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ノーベル文学賞作家カズオ・イシグロ氏のデビュー作の映画化「遠い山なみの光」を観ました。原作は読んでいました。1950年代の長崎と1980年代のイギリスを舞台にした、戦争と家族の記憶についての物語です。映画のクライマックスを観て「おー、そう来たか!!」と驚きました。小説を原作とした映画化にはいろいろあります。原作を忠実に映画化するパターン。大幅に改変するパターン。この作品は、最初は原作に沿って映画化しているな、と思いながら観ていたのですが、物語の革新となるクライマックスの
先月(6月)の一ヶ月間、日経新聞「私の履歴書」に早川書房/早川社長が執筆されていて、外国作品の版権獲得が如何に大変かよく判った。同社のご尽力に感謝したい。そして6月27日版にカズオ・イシグロ作品を同社が出版することになった経緯が説明されている。イシグロと村上春樹の2ショットも添えて。ファンとしては感無量だ。ノーベル文学賞受賞作家の主人公は知的で心穏やかな英国紳士であることが多い。主人公を素直にリスペクトして読み進めることができるので、読者は裏切られる心配もない。但し、後半に種明かし