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4月10日付近で孵化したヒメギフチョウの゙幼虫が、かなり成長してきた。すでに合計9鉢の゙ウスバサイシンを゙食べ切って室内飼育に移行している。孵化後10日ちょっとなので、3齢になったところだろうか。小さなウスバサイシンの゙入った鉢はないことはないが、葉の量は餌として使える程ではない。ウスバサイシンにランヨウアオイとヒメカンアオイを゙混ぜて室内飼育に移行した。合計68頭。23日現在、ほぼ全部の個体が3齢末の眠。26日夜には大量のウスバサイシンが食べられる。それまで寝て…ないだろうな。ランヨウアオイ
かなり分布は広いようなので、私がよく行く場所については、調べる気がある人なら分かるレベルで詳しく書く。場所は伊豆半島の西海岸、近くの海岸には比較的有名な温泉場がある。そこからはやや遠いものの、歩いていけないこともない距離の北西向きの沢沿い。沢からやや離れた場所に沿って途中まで舗装された林道が作られており、その林道の奥にはワサビ田がある。林道の両側には多数のカラスザンショウがあり、林道が何度か沢とぶつかるあたりが好ポイント。アゲハの種類としてはジャコウアゲハ、カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、
今日は先週出掛けた谷戸へ、どれだけ季節が進行したかを確認しに再度探索に出掛けて来ました。街道を進み谷戸への道を進むとキラキラと光るトンボのシルエットが!ヒラヒラと草地に舞い降りたので探すと、シオヤトンボの雄の未熟がヤンマの様に懸垂型で静止していたので撮影。トンボ科がこの様に止まっているのは初めて見る光景。ネットを出していないので素手で採集に挑むが案の定逃げられた…そうこうしながら谷戸には9:30に到着。時間が早いので手前の谷戸にミヤマカラスアゲハの探索に向います。入口の小川では川か
アキリデスグループに属する種は、東南アジアなど、海外にも多くの種がおり、私もマレーシアのキナバル山麓でカルナルリモンアゲハを採集して大喜びとか、そういうやり方をしていた時期もある。世界的に広く標本を集めるというやり方が可能なグループである。日本に限ると、本州中心に分布するカラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハと、奄美大島、沖縄本島などに分布するオキナワカラスアゲハ、八重山諸島に分布するヤエヤマカラスアゲハの4種が分布している。ミヤマカラスアゲハは、蝶に詳しくない人でも、知っている人は多いのではないだ
最初の交尾が成立した後、日を置かずに雌1頭と雄1頭が死亡した。特に雄の死亡は残念であり、これで残るは雌8頭と雄1頭になってしまった。かなりの数の雌が未交尾のまま残ることになる。それにしても成虫の死亡のペースが速い。全く餌を与えない状態でも、冷蔵庫の中で1ヶ月近く生きていることは珍しくない。羽化後2週間程で7頭の雄のうち6頭までが死亡するとは。生理活動がほとんど起こらない冷蔵庫の中と異なり、15℃ではアポトーシスなどの死亡へのステップも早く進行するということだろうか。10日に交尾させた雄も怪し
14日に餌を与えた後も死亡個体が出たので、そろそろ餌を与える間隔を狭めた方が良いと考え、19日に餌を与えることにした。羽化直後にあまり餌を与えすぎると、腹部がダブダブの感じになって産卵不能になることがあるが、低温とは言え羽化後20日も経過しているため、もうその心配は無かろうと言う判断である。その時、大事な交尾済雌に微かな元気のなさを感じた。飲み終わった後あまり動かないとか、静止状態での口吻の畳み方が若干緩いとか、餌飲みの時に腹端を曲げて産卵するポーズを取らないとか、そういう変化であり、すぐに死
前回の探索では後2週間もすればムカシトンボが活動するかな?と感じていたので、自分の直感を信じて馴染みの谷戸へ出掛けて来ました。ポイントには10時前に到着。早速一番手前の谷戸を探索します。ブレブレだが春の訪れを感じさせるクマバチが!マルマルモフモフした姿は相変わらず愛おしい。しかしながら、トンボや蝶は不発でシオヤトンボはおろかムカシトンボやミヤマカラスアゲハは皆無…次の谷戸へ移動。此方もシオヤトンボやミヤマカラスアゲハの姿は皆無…やはりフライングだったか…?散り際の桜を眺めながら
8月まで蛹を冷蔵庫で保存して年一化にするというやり方も考えられるが、得られる個体の健全性を考えると、北海道産などの一部の産地を除き、多分無理。年三化にしようとして4月の初めから苦労して餌を確保し飼育を始めても、第二化からの幼虫が高温多湿な時期に当たって全滅し、これも無理。年二化とし、7月から8月初めまでの「魔の期間」を、健康を維持できるやり方で低温に保って春型と夏型の間の期間を引き伸ばすしか方法はなさそうである。引き伸ばすんだから冷やすしかない。ただ、冷やすと一言に言っても、蛹の時期に冷やすの
屋久島のミヤマカラスアゲハの交配の話題は、あと1週間程かかるので、ここで最近羽化した長野県産ミヤマカラスアゲハをお見せする。昨年8月末に採集した雌からの採卵で得られたものだ。勿論累代飼育を予定しているが、交配の第一候補の雄はこれかな?ミヤマカラスアゲハと言うと、北海道が有名。もちろんはっとする程美しい個体は見るが、平均的に言うと、後翅に全振りして、前翅が暗い個体が多いように思う。その点、この個体は前翅も手を抜いていない。最近多いブルー系でなく、グリーンが強い点も累代意欲をそそられる。雌はこ