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東京・春・音楽祭R・シュトラウス《エレクトラ》(演奏会形式/字幕付)を東京文化会館大ホールにて(21日)。指揮:セバスティアン・ヴァイグレエレクトラ(ソプラノ):エレーナ・パンクラトヴァクリテムネストラ(メゾ・ソプラノ):藤村実穂子クリソテミス(ソプラノ):アリソン・オークスエギスト(テノール):シュテファン・リューガマーオレスト(バス):ルネ・パーペ第1の侍女(メゾ・ソプラノ):中島郁子第2の侍女(メゾ・ソプラノ):小泉詠子第3の侍女(メゾ・ソプラノ):清水華澄第4の
当ブログでは情報の速報性と独自性をモットーとしていますが、今週水曜に帰国後の疲れと海外からの友人の桜花見対応で、都響のサントリー定期のブログが遅れまして申し訳ございません。今年の桜の開花は遅く、イースター時期に来日した外国人観光客は花見はできず運が悪かったですが、昨日の花見は天気が良くないので、ソメイヨシノの写真映えが良くありません↓。さて、先週金曜日にベルリンでメータ指揮による壮大なブル8の大演奏会を聴いてしまったばかりなので、都響のブル3は期待度は弱かったのですが、まずまずの演奏だったと思
松坂屋美術館第79回春の院展松坂屋美術館で第79回春の院展に行ってきましたしかも、4月13日(土)の13時50分頃入場したのですが、何と14時から田淵俊夫先生のギャラリートークまであり、なんてラッキーなの。話につきないトークで花盛りでしたわ。まずは、今回のポスターである花かんむり宮北千織からスタートです。同人翳りゆく樹(Atreeshroudedinfog)西田俊英早春(Earlyspring)岡田眞治心底湖(Lakeat
Stage@Seven:Strauss:Serenade–Antares-Ensembleリヒアルト・シュトラウスは、何から何まで音楽にしてしまう。たしかに、ニーチェの哲学からサロメまで書き尽くしていますが、ロマンローランに言わせれば「手慣れて、見事な腕前だが、求心性がなく自己中心的だ」と手痛い批評を食らう羽目になる。しかし、こうも考えなければならない。求心的な音楽が常にあるのであれば、音楽はたちまち行き場を失ってしまう。訳もなく美しいことや、き
NocturnobyFranzStraussperformedbyDavidCooperショパンについて書いたら、ワルツとかマズルカとかノクターンかと考えてしまいました。至って単純な男なのであります。ノクターンは、色々な人が書いていますが、伝説の人と言えばフランツ・シュトラウスをまず選んで見ます。フランツ・シュトラウスは、リヒアルト・シュトラウスの父親で、有名なホルン奏者であることはどなたもご存知の通りです。シュトラウスは古典
今回は2015年6月オーストリアのウィーンからです。朝5時に家を出発しハンブルクからウィーンへ移動してきました。ハンブルクからウィーンは飛行機で1時間半ほどのフライトです。ウィーン近郊を飛行機から見下ろすと畑が面白い模様を作り出しています。空港からウィーンの市内まではシティエアポートトレイン(CAT)で15分ほどで到着です。ウィーン・ミッテ駅(Wienmitte)でU4に乗りかえて、カールス・プラッツ駅(Karlsplatz)へ。今回はこの近くのホテルをとっていたので、荷物を置いて早速
今日はパーヴォのN響定期へ行きました。2021年の9月に来日して以来ですが、久しぶりの登場のように感じます。前回の来日は池袋でバルトークだったと思いますが、コロナの隔離措置のせいか、ぱっとしない公演でしたが、今日は快演でした!R.シュトラウスの曲で1番好きなオペラが「ばらの騎士」、オーケストラ曲は「アルプス交響曲」は断トツで1番の好みです。カラヤン先生が大得意としていたR.シュトラウスのアルプスを聴いてから、この曲が大好物になりましたが、この曲はオケの編成が大規模で、ある程度キャリアを積んだ巨匠
今日は「秋の海外オーケストラ来日公演シリーズ」の8日目で、ソヒエフ指揮・ウィーンフィルのツアー最終公演です(明日からの10日間はほぼ毎日ブログ更新しますので、よろしくお願い致します)。今日の曲目は、今回の来日公演の中で2つとも、アジアツアー前のウィーン公演で演奏されていない曲で、本来はウェルザー=メストありきの選曲でした。ソヒエフが代役になり、この2曲を必死に研究した感じが伝わりました。ソヒエフはロシアやフランスものをずっと得意としていて、レパートリーが狭いと言われていたこともあります。N響定
みなさんおはようございます☀リヒャルト・シュトラウスといえば全ての曲に共通しているのは難易度が極端に高いということが一つ。しかしそれと同時に高い人気を誇る事実上ドイツ最後のロマン派作曲家です。指揮者としても活躍をした彼はベートーヴェンやモーツァルトなどの曲を指揮した録音が今も残されています。今回取り上げる曲はシュトラウスの曲の中でもかなりの大編成かつ難易度も高いシュトラウスの単一の交響曲「アルプス交響曲」です。まずこの曲ですが、録音に関してはシュトラウスの作品の中で最も少ない曲となってい
アルプス交響曲に出てくるような不安定な天候の中、今日もパーヴォ指揮N響のAプロ2日目に行きました。目的は筆者の大好物のアルペン目的ですが、全体としては昨日の方が良かったかもしれません。「ヨセフの伝説」は昨日とほぼ同じ印象でした。パーヴォは昨日同様に無駄な指示を出さずにスマートに指揮をする余裕さを感じました。後半のアルペンは昨日とは異なるものでした。「夜」「日の出」までは素晴らしい演奏で昨日の演奏を超える勢いがありました。ところが、「氷河」あたりから、トランペットとホルンの決定的なミスがあり、聴
あけましておめでとうございます。先月、友人からからクレージー過ぎるので、ブログをやれと言われたので、突然ブログを始めました。本年もよろしくお願い申し上げます。元旦はウィーン・フィルのニューイヤーコンサートに行って参りました。今年初めてニューイヤーを現地で行けるのは、本当にラッキーで感謝です。今年のニューイヤーの指揮者ウェルザー=メストさんはオーストリア人で、彼の曽祖父がヨハン・シュトラウスの親交があったそうで、現役のニューイヤーコンサートには最適の指揮者だと思います(ムーティさんは独特のテン
ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートの予習を兼ねて、ジルベスターコンサートに行きました。舞台の装飾や楽団員の服装などはニューイヤーと同じです。今回のコンサートは、15曲のうち14曲がニューイヤーコンサートで初めて取り上げられる曲ですが、どれも聴きやすく、新年らしいシュトウラス一家の曲を中心に取り上げられております(15曲目の水彩画は2002年の小澤さんの時に演奏されました)。ウェルザー=メストは、シュトラウス一家の楽譜をほとんど読み込んだそうで、今回のコンサートへの気概が感じられます。ウェル
年明け最初のコンサートは新年恒例のウィーン・リング・アンサンブル(以下、WRE)です。事前に、WREメンバーからは、今日のコンサートでは能登半島地震に配慮して、着用するのは燕尾服ではなくモーニング服、演奏中は様々な演出の工夫が凝らされていると聞いておりました。昨年までのクラリネットのオッテンザマーの代わりに、オッテンザマーの師匠だったJ.ヒントラーが参加していました。ウィーン・フィル(Wph)が国籍と性別の多様化を進めていて、ニューイヤーコンサートでは初登場の曲を多く取り入れてながら進化している
いつもお世話になっているピアニスト様とあわせ。合わせの前にやきそばぱん!今日は勉強し直したかったシュトラウスのヴァイオリンソナタを。一昨年に一度演奏したのですが、反省点や新たな発見や新しくやりたくなったこと出来ていたつもりが全然出来ていないこと、たくさんあります。音楽に終わりはないです。ずっと謙虚に向き合い続けます。そして合わせ終わりに、茶しばき。世界は広く狭いことを実感するこの頃です。ふたのしい
5月12日(日)の本番に向けて4団体合同リハーサルの3回目です。今回は尼崎市武庫公民館でみっちり3時間練習しました。まずは神戸クラリネットクワイヤー指揮者のS川氏より挨拶と確認事項などをささっと行い、練習開始です。前半はBrillante代表Aが指揮を担当前回のリハーサルをインフルエンザのため休んだので挽回しなきゃいけません💦・序奏とロンド・絵のない絵本〜第12夜〜絵のない絵本はアンデルセン童話の名作で全33夜のお話から第12夜のおはなし。西暦79年にイタリアのヴェスキオ火山の噴
レヴァインは先日のメットの来日公演を病気治療でキャンセルしたそうだ。演出に対する考え方が保守的などとも言われるレヴァインだが、こんにちのメットの隆盛がこの人あってのものだということは間違いないだろう。日本でこれだけ何度もオペラを振ってくれた指揮者は他にいないのではないだろうか?私も何度も聴かせてもらった。まだまだ頑張ってほしい。・R.シュトラウス:楽劇「エレクトラ」エレクトラ:HildegardBehrens,クリソテミス:DeborahVoigt,
こんにちは!カンテウムです。留学中につきレッスン等は休止中なのですが、ドイツでの学びを少しづつでもブログの形にすることができればと…。新たな試みです。今回はR.シュトラウス作曲の歌曲”Allerseelen(万霊節)”について。ドイツリートの中でもとりわけロマンティックな旋律で名高く、切なさを感じずにはいられない名曲です。もしまだお知りでない方がいましたらぜひ聴いていただきたいのですが、今回はその歌詞についてです。①原詩と対訳②詩の考察(一般的な捉え方)
先日、息子がジーンズのブランド、Levi'sリーバイスのことをレーヴィスと言っていて、可愛くて笑ってしまったのですが、これドイツ人あるあるで、ドイツ語読みって、大抵そのままカタカナ読みすればいいんですねこのレーヴィスもそうだし、他にもName(名前)はナーメ、Station(駅)はスタチオン、Tee(お茶)はテーって感じ簡単でしょ?!発音に関しては日本人には英語よりずっと言いやすい言葉だと思ってます!なので、息子もリーバイスのことをレーヴ
2024年4月18日午後7時東京文化会館上野セバスティアン・ヴァイグレ指揮/読売日本交響楽団R.シュトラウス:歌劇『エレクトラ』(全1幕)演奏会形式1時間45分休憩なしエレクトラ(ソプラノ):エレーナ・パンクラトヴァクリテムネストラ(メゾ・ソプラノ):藤村実穂子クリソテミス(ソプラノ):アリソン・オークスエギスト(テノール):シュテファン・リューガマーオレスト(バス):ルネ・パーペ他大編成のオケと独唱の歌手達R.シュトラウス1908年作曲、1909年初演の
みなさんこんばんは🌇今日のネタを考えながら練習をしたりしていたらすっかり夜になっていました…本日ご紹介していくのはリヒャルト・シュトラウスの名作オペラ「ばらの騎士」。指揮しているのはヘルベルト・フォン・カラヤンで後にウィーンフィルと録音したのは過去にブログでも取り上げましたがそちらも名盤とされています。今回の演奏はフィルハーモニア管弦楽団との演奏です。絶頂期を迎えたカラヤンとウィーンフィルとの演奏と、若さあふれるエネルギッシュなフィルハーモニア管との演奏2種類の「ばらの騎士」を比較しつ