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テレビドラマの『Vivant』を観ているので、仕事の合間についつい、いろいろな人の考察動画を観ることが増えました。地下鉄などでの移動の際にもスマートフォンで眺められたりで、結構有難いなと思っています。言葉が明瞭でとても聴きやすいのに、話者の方のトーンが単調になりがちな点が惜しい動画(どこか強調してくれたら!でも愛聴させてもらっています)口調に勢いがあるので耳に声が残る動画複数名で話しておられるので、音声だけでなく、映像ありの方が楽しめる動画などなど、いろいろ感じることがありました。講
手塚治虫の漫画『ブラック・ジャック』に、外科の名医でありながら、目立たない椎茸先生と言う人が出てきたと覚えています。ブラック・ジャックが、椎茸先生が注射をする際の技の素晴らしさに驚き、自分から声をかけた人でした。奥さんと慎ましやかに暮らしていて、大学の医局勤めでありながら、出世コースに縁のない、また、欲も無い人で、周囲からは腕前もあまり認められていなかったようです。でも、結果、椎茸先生の腕とお人柄が認められる日がやってくる・・・そんな内容でした。子供の頃に読んだ話ですが、非常に強烈な印象
堺シティオペラの《魔笛》、2日間公演のどちらも満員御礼であったそうです。客席の皆さんの反応も素晴らしく良いものでした。フィナーレで合唱団が勢ぞろいするとき、一人、外国の人が入っていたように見えました。身振りが引き締まっていて目立ちました。そのことに、どこか「ほっとしている自分」が居ました。欧米の歌劇場の合唱団には、いろいろな人種の団員たちが参加しています。日本も、そうなっても不思議ではないでしょう。能力ある人がその能力を、そのままに認められる世界であって欲しいと願います。来る10月
届いたばかりの英『Opera』誌を広げてみたら、演出家ピエール・ルイージ・ピッツィの特集記事が出ていました。驚いたことに、1951年に舞台美術家としてデビュー以来、95歳でなおも現役の演出家。いまはヘンデルのオペラ2作を手掛けていて、次に演出するのはヴェルディの《スティッフェーリオ》だとか!ピッツィといえば、「色を混ぜない演出家」。スタイリッシュでしなやかで美しい舞台を作ります。グルックの《アルミ―ド》をミラノ・スカラ座で演出した際は、割れんばかりの拍手喝采が20分続き、劇場の記録を塗り替
上演中のMETライブビューイング《ラ・ボエーム》で、素晴らしい新進ソプラノに出会いました。アルメニア出身のジュリアナ・グリゴリアン。ムラのない響きで澄んだ音色ですが、中低音域に強い翳りがあり、篤い心を感じさせてくれます。こんなに若くてこんなに完成度が高いとは。ひたすら励んできたのでしょう。他人と自分を比べることもないようです。自分と自分を日々比べているのでしょう。役柄に傾注し、若い娘役を本物の若さで演じ切っていました。肉体的な若さではなく、フレッシュな精神力で。十年先、彼女はどん
人間である以上、いろんな好みがありますが、私の中でその嗜好性は多少なりとも判断を左右するものの、ほかの人には全く関係ないものだと思っています。お茶の世界で「利休好み」という言い方がありますが、茶聖と呼ばれるぐらいの第一人者の好みなら、確かに「どんなものだろう?」と好奇心は湧きますね。でも、無名の自分の好みは、誰の参考にもならないのです。しかしながら、話題に窮した方が、突然、訊いてこられることがあったりします。昨日も「食べ物では何がお好きですか?」と唐突に質問されました。私の答えは「お菓