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1.《チェネレントラ》で主人公が王子に思ったより攻めた告白のようなアプローチをしていてびっくりした(丁)2.《フィデリオ》で夫婦二人だけの歌で声が重なりあう瞬間感動した(英)3.ベッリーニの音楽に対する思想に、2014年の映画『セッション』の鬼教師の言葉に似たものを感じた(英)4.モーツァルトのオペラは一つの性格に収まらない(波)5.個人の作風を、伝東劇の台本を改変させてまで反映させる(《チェネレントラ》)というのもオペラの楽しみかたの一つだなと考えた(中)6.《サムソンとデリラ》の崩
1990年の初夏の頃を思い出しました。大阪でアマチュアのオペラ団体が《アラベッラ》をやることになり、私もエレメルの役で出ることになりました。この団体の主だった歌い手さんたちは、プロになれる実力を持っておられました。また、オペラ観劇経験も実に豊富な皆さんでした。誰が何をどんなふうに歌われたか、色々覚えています。いつ何を話しても楽しくお話しできる空間でした。それで、《アラベッラ》は役が多いということで、私のような歌えない人間もちょっとだけでも出ることになったのです。でも、そこで脇役がいか
1.《カリスト》の筋立てが面白く、台本だけでも買って読みたい、実演を観たいと思った(露)/《カリスト》の演出がとても面白かった(瑞)2.金子みすゞを題材にしたオペラがあること自体に驚いた。実存する現代の人を題材に出来るのが大きな発見だった(泰)3.キリスト教的な価値観が強く、それに附属する形で様々な形態が生まれたのは興味深くもあり、個人的視点からすれば窮屈であるように感じた(中)4.《ヘンゼルとグレーテル》で男性が女装していたり女性が男性の格好をしているケースが気になった。すべて女性でやる
METライブ・ビューイングの《セヴィリャの理髪師》を見に行ったら、メゾソプラノのアイグル・アクメトチナAigulAkhmetshinaがロジーナ役で熱演していました。1996年、この人の発声法には本当にむらがない。厚めの響きなのにすっきりしています。高いDまで出していました。「こんなに、ロッシーニに合うんだな」と驚きました。近々、《アルジェのイタリア女》にも主演するようです。実は・・・日本人の若手女性歌手が、ロッシーニのアリアを歌ったりする場合、皆さん一様に、慌ただしく落ち着きの
《カルメン》のいろんな映像を見比べる講演会の席上で、「エスカミーリョ役の理想的な歌手は誰でしょうか?」というご質問が出ました。これが、実は、結構難しいのです。例えば、超有名指揮者、超人気指揮者が振っている場合、特に、彼らは実は「耳の真実」をあまり気にしていなかったりします。つまりは、発音が酷くてもそんなに気にならないようなのです。そういうのは、見た目は役に相応しそうでも、一回聴いたら心が萎えてしまうのですね。といって、花形闘牛士となると、美声でもあまりに太っていると、「次の試合でダメになる
そうそう出てくるリズムではないのですが、まず、一番有名なものなら・・・名曲〈Takefive〉ですね。クラシックだと、この前解説を書いていたのですが・・・ショーソンの歌曲〈ハチドリ〉です。普段何気なく聴いていても、譜面をみて「あれっ!」となることがありますが、今回もまさしくそう。オペラだとラヴェル《スペインの時》の前奏曲もそう。1987年のグラインドボーンでの上演から。★★筆者の講演会や放送の内容、雑誌やブログ等に発表した文章などに関するご質問、ご感想、ご意見はすべて、『直接の対
本日も、講演会へのご来場を誠に有難うございました。以下、ご質問にお答えします。1.ソプラノ、岡田昌子さんのベッリーニ《ノルマ》への道:日生劇場の《メデア》(ケルビーニ)で注目された岡田さんですが、ご経歴を調べてみると、ノルマやアダルジーザの役を(コンサートなどで)歌っておられるようですね。全曲通しではないのかもしれませんが、ノルマ役に最も近い日本人ソプラノとして、ぜひ実演を聴いてみたく、引き続き注目してゆきたいと思います。2.パーセルのセミ・オペラ《アーサー王》について:英語字幕の映像なら私
歌声にも歌い回しにも不思議な味わいがあった女優さんだと思います。二重瞼に整形されたとき、「バタくさい」だのなんだの一杯言われていたことを思い出します(家にあった60年代の『婦人公論』でよくその話題が出ていた覚えがあります)。テレビなどで知る限り、何を言われても平然とされておられましたが、その勁い心構えを後年、間近で目撃することになりました。大阪から修学旅行で東京に来た時、青山1丁目の交差点でレインコートを着たいしだあゆみさんが信号待ちをしておられ、観光バスに乗った我々中学生が気づいて手を振る
《タンホイザー》のピアノ伴奏上演があり、「小さなホールで聴いたらどんな感じがするのかな?」と興味を覚え、観に行かせてもらいました。シアターゼロという団体さんです。衣裳が皆さんそれらしかったのはちょっとした眼福でした。キャスティングではエリーザベトとヴェ―ヌスが声の力を大いに発揮していました。ソプラノ・リリコとハイ・メゾソプラノという組み合わせでコントラストも効いていました。確かにワーグナーを聴いたという心地良さがありました。男声ソリストにも声の豊かな人が何人もおられましたが、一点、どうしても
わたくしの『マスタークラス』観劇直前に『エリザベート』上演が発表され、「全員トート」がトレンドにw大喜利モードの呟きも多々見られ、皆さんの妙なテンションが楽しかったです。ワタシ的には花ちゃんゾフィー観たいけど、シシィから転生(逆転生?)するには早過ぎるかな。だいもん&みりおシシィも楽しみだけど……チラッと本音言っていい?シシィ役、ちゃぴときいちゃんWキャストで観たかった。『マスタークラス』@ブリーゼ(2025.4.13(日)14:00〜)1階М列(ぴあ)【上演時間】2時間
ベッリーニの《ノルマ》といえば、マリア・カラス、それからジョーン・サザーランド、モンセラ・カバリエ、レナータ・スコットと続きます。ベヴァリー・シルズも歌いました。もちろん、アニタ・チェルクッティやエレーナ・スリオティスなど、短期間歌った人もいました。最近だとパトリツィア・チョーフィの名演が話題になりましたし、ロンドンでソーニャ・ヨンチェーヴァが急遽歌った舞台は映像化されました。日本では、マリエッラ・デヴィーアがじっくりと歌ってくれたのが印象的でした。カラスの〈清らかな女神よ〉は、きりっと
2025年がどんな一年であったかと言いますと、「財布を拾って警察に届け、忘れ物をする人に声掛けをし続けた」一年でした。スーパーマーケットなどで、私の目の前で商品を袋に入れている人の大半が財布を置き去りにするのです。道路を歩けば財布が落ちています。新幹線の中では切符を落とす人が非常に多い。薄い紙だし、気づかないケースが大半で、指さしたり、小声で伝えたり・・・よほど下を向いて歩いていたのかもしれませんが、「忘れ物ですよ!」と声掛けすると、皆さん、何度もお礼を言われます。ちなみに、私の場合、