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細胞診はとても難しいです。多分、我々病理医は組織診をみているからこその難しさがあるとは思うのですが。昔、わたしは、『細胞診なんて、子宮頚がんの検診だけに特化すればいいんよ。まぁ、強いていうなら尿と喀痰と体腔液(腹水とか胸水とか)くらいは見てあげてもいいけどね』なんて思ってました。難しすぎて。でも、細胞診も、ちゃんとみることが出来て、次の検査への架け橋になれるのなら、捨てたもんじゃないと、今は思っています。ただし、画像検査で、『ほぼほぼ悪性、癌をめっちゃ疑います』の状態で
銀座みやこクリニック院長の濱元誠栄です今回は、2026年1月に詳細な結果が発表された注目の臨床試験「DESTINY-Breast08」について解説します。この試験は、HER2低発現(HER2-low)の転移性乳がん患者さんを対象に、エンハーツと他の治療薬を併用した際の安全性や効果を検証したフェーズ1b試験です。なぜ「併用療法」が注目されているのか?エンハーツは、これまで治療が難しかった「HER2低発現」というカテゴリーの乳がんに対しても高い効果を示すことが証明され、すでに標準治療と
銀座みやこクリニック院長の濱元誠栄ですシリーズ第3弾は、HER2陽性肺がんの新薬ヘルネクシオス(ゾンゲルチニブ)について。第1弾『肺がん治療に新たな免疫チェックポイント阻害薬リブタヨが登場!』銀座みやこクリニック院長の濱元誠栄です先日、非小細胞肺がんの治療で免疫チェックポイント阻害薬リブタヨが認められました!ブログでもコメントをいただいていま…ameblo.jp第2弾『ROS1陽性肺がんに新薬が承認』銀座みやこクリニック院長の濱元誠栄です肺がんの新薬/新治療が
🩺乳がんの「病理検査」って何?乳がんと診断されたあと、生検や手術で採取したがん組織を詳しく調べるのが「病理検査」。その結果は、今後の治療方針を決める大きなヒントになります。でも、最初にその紙を見たときは「HER2?Ki67?グレード?…何それ?」と、私も頭が真っ白になりました。時間が経って冷静になってから、少しずつ調べて理解できるようになり、「自分のがんの“性格”を知ることが、治療への安心につながるんだ」と感じるように。今回はそんな私の経験をふまえてまとめてみたいと思い
新規非小細胞肺がん治療薬のヘルネクシオスが発売されました。このブログを振り返ったところ、この分野の新薬は、約半年前に発売されたラズクルーズ以来のようです。あくまでも、ブログを振り返っての情報ですが…。5月21日に肺がん治療薬のラズクルーズが発売されました|「服薬指導のエッセンス」(じほうから新版が発売中!)この分野の薬剤について書く際、必ず記載することをここでも示します。■肺がんの分類●非小細胞肺がん○扁平上皮がん……肺の入り口近く……ほとんどが喫煙者