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結城真一郎さんの『#真相をお話しします』のレビュー(小説版)です。こちらは全5篇収録のミステリー短編集で、漫画化もされています。実は過去に、第74回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した『#拡散希望』だけは読んだのですが、それ以外の短篇は読んでいませんでした。しかし、のちに本書の映画化が決定し、私の大好きなMrs.GREENAPPLEの大森元貴さんが出演されると知り、ようやく全部読んでみる気になった次第でございます。記憶によると『#拡散希望』は面白かったはずなので、他もイケ
ハウスメイド2死を招く秘密(ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon(アマゾン)一気読み必至、驚きのサスペンススリラーだった『ハウスメイド』。その続編が早くも翻訳刊行!前作を読んだ方は、エピローグからの続きなのかどうかとか。あの人は再び登場するのだろうかとか。そして主人公のミリーはその後はどうしていたのだろうかとか、いろいろ疑問に思っていたはずです。その答えがこんなに早く知れるのは嬉しいのだけれど、本書の内容についても、前作に負けず劣らずの驚
横関大さんの『再会』のレビューになります。こちらはドラマ『再会〜SilentTruth〜』の原作で、第56回江戸川乱歩賞受賞作でもあります。あらすじ小学校卒業の直前、悲しい記憶とともに拳銃をタイムカプセルに封じ込めた幼なじみ四人組。23年後、各々の道を歩んでいた彼らはある殺人事件をきっかけに再会する。わかっていることは一つだけ。四人の中に、拳銃を掘り出した人間がいる。繋がった過去と現在の事件の真相とは。登場人物まずは主な登場人物をご紹介します。登場人物岩本万季子仲
#真相をお話しします結城真一郎による同名ミステリー小説を、Mrs.GREENAPPLEの大森元貴とtimeleszの菊池風磨のダブル主演で映画化。JAM'Sとsecondzの母ちゃんなので観るしかないよねえと夜勤明けに行ってきました。4月30日横浜駅の映画館は初めて水曜日は映画が安いのね。あっ原ちゃんも出てるんだわあ!映画が始まる前の予告編を観ていたら睡魔に襲われる。でもね。ドールハウスの予告を観て目が醒めましたわ。不気味過ぎたww#真相をお話ししますの真相は。。。。面白かっ
何しろ、元気なのが取柄の上の子3歳下の子は3か月ご優秀とかイケメンとかは付加価値で兎に角、普通なら良しで最高に幸せ鬱期グランマの願い情けないバァバで御免ね明日は息子家族が賃貸マンションから分譲マンション引っ越しで気になるんだけど。欝が酷くて3日間、寝込んでました趣味のクラッシュバレエも休んでいる臍を噛む
皆さまこんばんは♪今日は久しぶりに占いの話しますね。蒲田ジャズロックシティの相方ミヤは四柱推命でみるととても恵まれた命式を持ってるんですよ。食神という衣食住に恵まれた神様の星と信用・信頼の星である長生この2つを組み合わせると七福神の8人目になれる!とも言われるくらいに全てに恵まれる運命なんです。実は、ミヤも僕も食神×長生を持っているのです。ミヤの場合何に恵まれてるか?って個人情報になるから詳しくは話せないですが…小田原から蒲田に引っ越す際にも貯金が全く
『異変を見て見ぬふりをする現実』映画「8番出口」の感想になります(ネタバレありますので注意)目次映画「8番出口」素晴らしい芸術的で練りに練った映画でした。(ネタバレ注意です)(あらすじ)この短い単純そうなお話には、実はたくさんの意味があると思われます。ループで出会った男の子は母子家庭でお父さんを知らないという。映画の異変で出現した女子高生がいいます(おじさんのターン)「道徳すぎる」みたいな感想も見ましたが、道徳と言っているのは、子供を助けなかった人が地獄の様になっ
★★★「幽霊刑」「夜明けが遠すぎる」「壁の中」「目撃者」「廃墟で○○してみた」「五人目の呪術師」六話収録の独立短編集。自己肯定感が低い私。人生で『あーあ。』と思った事は数知れず。『後悔先に立たず』のことわざは、まさに私への教訓だ。本作の登場人物達も、色々しでかしている。一話の傍観罪による幽霊刑を受けた主人公は少し気の毒に感じたが、自業自得だと思われる登場人物多し。『Jミステリー2025SPRING』に収録されていた「廃墟で○○してみた」は再読だが恐怖感が半端な
色んな心配が重なって、心配症すぎる自分に怒りさえ感じる今日この頃ですもうなんの心配もしたくないお願い、私に心配させないで、、、って、かんじです。。私のようなタイプの人は、一つ心配が解消されたら、また次々と心配がやってくると思います。結局は、自分のマインドを変えないとだめなんですよね、、。やはり、前向きになるしかありません無心で食べるランチ🍖🍙癒やし癒やし。大好きなシュタイフのハッピーバッグ👜可愛いシュタイフボックス!入っていたのはー大谷翔平選手の愛犬デコピンをモデルにしたぬいぐるみ
香坂鮪さんの『どうせそろそろ死ぬんだし』のレビューになります。本書は、2025年第23回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作ということで、話題の一冊でもあるのですが、SNSの反応を見ると、どうも評価が低い。それはなぜ?と、気になって読んでみたら・・・なるほど。ざっくりなあらすじは以下のとおり山奥のある館で、余命宣告を受けた人たちが集まる二泊三日の交流会が開催されている⇒参加者の一人が突然死するが、その死因が病死なのか、殺人によるものなのか、はっきりしない⇒
11冊目:葉桜の季節に君を想うということ歌野晶午2025/09/01★ひとことまとめ★このどんでん返しはずるい!↓以下ネタバレ含みます↓作品読みたい方は見ないほうがいいかも【Amazon内容紹介】ミステリー文学賞&年末ランキング4冠!本格ミステリーの新時代を告げた記念碑的傑作!かつては探偵事務所で働き、いまは「何でもやってやろう屋」を自称して気ままな生活を送る「俺」成瀬将虎。ある日、高校の後輩のキヨシの頼みで、彼が密かに惚れている久高愛子の祖父の不審死と、高
※※※注意※※※「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。「『シネマ報告書2025』の掲載にあたって」ラストそこで終わるか★★★(C)2025映画「#真相をお話しします」製作委員会(2025年/日本/117分)【監督】豊島圭介【原作】
WOWOWで放送した海外ドラマの新作「MAIGRET/主任警部メグレ」の一挙放送をエアチェックしておいたので鑑賞…1話あたり1時間以下、1エピソードを前後編で描き、3エピソード、合計全6話で構成されたドラマ。言わずと知れた古典のミステリー小説「メグレ警視」シリーズを現代リブート…ドイルのシャーロック・ホームズの現代版である「SHERLOCK」みたいな作品という認識でいいんじゃないかな?自分はそこまで原作や過去作を詳しく知ってるわけでもなく…何本か、昔の映像化作品を見た記憶がある程度だけど…キ
吉村昭さんの短篇集です。”発掘短篇「日曜日」をふくむ未収録作品十四篇、初の文庫化!”とありましたので掘り出し物っぽいです。タイトル『死まで』に表されているように、とても生と死を意識されている作品が多いですね。普通に暮らしている平凡な日常の中に、ある日突然死はやってくる、みたいな。それは吉村先生が結核を患っていて、実際に死を意識したことが何度もあったからだと解説されています。吉村先生が胸郭成形手術を受けた話・・・当時その手術はまだ開発途上にあったとかで、”局部麻酔のみで行
小説紹介のけんごさんがオススメしていたので読みました。織守きょうやさんの『ライアーハウスの殺人』。内容は、ミステリ小説の王道=館×クローズドサークル×計画犯罪といったものになっております。さっそくですが、以下にあらすじと見どころをレビューしていこうと思います!<注意事項>二度読み必須の結末!表紙と裏表紙、そして帯にも重要な意味が隠されている!登場人物みんな嘘つきという筆者からのヒントを忘れずにお読みください※表紙の絵を担当されている平尾アウリさんのキャラクターカードを
昨晩YouTubeで『【完全版】変な家』の動画がUPされていたので観ました。「映画版が公開されネットでも配信された後だからかな?」と思っていたのですが、今朝のYahoo記事に『変な家』の翻訳小説が世界中で発売されるとあったので世界35カ国語で「変な絵」謎の覆面作家・雨穴氏のミステリー小説が翻訳出版徹子の書籍と並んだ(スポニチアネックス)-Yahoo!ニュース謎のホラー作家、雨穴(うけつ)氏のミステリー小説「変な絵」(双葉社)が世界35カ国語で翻訳出版されることになり、黒柳徹
先日『四ツ谷一族の家系図』(沼堂幼太郎)を読んだ。一見、歴史書っぽいタイトルに見えないこともないけれど、もちろんミステリだし、ホラー。本の表紙に家系図が載っているだけでもちょっとわくわくするのに、そこに謎の×印なんてあると、どういう意味だろうと気になって仕方ない。あらすじは公式サイトから引用。古びた仏壇から見つかった奇怪な文言を記した一冊の古文書。都内の出版社に勤める四ツ谷武尊は、歴史学研究者の友人・沼堂幼太郎を頼り、家系図をたどりながら先祖の調査を始める。だが祖父
X:「映画版変な家」公式『変な家2』の中で登場する「ヒクラハウス」という建築会社に注目が集まっています。一見、架空の企業と思えるこの会社ですが、その異常な間取り設計や不気味な存在感が多くの読者に強烈な印象を与えています。そこで本記事では、ヒクラハウスの実態や間取りの意図、物語との関連性について掘り下げていきます。目次ヒクラハウスとは?『変な家2』で描かれるその正体物語に登場する架空の建築会社不自然で不気味な間取りなぜそのような住宅を建てるのかヒクラハウスの設計に込め
ドラマ十角館の殺人2024年3月にドラマ化されたと聞いてから、見たくてたまらなかった作品。年末に日テレで放送したのをやっと開封!私が初めて「十角館の殺人」を読んだのは二十歳の時。父か弟から借りた記憶がある。物語の登場人物に著名なミステリー作家のあだ名がつけられていて、エラリークイーンや、アガサクリスティのことはこの小説を読んで知った。それから綾辻先生にどハマりして館シリーズを全部読み、その後は京極夏彦、森博嗣と流れて今に至る。そんなミステリの原点とも言えるレジェンドの代名詞的な作品をドラ
こんにちは朝の記事も見ていただきありがとうございます♪『いつものお味噌汁に入れるだけ♪美容にもいい粕汁』おはようございます昨日の記事も見ていただきありがとうございます♪『【スタバ】桜ドーナツと、初日の洗礼。』おはようございます昨日の記事も見ていただきありがとうご…ameblo.jp面白い小説に出会えたときの高揚感もぅわくわくして、読める時間が幸せで楽しくて仕方ない!!今回はそんな一冊と出会えました白鳥とコウモリ*ネタバレを含みます。序盤で犯人が逮捕。同時に、過去の事件の真
※※この本を読んで一言※※若者による群像劇で、5人のキャラクターが立っていてその関係性がとても面白い。そして切ない!普段はミステリ読みの私には新鮮でした。※※※※※※※※※※※※※※※吉田修一さんの作品を読むのは「湖の女たち」に続き2作品目です。この作品は「湖の女たち」とはテイストは違いますが、人間というものを鋭く描いていると思います。良介→琴美→未来→サトル→直輝の順番で視点(主人公)が切り替わり物語が進行していきながら、時間も同時に進行しているので、新たな出来事
人気ロックバンド「Mrs.GREENAPPLE」の大森元貴とtimelesの菊池風磨が主演を務める。結城真一郎の同名ミステリー小説を映画化。都内のとある雑居ビルにある警備室。警備員・桐山と、彼の勤務時間中にたびたび訪れる友人・鈴木は、SNS上で突如注目を集め始めた謎の配信チャンネル「#真相をお話しします」のスタートを待ち構えていた。視聴者は、選ばれた参加者が“真実”を語ることで投げ銭を受け取り、有名になれるという仕組みに熱狂。次々と現れるスピーカー(語り手)たちは、自身の過去や他人
皆さま、こんばんは♪今日のBGMは高木里代子ヒメで月の光久しぶりに占いのおはなしでもします。よく当たる!と評判が高い占いのひとつに四柱推命(しちゅうすいめい)があります。四柱推命は生年月日と生まれた時間から四つの柱を導きだす占いです。古来、中国には陰陽五行という思想がありました。月と太陽を陰と陽の性質に分類しさらに木火土金水の5つの物質により世界の成り立ちを説明した思想です。中国版の宇宙の法則である陰陽五行思想をベースとして人間の一生にもある一定の法則
イキって本を読んでみようと思い154冊目に入りました。今回読んでみたのは「暗黒館の殺人(四)」(綾辻行人作)。ついに最終巻です!前回のラストで美鳥ちゃんと美魚ちゃんがちぎれちゃったんですけど大丈夫でしょうか…あの二人が死んだらショックすぎる。無事を祈ります。それでは感想を書き散らかしていこうと思います。適当なあらすじ美鳥ちゃんと美魚ちゃんが地震で階段から転落した。中也が駆け寄ると、繋がっていたはずの二人の体が離れ離れになっていた。お屋敷のお医者さんに話を聞くと、二人はすでに
死んだ木村を上演金子玲介あらすじ演劇研究会の合宿中に木村が死亡し、自殺と判断されてから8年後、当時の仲間たちの元に「木村の死の真実を知りたければ集まれ」という手紙が届きます。集まった4人の仲間の前に木村の妹・璃佳が現れ、兄を殺した犯人を探すため、当時の木村を演じるように要求します。4人の仲間は当時を思い出しながら木村を演じる中で、それぞれが木村の自殺の要因を持っていたことが明らかになっていきます。痛快な会話劇と叙述トリックが特徴の作品です。グッときたポイント「演じる」ことで見え
イキって本を読んでみようと思い153冊目に入りました。今回読んでみたのは「暗黒館の殺人(三)」(綾辻行人作)。前回の引きが怖すぎたんですけど……。ムカデがいっぱいいる穴に落ちた中也くんは大丈夫でしょうか?怖いよ〜。それでは感想を書き散らかしていこうと思います。適当なあらすじムカデの穴に落ちて気を失った中也は、注射の痛みで目を覚ました。話を聞くと注射されたのは玄児さんの血液だった。なんでも中也を救うためには、初代の奥様であるダリアさんの血を引く者の血液が必要だったのだという。
櫛木理宇さんは同郷の作家さんなので、内容的に重たいミステリーを書く方なのですが追いかけて読んでいました。が、ここのところちょっとキツくなってきておりまして・・・これを読みながら、もうやめようかな、という気持ちが何度か頭をよぎりました。出てくる人たちのジェンダー感がヒドすぎるんだよな題材は性犯罪、閉鎖的地域の性差別、虐待などで、女性や子供など弱くていつも犠牲になる人たちや、抑圧されている人たちを物語の中に描きつつそういう犯罪や差別に対する盛大な憎悪を表しています。なので、物語の行き着く先は
岡嶋二人らしく非常に凝った設定のミステリでした。6つの章から構成されていて、第一章がWHO?、第二章がWHERE?、第三章がWHY?、第四章がHOW?、第五章がWHEN?、終章がWHAT?となっています。それぞれの章で、ある謎の女性から異なった興信所に依頼があります。第一章WHO?「このカメラの持ち主は誰?」第二章WHERE?「Vで始まる2単語が印刷された緑のマッチの喫茶店はどこ?」第三章WHY?「発見された盗難車から後ろのシートが外されてたのはなぜ?」第四章HOW?「テープ
新川帆立さんのミステリー小説、新刊です。この方の作品は読みやすいし面白いですね!読んで最初に思ったのが、「これは本当の話なのか?作り話なのか?」でした。ルポライターが犯罪の加害者にインタビューするドキュメンタリー風の構成で、実際にあったかのような感覚を与えます。テーマは少年犯罪です。それと『目には目を』というタイトルにもあるように、復讐の是非に関して。というか、人の命を奪った者が償いとして差し出せるものは、究極的には自分の命しかないのかっていうことを問いか
Q:『灰色に塗りつぶされたマンションの絵』の正体は?ーーーーーー。A:優太の【本当の母親】今野由紀のお墓保育園の『お絵描きの時間』に、お母さんの絵を描きましょうと先生に言われたが、優太は前日に、お絵描きの事でママに叱られたため、ママの絵をあまり描きたい気分じゃなかった。優太は考え、閃いた。『お母さん』の絵を描くのだから、『ママ』の絵じゃなくても、いいってこと?『お母さん』=由紀の顔を知らない優太は、【由紀のお墓】が僕の知ってる『お母さん』の形だと、最初はお墓を描くつもり