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SANGOROは蔵王の中腹にある。昔は数件のホテル、ロッジが同じように、蔵王温泉スキー場の中にあった。パラダイスゲレンデには、パラダイスロッジと蔵王スターライトホテル。中央ゲレンデには国際蔵王高原ホテル。ユートピアゲレンデと100万人ゲレンデの間のトドマツヒュッテも、かつては宿泊ができた。どの宿へも、ロープウェイで登りスキーで滑りこむか、ロープウェイの下車駅まで雪上車に迎えに来てもらわないとたどり着けなかった。今では、そんな宿は、ロッジドッコ沼とSANGOROしかない。日本中のスキー場
”「常宿」とは、主に旅行や出張などで頻繁に利用する宿泊施設のことを指します。特定のホテルや旅館を定期的に利用することで、その場所がまるで自宅のように心地よく感じられ、スタッフやオーナーとの付き合いも深まり、自分だけの特別な空間を持つことができます。”←引用私の常宿と言うには、あまりにもおこがましい蔵王温泉スキー場のForestInnSANGORO(三五郎小屋)。勝手に常宿に出来たらいいなと思っている。SANGOROは、蔵王温泉スキー場の中腹、中央高原の下部、ドッコ沼の近くにある。積雪の
SANGOROは7層からなるの大屋根の建物だ。1Fは2層目、エントランス、ロビー、フロント、レストラン(カフェ、食堂)になっている。1層目は地下ではないが、積雪時には雪の下となる。3層目(2F)以上が客室になっている。1Fには薪ストーブと暖炉があり、薪が燃えている。薪だけで全館の暖房としている訳ではなく、大きなヒーターもあり、各部屋には石油ファンヒーターが置かれている。ゲレンデの営業時間中、1Fは誰でも利用できるレストランとして営業している。目を引く建物に引かれて、中へ入れば薪の燃え
リフトも止まった17:00近く、人気がなくなった中央ゲレンデをSANGOROの灯りをめざして滑り降りる。エントランスで板を外し、スキー掛けに掛ける。一番近い薪ストーブ前のソファーに座り、ブーツを脱ぐ、ブーツはヒーターのそばに並べ、濡れた手袋はグローブドライヤーにさす。ドリンクバーで暖かいコーヒーをカップに注ぎ、薪ストーブの火を見ながら一息入れる。落ち着いたら、フロントで部屋の鍵を受け取り、部屋でスキーウェアから、楽な服装に着替え風呂に入る。SANGOROは1Fと地下に大浴場がある。温泉の
朝のSANGOROには、「ファーストトラック」がある。朝7時、ロビーに集まった参加者を、雪上車で、大平コースのスタート地点まで運んでくれる。ロープウェイの始発は8時15分、リフトの営業開始は8時30分、コース、ゲレンデにはまだ誰もいない。夜間積雪があれば、ふわふわのバージンスノー、積雪がなくとも、ピステンされて誰もシュプールを刻んでいない斜面が広がる。1日に一度だけ、SANGOROの宿泊者だけに許される至福の時。振り替えれば、自分が刻んだ、ただ1本のシュプール前には・・・大平コー