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アードベッグ蒸留所が1997年に完全復活を遂げてから、私が常に待ち望んでいたのは、一過性の話題性ではなく「安定した中熟ボトル」のリリースだった。アードベッグのポットスチルは1980年代、その大半を沈黙の中で過ごした。ようやく一定の生産が再開されたのは1990年のことだが、それもすぐに途絶えてしまう。そして1997年、復活の立役者となったグレンモーレンジ社は、その再起を祝うかのようにヴィンテージ入り限定品を世に送り出す。それが、私がアードベッグを深く愛好するきっかけとなった「1990ア
新しいラベルへと刷新され、2029年の蒸溜所創設250周年を目前に控えた、アイラ最古をうたうボウモア蒸溜所。個人的には新ラベルの12年はかなり出来が良いと感じているが、一方で最近の旧ラベルをそれほど丁寧に飲み込んできたわけではない。とはいえ、蒸溜所限定のハンドフィルやアイラフェス限定品などは網羅しており、ヴィンテージごとの特性は掴んでいる自負がある。その経験に基づくと、2002年頃を境に、わずかなエグ味や青み、そして「紙っぽさ」がニュアンスとして現れるようになったと認識している。ただし