとなってきました。司法試験、予備試験の論文式試験は事例問題である以上、事例を通じて法の適用解釈を学ばなければ使える知識にならないからです。そこで短文事例問題集を羅列してみました。難易度低い短文事例問題(吉野勲)短文事例問題(加藤ゼミナール来期より)重要問題習得(アガルート)論文スタ(早稲田セミナー)えんしゅう本(辰巳法律研究所)論文問題集(資格スクエア)問題研究(伊藤塾)難易度高い問題の難しさは旧司論文をベースにしているかによります。
予備試験合格者で、20代前半(司法試験出願時)であれば、多くの年に95%以上が、20代後半でも概ね8割以上が司法試験に受かっているのは、受験界では誰でも知っていることです。他方、30歳代以上になると、合格率がガタ落ちします。予備試験に受かったものの、司法試験に不合格となる例は多いようです。彼等の大半は、仕事をしながら司法試験対策をするわけですが、お節介ながら、意識しておくべき点を以下で述べます。今年も予備試験最終合格発表の日になりましたし。それにしても、予備試験を門外漢
講師紹介は今日で最後なので、最後に友人の講師を紹介させていただきます。以前、学校の勉強と試験勉強で、根源的に試験に強いタイプとして紹介した人です。総論的な勉強法、具体的な個々の方法論、いずれもこのブログの方針と99%同じです。このブログの内容に共感していただいていた方には、間違いなくどの講師よりもおすすめできます。まず、今まで何度となく同じことを書いてきましたが、もう一度だけ最後に書いておきます。試験に限らず、およそ何か物事を成し遂げるのに必要なことは、次の2つしかありません。
司法試験・予備試験論文合格答案集スタンダード100〈1〉公法系憲法・行政法〈2012年版〉/早稲田経営出版¥3,570Amazon.co.jp通称「スタン」。主要7法が揃ったシリーズです。新旧両方の論文過去問に加え、過去問の隙間を埋める新作予想問題も多数収録されています。つまり、新司過去問+旧司過去問+新作問題というボリューム満点の問題集です。(なお、タイトルに「100」とありますが、実際の収録問題数は軽く100を超えています)予備校の過去問集・問題集の中では、答
昨日のエントリー(短文問題・中文問題・長文問題)の続きです。昨日は、問題文の長さという観点から、司法試験系の問題を下記の5つに分類しました。①一行問題②短文問題⇒旧司(昭和)、えんしゅう本、120選など--------境界線-----------③中文問題⇒旧司(平成)、予備試験、ロー入試など(=旧司型)④長文問題⇒司法試験、演習書など(=新司型)⑤超長文問題⇒2回試験などその上で、司法試験系の問題群の決定的な境界線は、②と③との間に引かれ
⇒処理手順の進化史からのつづきです。前回、「紛争構造型」が処理手順(思考方法)として最善の方法論であると述べました。今回は、その思考をもとにした答案の書き方について、2つの型を提案します。【あてはめ一貫型】【1】あてはめ→【2】条文→【3】論点→【4】あてはめ型答案の書き方といっても、ここで別段特殊なことを書くつもりはありません。予備校の解答例のような一般的な答案の形をここで否定するつもりはありません。ここでは新たな型を提案するのではなく、既存の型の説明の仕方を
本日は、司法試験の受験予備校で用いられている入門テキストの話をします。現在、4大予備校が用いている入門講座用のテキストは以下の通りです。①伊藤塾⇒入門講義テキスト②LEC⇒セブンサミット③Wセミナー(TAC)⇒デバイスネオ④辰已⇒入門テキスト(名称よく知りません・・・)名称はどうでもいいのですが、全てのテキストに共通の特徴は、とにかく無駄に分厚いことです。民法などの大部な科目では、1000ページ前後になると思います。こういった、テキストというより辞書といったほうがいい
私は記憶法というジャンル(あるいは書籍)があまり好きではありません。記憶法に絞った本はそれほど読んでいませんし、あまり読む気にもなれません。記憶法の多くは、その話のネタの豊富さに比べて、実行可能性の低いものが多いからです。エビングハウスの忘却曲線とか、言っていることは分かるのですが、いちいちそんなものに合わせて勉強できるかというと、多くの人には面倒くさすぎて難しいと思います。そんなこんなで、記憶法にかんしては、よほどシンプルなものでない限り敬遠してきました。極論すれば、記憶法は
最近、標記講座の評判が高いので、実際に受講した感想を述べたいと思う。まず、結論から述べると、予備短答合格レベルにある人なら最強の講座になると思う。現状、所謂論点潰し的な講座では、伊藤塾の論文マスター、アガルートの重要問題習得講座(以下重問)が2強だといっていいだろう。しかし、これらの講座には、例えば、①旧司法試験の問題を使用しているため、レベルが高く、捻りが入っているため、入門レベルの人には厳しい、②分野横断の問題が多く、入門レベルの人には厳しい。上記の評価が多く、また書き方
短文事例問題の分類各予備校、各講師が短文事例問題の有用性を説いているが、意味合いが各講師ごとに違うのではないかと考えていた。そこで、各予備校のテキスト、予備校講師の発言等を元に短文事例問題を分類してみた。(後日、私なりの各予備校オッズを書きたいと思っているのだが、その前提として短文事例を取り上げたい。)大雑把に言うと以下の6分類である。1、論点以前の問題で法適用すれば終わりこのタイプが一番簡単な問題になると思われる。法を適用すれば終わりの問題であり、
通称「問研」。伊藤塾の基幹講座(論文マスターなど)で配布される、受講生限定のオリジナル問題集です。内容は、旧司過去問+新作問題、あとロー入試過去問も一部収録されていたように記憶しています。問題数の多さはスタンダード100並みです。全問を潰し切ることは通常は不可能でしょう。講座でも全問を採り上げることはないと思うので、講座の受講者は講師の指示に従ってメリハリづけをしていけばいいと思います。答案の出来ですが、市販の問題集と比べると非常に良くできていると感じます。スタンダー
途中から更新意欲がなくなってしまって、すっかりご無沙汰のこのブログですが、なんとなく春も近いので、司法試験でおすすめの入門講座・講師について、独断と偏見で比較検討してみます。司法試験受験界にいわゆる入門講座は4つあります。【注】このエントリーを書いた2012年から6年が経ち、2018年現在、司法試験予備校は群雄割拠の時代を迎えています。現在では下記の4つの「ハコモノ予備校」だけでなく、多数のネット予備校が存在しています。ここに書いた情報は、現在では完全に古くなってしまいました。
R3不合格決定答案再現1憲法(自己評価底F→評価F)R3不合格決定答案再現2行政法(自己評価E→評価C)R3不合格決定答案再現3刑法(自己評価D→評価A)R3不合格決定答案再現4刑訴(自己評価E→評価E)R3不合格決定答案再現5民法(自己評価E~F→評価C)R3不合格決定答案再現6商法(自己評価D→評価E)R3不合格決定答案再現7民訴(自己評価F→評価B)構成の再現民実・刑実(自己評価C→評価C)教養は再現・構成共に無し。自己評価F☆10/15追記成績
10年かけて弁護士を目指したいと昨年発表するも・・・昨年は、交通事故・ワクチン接種後救急搬送で後遺症疑い。コロナに感染して、日によって体調不調の波が大きい・・・この状況では、FP3級や行政書士試験6回目は無理なのだ・・・てか、もう気分が乗らないのだ!!更に本音を言えば、キチガイが行政書士合格してキチガイな事をしてるのを見て、ほぼ同時期に合格して登録しても、同類視されたくないという気持ちが強くなってやる気起きないのだ!!それならば、どれも中途半端になるよりは司法試験一本に絞った方が
その後、和田民訴を読み終えるのには2日かかってしまったが、非常に良い勉強になったのでそれはそれで良い。そして、今日は、先月購入してそのままだったこの本を頭から8割ぐらいのところまで一気読みしてみた。前半部分は明らかに予備試験向けではない記述が多々あったが、いかに改正民法の解釈がまだ「混沌」としているかを知ることができた点で有益だったと思う。それに対し、後半部分は、改正民法解釈の混沌とした部分もあるが、予備試験の学習にもかなり有益と感じられる内容だと思った。さて、Cブックはか
ブログを始めてから1年半、途中中断した時期を除けば、実働期間は1年くらいでしたが、実質的な更新は今日で最後です。なお、このブログ自体は、今後も(Amebaが置いてくれる間は)消さずに残しておきます。これから先も、新しい教材が次々と出版されていくと思います。長い目で見れば、試験傾向はもちろん、制度自体も変わっていくことになるでしょう。ブログで書いた内容の多くは、十年も経てばそれなりに古くなっているだろうと思います。そこで、十年後にこのブログを読む受験生に対して、いくつかメッセージを残
第1設問11①の方法による訴えの適法性(1)まず、Xの訴えが認められるためには、訴えを追行し本案判決を求め得る資格たる当事者適格が認められることが必要である。次に当事者適格がいかなる者に認められるか。この点、当事者適格は法律上の利害関係を有する者に認められる。何故ならかかる者は熱心に訴訟し充実した審理がはかられるからである。Xが法律上の利害を有する者にあたるか。Xの規約によるとXの意思決定は原則としてXの構成員全員で構成される総会の多数決で決まり、重要財産の処分
今年、短答式で点数が伸びなかった方の多くが一般教養で点数を取れていないという事実です。しかも、ほとんど対策をしなかったとのことでした。個人的には、60点もあるし、少しの対策で点数が取れるのでやった方がいいと思います。何をすべきか?やはり過去問を解くべきだと思います。今年も問題も12問がリメイクになっています。過去問をしっかり研究すれば、自然科学系の問題も5問程度取れます。とにかく、毎日少しずつでいいので、インプット→アウトプットをしましょう。そして、取れる可能性のある問
○【第2期】『4S基礎講座』1.コンセプト紹介ページ2.詳細ページ内容的には、【第1期】=2020年合格目標の『4S基礎講座』と、ほぼ変わりません。違いとしては、・司法試験系の出題範囲に影響する新たな法改正や、・司法試験系で4S的に無視できない傾向変化があったときに随時、必要な限度で、情報をお伝えし、対策を提示するくらいです。【第2~3期】は、予備試験・司法試験『4S論文過去問分析講義』(仮)の収録を進めるのが第一だと考えています(これらも、目途がつき次第、告知し
土日にまとまった時間をとることができる、という受験生の方が多いです。金曜で仕事が一区切りだから、そのまま夜にかけて勉強を進めていく、という方も多いのではないでしょうか。しかしながら、金曜日は、お仕事で1週間の疲れが溜まっている日でもあるといえます。無理してしまってせっかく時間が取れる土日に疲れ切ってしまって起きられない、ということにならないように注意しましょう。金曜日の夜は、土日でやるべきことの洗い出しを行い、やるべきこと一覧表を作成するとよいでしょう。やるべきこと
この時期、予備試験受験生の殆どは、短答対策を何らかやっているかと思います。初受験者は合格最低点を取れるレベルまで到達できるか不安だったり、合格経験者は短答対策をほどほどに論文対策すべきか悩んだり、というところでしょうか。さて、科目別にコメントします。憲法正誤の組み合わせ8通りから選ぶ出題なので、人権分野でなかなか点が伸びない時期がある。それを苦にする必要はない。ただし、統治分野で点が取れないのは、単なる勉強不足。短答プロパーに過ぎないとはいえ、統治分野で無傷なら悪すぎる結果
予備試験の論文型模試だと、素点を合計して順位を出しますが、司法試験の論文型模試だと、採点者の甘さ辛さの格差を調整するため、偏差値換算して点数を出しています。前回の記事では、偏差値ネタを書いてみましたので、今回は、偏差値を使って予備試験の点数を考えてみます。予め断っておきますが、予備論文の成績表が郵送され、気になっている方向けの、お遊び的な記事ですので、悪しからず。1少なくとも、素点ではない予備論文の本試験の点数を見るに、一桁順位でも500点満点で300点前後であるこ
哲学者さんから「中村先生は現在の司法試験予備試験対策として肢別本の利用についてはどのように考えていますか?」というご質問をいただいたのですが、これまでにも同様の質問が結構あったので、記事で回答します。端的に回答すると、肢別の短答過去問集は、司法・予備の短答対策としては「ずれている」と考えています。理由は、以下の4つです。1.“本試験と同じことをする”のが最も効果的な試験対策だという根本的コンセプトからすると、短答本試験の出題形式を肢・記述ごとに分解してしまっている点で、短
本日より予備スタ論西口クラスがスタートしました。教室受講の方も増えてにぎやかな中講義をさせて頂きました。本日の振り返りとしては、皆さん情報に飢えておられることを感じました。これからも持っている経験を余すことなくお伝えする予定です。社会人の方ばかりなので、経営学的な視点も伝わり面白い講義になりそうです。併せて、合理的な方法論で大学生に打ち勝てるような内容にしようと思います。来週以降も宜しくお願い致します。今日の振り返りは、合格答案のイメージと短答と論文の一体化です。ま
最初に、成績を確認したとき、「不合格」の文字がありました。ぞっとしました。血の気が引くというか…。学部時代も含め、単位は全てとってきましたから、今までに、科目取得不合格という経験がありません。ましてや、それがダイレクトに留年につながるのですが、留年という経験もしたことがありません。そうです。法科大学院(以下、「LS」という。)は、「基本科目の不合格=留年」になる恐ろしさを抱えています。たった1科目でも、また100万円近く納めるのです。ある意味で詐欺です。