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★底本第一部p58~65★手塚による要約世界の背面・背後に神や原理を仮定して現実逃避する背面世界論者(宗教者や形而上学者)の動機を突き、大地への忠実を説く。★解説・本章最初の段落は主語の人称がやや特殊である。前文が「かつてはツァラトゥストラも…」と3人称となっているにも拘らず、後文が「そのとき、わたしには…」と1人称になっている。・ツァラトゥストラは一時期ショーペンハウアー哲学に傾倒していたようだ。当時のツァラトゥストラにとって、この世界は「不満な心的存在者の眼前に漂う
お久しぶりの更新、ちゅうたんです。今夜は読書記録。「読書力」斎藤孝著読書力(岩波新書)821円Amazon図書館から借りてきた本。最近、斎藤先生の著作がよく目に入ってくるので、続けて何作か読んでいる。今読んでいるのも斎藤先生著作の本だ。この「読書力」については、少し文調が強めだった。少し前に書かれたものだからだろうか。2002年に書かれているので、17年前の著作だ。今は書き慣れてきたのか、文調を変えたのか、柔らかい感じ。
★底本第一部p48~52★手塚による要約同志への教説が始まる。重荷に堪える義務精神から自律へ、さらには無垢な一切肯定のなかでの創造へ。これが超人誕生の経路である。★解説・「ツァラトゥストラの序説」はp47で終わり、第一部のp48~172は「ツァラトゥストラの言説」という部分に入る。・「まだら牛」と呼ばれる都市に滞在しているツァラトゥストラは三様の変化について語る。三様の変化とは「精神が駱駝(らくだ)→獅子(しし)→小児(しょうに)と変化すること」を指す。・駱駝は重