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このような状況でまさか観ることになるとは青天の霹靂父はあと10年は生きられそうだったのに。黒澤明監督の『生きる』志村喬の鬼気迫る熱演でつとに有名だ。初老の男性が公園のブランコを揺らしながら歌う♪命みじかし恋せよ乙女‥‥‥これをカズオ・イシグロが脚色、ビル・ナイ主演で撮られたそれが『生きるLiving』。英語にするとだいぶイメージが変わる。しかもこれは名詞私は違和感があるがLIFEのほうがよいかといえば短い期間命を燃やす話なのでやはりLivin
「わたしを離さないで」第9話未来を取り戻す!!最後の希望の行方…全ての真実が明かされる運命の瞬間私達は全てを、取り戻してみせる。猶予を、勝ち取るんだ。**********一人で行くと言ったのは、提供までの自由な時間をもらえるという、猶予。そんなものがあるのかないのか、まず、それをはっきりさせたかったからだ。「何をバカなことを」と、鼻で笑われて、終わりかもしれない。トモがそんなふうに傷つけられるのを、私は見たくなかった。もし、猶予がなかったら、その時は、トモがで
ずいぶんお久しぶりな投稿となってしまいました。なんとほぼ一年ぶり!💦😓自分の中ではついこの間ストーンズのブログを書いた感覚なんですけど、、あっという間の一年でした。その間色々私的にあり、多忙を極め、ちょっとブログからも遠ざかってて、書く気力がなかった次第です。まあ実際はそんなこんなもブログに書けたら真の「アウトレット」になるのでしょうけど、どうもそう言うタイプのブログは書けそうも無い、笑。と言う訳で皆さんのところへもほとんど訪問出来ていません、ごめんなさい。また後で順次読ませて頂きますね。
とても、、重いテーマの作品を2つの作品の比較で語ります。(1つはエンタメ風味?だけど)重い話題は何曜日がいいものか、、。のどかな休日には似つかわしくないし週明け月曜日もキツい、、今日は土曜日、、週明けまでに「どよーーん」な気持ち吹っ飛ばせるはず、、。気持ちにゆとりのある方はどうぞ、いらっしゃいませ。ノーベル賞作家カズオ・イシグロ氏の小説「私を離さないで」(Neverletmego)映画化も連続ドラマ化もされました。私は、先に小説を読み、映画を観てあまりに辛
クララとお日さまAmazon(アマゾン)2,475円クララとお日さま[カズオ・イシグロ]楽天市場2,750円(あらすじ)※カバーより人工知能を搭載したロボットのクララは、病弱の少女ジョジーと出会い、やがて2人は友情を育んでいく。生きることに意味を問う感動作。愛とは、知性とは、家族とは。ノーベル文学賞受賞第一作。カズオイシグロ最新長編。※ネタバレしまくってます。溢れ出る思いをネタバレせずに語れようか。もっともっと語りたいが、勢いで書いているので
「わたしを離さないで」第10話(最終回)愛と希望の結末は・・・生きること愛することそして生まれてきた意味とは?3度目の提供は、特別だ。たいていの提供者は、3度目で終了を迎えるが、中には3度目を耐えられる体の持ち主もいて、彼らは、4度目の提供までは、心身ともに、過酷な時間を過ごすことになる。恭子)3度目で終わるのがいいって、ずっと思ってきたんです。でも…割り切れないところもあって。下等)彼はどう思ってんの?恭子)今は何の気力もないって感じです。
AF(アーティフィシャル・フレンド/人口親友)と呼ばれるロボットのクララ視点で描かれた世界。本編はクララが見聞きした情報しか描かれない。社会制度等のマクロ的な説明は一切なく、読者はクララを通してこの世界を断片的にのぞくしかない。この世界についてすぐに分かる特異な点は「向上処置」という遺伝子操作の手術が存在し、それを受けた者と受けていない者で溝があるということだ。※以降は完全にネタバレ多くは語られない本作の世界について、いくつかの記載を取り上げて考察してみよう。①向上処置についてほとん
『生きるLIVING』LIVING2022年イギリス・日本・スウェーデン映画103分監督:オリヴァー・ハーマナス脚本・製作総指揮:カズオ・イシグロ原作:黒澤明監督『生きる』(脚本:黒澤明、橋本忍、小国英雄)製作:スティーヴン・ウーリー、エリザベス・カールセン撮影監督:ジェイミー・D・ラムジー美術:ヘレン・スコット編集:クリス・ワイアット音楽:エミリー・レヴィネイズ・ファルーシュ衣裳:サンディ・パウエルメイクアップ:ナディア・ステイシーキャスティング:カーリーン・クロ
これはあまり誰も言わないことだから、あえて言っておこう。世間では、英語がペラペラしゃべれることが無条件で良いことのように考えられているようだが、実は英語があまり上手くなり過ぎると日本語が下手になるのだ。英語をマスターすることの重要性がこれほど声高に唱えられている昨今、英語に堪能でない私がこんなことを言っても、単なる負け惜しみにしか聞こえないのがつらいところなのであるが、これは本当である。例えば、ある程度の年齢まで日本で生まれ育ったけれども、その後長年海外で暮らしているような人がインタビ