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今回は嬉野流がテーマです。この前の棒銀シリーズでは、#1で▲77歩型の居玉棒銀を扱いましたが、それは右銀急戦というか▲26銀型からの仕掛けでした。その形に対しては、振り飛車は極論的に△31銀型でも受けきれるという結論に至りました。しかし、今回「嬉野流」と呼ぶ戦法は、いわゆる「鳥刺し」と呼ばれる仕掛けの事で、形で分類するなら、「▲77歩型左銀急戦(斜め棒銀)」になります(ここら辺の呼び方はこだわり出すとややこしいので、ここでは「嬉野流」で統一します)。この嬉野流の居玉棒銀は
今回は、相振りについてです。僕は余程のことがない限り居飛車にはしないので、相手が振り飛車なら、相振り飛車になります。振り飛車党でも相手が振り飛車なら居飛車にする方もいると思いますが、自分がやりたい振り飛車を相手にやられるだけでも癪な上に、それで負けたりしたら相当悔しいと思うので、それは今のところ選択肢にないです。振り飛車党であって、対抗形党ではないですし。そもそも、自分としては振り飛車の方が有力だと思って振り飛車をやっているので、わざわざ居飛車を持っていいよなんて妥協をするのは、筋と
石田流を主力戦法にしていますが、勝率が振るわないので改めてポイントを書き出してみます。雑な序盤ですが、なんというかそれなりにやれているのが現状。そこで石田流を指しこなすポイントを不定期でまとめていこうと思います。第一回はスピード棒金です。スピード棒金とは、居飛車側が玉の囲いを△4一金+△4二銀の最小限にし、飛車先の整備を最優先にしてきた構えですね。出現頻度自体はそこまで高くないですが、知らないと簡単に潰されてしまいますし、捌きの感覚を養う上では覚えておくべき戦型ですね。ちなみ
戦法選択、後手編です。先手の時は、一手目は76歩一択でしたが、後手では2手目34歩一択です。理由はもちろん、とにかく振り飛車をやりたいからですwただ、後手の時は先手と違い、石田流は基本的に目指せませんし、相手の指し方に対応する感じになります。大まかに言って、相手が振ってきた場合には、三間飛車で戦い、居飛車の場合は四間飛車にします。角交換できるならば、角交換四間飛車にします。これは先手での作戦と似ていると思います。では、具体的なパターンをちょっと書いてみます。2手目はこちらが34歩
最近相振り飛車戦において四間飛車が多く採用されている気がします。そこで実際の四間飛車の価値ってどうなのだろうと考えてみました。以前の私の価値観では、攻める位置が微妙なので三間飛車や向かい飛車に劣ると思っていました。しかし実戦で相手取ってみると、どれも一局だなあというのが率直なところ。そんなわけでメリットとデメリットを比較していこうと思います。ちなみに以下は角道を止めた四間飛車についての内容です。角道オープン型の四間飛車についてではないので、悪しからず。メリット6筋の位
三間飛車を指していると、『へなちょこ急戦』がどうしても気になります。『へなちょこ急戦』をご存じない方にも簡単に説明しますと、youtuberのsugerさんが考案された、角道を止める振り飛車、いわゆるノーマル振り飛車への指し方です。特に三間飛車対策として猛威を振るっており、ネット将棋ではかなり盛んに指されていますし、プロの実戦にも表れるほどの有力策です。上図がへなちょこ急戦の基本図ともいえる局面で、端歩や後手の駒組に多少の差異はありますが、ここから▲45歩と仕掛ける手が狙いで