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インピーダンス・バランスの話がSNSで反響があり、以下に調べたことをまとめます。音響のバランス接続と言うと仕組みから説明できる方が多数かとは思います。では、インピーダンス・バランス接続についてはどうでしょうか?参考リンク:バランス接続(伝送)・平衡接続についてヤマハ株式会社【MGシリーズ共通】「バランス型」と「インピーダンスバランス型」とはどのように違うのでしょうか。上記にリンクを貼りましたが、インピーダンス・バランス接続とは疑似的なバランス接続であり、安価にバランス
NL4MPがモデルチェンジをし、NL4MPXXになりました。プラスチック量の削減、難燃性の向上が主な変更点です。左:NL4MP、右:NL4MPXX。正面のデザインが変更された左:NL4MP、右:NL4MPXX。背面のファストンタブのレイアウトは変わらないが、セパレータの形状が大きく変更された左:NL4MP、右:NL4MPXX。側面は大幅にプラスチック量が削減されている。質量が12.5g→10.0g(筆者実測)になったNL4MPのコンタクト形状。30Ar
RMEBabyfacePro用にDECKSAVERBabyfaceProFS&MADIfaceProcoverを購入してみました。DECKSAVER(デッキセイバー)は様々な機器に対して立体的なポリカーボネートのカバーを提供しています。「機材というものはケースがあって初めて運用が可能である」とは筆者の言葉ですが、RMEBabyfaceはそのケース(※付属のものではない)にしまう際にロータリィエンコーダがケーブル入れと接触してしまう事に悩んでいました。ある時、DECKSA
サウンドハウスでミドルアトランティックやSKBのラックを買うとM5のラックマウントビスが入らないんだよね、付属のものを使わないとねって話は音響あるあるかと思います。筆者はもう10年以上前からM5のタップを切りなおす作業をしていましたが、今回問題のM5とNo.10-32UNFビスの比較をしてみました。そう、実は単なるミリとインチの差なのです。M5とNo.10-32UNFビスの比較写真M5とNo.10-32UNFビスの比較ビスの詳細は以下・M5ピッチ:0.
「キャノンコネクタ」と聞けば音響・映像関係の方にはマイクコネクタである事が伝わるはずです。型式名XLR。このXLRコネクタにどのような歴史があるのか調べてみました。本記事の最大の目的は、後に調べる人に資料を残す事です。途中途中脱線しますが、ITTCANNON&XLRの歴史、Neutrikの歴史と合わせて記述します。1915年、JamesH.Cannonがカリフォルニア州ロサンゼルスにCannonElectricCo.を設立。1920年初頭にTypeMコネクタを開発
コロナに負けるな「StayHome」で安全に6月11日でこのブログ開設から11年になりました。開設当初の冗談のような「ぶっ飛びアイデア」で企画、実験、試作したグッズでした。それもそのはず、ダイナミックマイク+UTPケーブル(普通のLANケーブル)ではシールドさえ必要なく、それでいてハムが発生することもない、という「常識をひっくりかえしたような」マイクケーブル。こんな「トンデモ機材」をでっちあげた筆者自身、手放せない便利ケーブルとなって現場で活躍してきたのがコレ
マイクロホンキャリブレータを使ってみたいがクラス2を買ったところで結局クラス1が欲しくなるだろうし、まずはどんなものなのか安価な中国製の物を買ってみよう、と思い立ちひとつ購入してみました。性能は期待せず、NTiXL2でマイクキャリブレーションの作業をトレースしてみよう、との意図です。※計測音響分野では「マイクロフォン」ではなく「マイクロホン」表記ですので本記事はそれにならいます。中国通販サイトで1/2インチ用のそこそこ安い物(1万円程度)を買った。94dBの他、+10dBの104d
設備音響用の100Vハイインピーダンス→ライン変換器、TOAQ-MT118の紹介です。設備業にしか需要がない製品で、TOAには音声検知で起動信号を出力できる製品もあります(Q-AI001Aなど)。小型でラックマウントが可能な類似製品は下記もあります。参考外部リンク:共栄エンジニヤリング株式会社音声感知型リレーボックスJAB020HDこちらは起動信号も出力できる製品です。ハイインピーダンス広域放送圏内の建屋内連動放送向けに使用します。但し、頭欠けはしますので製品の特性を良く知
Neutrikの圧着式XLR(XXクリンプシリーズ)のNC3MXX-HA、NC3FXX-HAの紹介と端末処理の記事です。ノイトリックには24~22AWG(0.22~0.34㎟)に対応した圧着式XLRラインナップが存在します。今回はNC3MXX-HA、NC3FXX-HAを取り上げます。NeutrikNC3MXX-HA、NC3FXX-HANC3MXX-HAのパーツ構成NC3FXX-HAのパーツ構成一見すると、オス(ピン)側のNC3MXX-HAはパーツが
「汎用性を捨て、自分が使いやすい様に作る事」を第一に掲げたマグネット付きハンダリールですが要求があり、HAKKOのリール版を作成しました。『マグネット付きハンダリールと現場用ハンダ付け作業台を考える』マグネット付きハンダリール、この記事を書いたのは2009年です。現場でのハンダ付け作業の効率を見直そうと、このマグネット付きハンダリールを再設計しました。今回…ameblo.jpアルミット版とHAKKO版。HAKKO版は少し余裕を見ており他社のリールも収まる(但しぶかぶか)
こんにちは!今日は、夫婦で朝ラーしてきました🍜ランチに行くつもりが、腹ペコすぎて、朝の8時半に食べるラーメン😁パーキングエリアだと、朝早くから開いていてありがたい。と言うことで、裏から入れる高速のPAへ。(私の地元😁)いろいろなグルメ満載のなか、刺身定食と喜多方ラーメンで迷いましたが……刺身定食は10時からだったので諦めがつきました笑結果、朝は雨降りで寒かったのでラーメンをチョイスして正解🙆♀️あったまりました😊福島は、スッキリしない天気が続いていてまだまだ
先日、JAPRSが0VU=-16dBFSから0VU=-18dBFSへ変更を行うと発表がありました。引用(一社)日本音楽スタジオ協会(以下JAPRS)では、デジタルマルチトラックレコーダーが登場した当時の状況から「0VU=-16dBFS」を長く推奨値として来ましたが、現在のハイレゾリューション化やデジタルベースでの信号処理等の状況も踏まえて検討を進めた結果、「0VU=-18dBFS」を基本な推奨値として改定することといたしました。(2024年4月1日からの運用)ただし、業務
ベロ付ユーロブロック・コネクタの端末処理方法を本記事では取り上げます。こちらの記事を書いたのは2012年です。『ベロ付ユーロブロック・コネクタMSTB2,5/3-STZ-5,08』ずっと掲載したいなぁ、と思っていたベロ付ユーロブロック・コネクタです。会社では普段からこちらを使用しているのですが、Raneの製品に付属してきたので、「製品に…ameblo.jp2023年、このユーロブロックコネクタが付属してくる機材が増えました。増えましたが、これだ!といった端末処理方法が
NEUTRIKXLRTOPシリーズのモデルチェンジ品が販売開始されました。Blog内参考リンク:『NeutrikXLRTOPシリーズの紹介』2018年に発表されたノイトリックの新ラインナップ「TOP(TRUEOUTDOORPROTECTION)」から、NeutrikコネクタNC3MX-TO…ameblo.jp公式、XLRTOPシリーズリンクhttps://www.neutrik.co.jp/jp/products/xlr-connectors/xlr/top
基板で何か作るシリーズ・・・です。(シリーズものだったのか)過去の事例『NeutrikXLRコネクタのハンダ付けテンプレートを作成する』基板でカード状のテンプレートを作るの続編です。Blog内参考リンク:『NeutrikのD・DL・DLXレセプタクルの開口テンプレートの基板バージョン』@m…ameblo.jp『D-sub(DE-9)のハンダ付けテンプレートを作成する』基板でカード状のテンプレートを作るの続編です。Blog内リンク:基板テンプレートの話『Neut
カナレ電気4S8をNL4レセプタクルに接続する端末処理を考える話です。カナレ電気の既製品基準では、4S11はNL4に対してはパラ結線です。4S8+NL4の既製品ケーブルはありませんが、XLR4ピンになるとパラ結線となります。これはXLRのピンにハンダ付けできる大きさに限界があるためと考えられます。※同様に、NL4に対して4S11の太さは共にしてネジ留めで1ch結線にする事が出来ません。(NL4に対してネジ留めの限界は4.0㎟、ハンダ付けで最大6.0㎟。ハンダでは可能)従って、カナ
ちまたにあふれるロープロファイルXLR・・・AliExpressでアルミアルマイトモデルを購入してみました。前置きとして、紹介した物と同等の製品が今後も買えるか不明ですのでその点はご了承ください。メーカが販売してくれると良いのですけどね~・・・Blog内参考リンク:『SwitchcraftAAA3FBLP&AAA3MBLPの紹介』SwitchcraftXLRConnectorsAAALowProfileAAA3FBLP&AAA3MBLPの紹介です。ENGのフ
NeutrikDシリーズレセプタクルを調べてみる話です。XLRコネクタの歴史を調べてみた、の派生記事となります。Blog内参考リンク:『XLRコネクタの歴史を調べてみた』「キャノンコネクタ」と聞けば音響・映像関係の方にはマイクコネクタである事が伝わるはずです。型式名XLR。このXLRコネクタにどのような歴史があるのか調べてみま…ameblo.jpNeutrikは1981年に、ITTCANNON社製品では不可能だったXLRのオス・メスレセプタクルの取り付け開口穴の統一を行いま
PCベース音響測定ソフトウェア、RationalAcousticsSmaartV.7を導入してみました。(PHONICPAA3での簡易測定以外の)RTA系の測定をどのように行うのか?ハードウェアか?ソフトウェアか?悩んでいたところ、筆者のTwitterの音響(PA)系フォロワさんのなかで一番使用されているPCベース音響測定ソフトウェアがこのSmaartでした。起動画面測定画面Smaartの公式セットであるSmaartI-OとRTA-420v2
基板でカード状のテンプレートを作るの続編です。Blog内参考リンク:『NeutrikのD・DL・DLXレセプタクルの開口テンプレートの基板バージョン』@magicarchtecさんから突如として送られてきたNeutrikのD・DL・DLXレセプタクルの開口テンプレートの基板バージョンの紹介です。元ネタの…ameblo.jp金属加工用テンプレートをステンレスのレーザカットで作成したらコストが高く、基板で同じものを作成してもらったら単価が抑えられて広く配布する事ができたのが
おつかれーらいすみんなの相田です!もう最近暑くて半ズボンデビューしました!涼しくていい!そして最近野菜が足りてないと思ったので、野菜ラーメンを食べてきました。体に良い気がします。笑そしてキャンプに行ってきました。焚き火はいい牛久のキャンプ場に行きました。そしてホテル現場に梅子と一緒にステージマンでしたそんな感じで5月も頑張って行きましょう!🍺٩('ω')وジャ
小川です新潟でADAMSONE12、E219、S10フライングしてきました!E219フライング、私は初でしたが迫力のある感じでした今回はS7もLipで使用したのでADAMSONスピーカーが活躍していた現場でした!!そしてなぜか袖明かりが情熱的に❤️🔥最終的にはブルー明かりになっていましたが今回は赤なんだーくらいで赤で照らされてる袖も個人的には違和感なかったです新潟のへきそばもいただきました!美味しかった
堀江でございます\(^o^)/日中は暑い位の気温で太っちょの私は搬入搬出で汗💦だくになっております!そんな季節になりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?今月は会社内でチューニングの講習をしました。改めて勉強になりましす。また外部講師を招いてのテールゲートリフター講習ですこの様な講習もとても大切ですね。色々な現場にも伺わさせていただきました。久しぶりのバスケの現場若手も頑張ってくれてますコンベンション現場久しぶりに葛西さんの音も聞けて勉強になりました。E12も久しぶりに使用
Dante施工が今後増えるかなと思い、勉強の為、DanteVirtualSoundcard(DVS)を買ってみました。カード決済で簡単に買えます。参考リンク:https://www.audinate.com/products/software/dante-virtual-soundcardDanteViaでネットワークオーディオを試すPCのNIC(ネットワーク・インターフェイス・カード)をDanteのオーディオ・インターフェイスとして扱えるアプリケーションです。
数が揃え易い安価な音響測定マイクで・・・較正データもついて・・・と言う願いを叶えてくれる音響測定マイクがiSEMconEMX-7150です。iSEMconEMX-7150音響測定マイク※写真はEMX-7150-CF2音響測定マイク(ショックマウントホルダーセット)Frequencyrange10Hz…20kHzSensitivity6mV/Patyp.Dynamicrange~30…>140dBspl3%distortionlimits>143
@takasan_sueさんから、ZENSODMeterのフロー数を見てくれと頼まれたので買ってみました。時系列前後しますが、仕組みから説明します。まず、AudinateからDanteApplicationLibrary、略称「DAL」が発表されました。DanteApplicationLibrary|Audinate|ProAV'sLeadingNetworkingTechnologyDanteApplicationLibraryTopFeatur
SONNECTSoundWireUSBType-CtoXLRケーブルインターフェイスの紹介です。2023年の秋口くらいにInstagram他で広告を見て知り合いの音響さんで話題になっていました。2023年のInterBEEでエレクトリが取り扱う(元々SONEECTの代理店)事が分かりUSBType-C対応テストの一環として一つ発注しました。後述しますが、これが必要な状況はそこそこ限られています。SONNECTSoundWireUSBType-CtoXL
Dante関係で良く聞かれる事をまとめます。筆者は普段からDanteに慣れ親しんでるわけではありませんが、人からなぜか聞かれることがあり、調べていくうちに少し詳しくなりました。この辺、確かに分かり辛いな・・・と思える箇所があり、思った通り、その点に質問が来ることがありました。知っている人は当たり前でしょうが、実際の機器の挙動を参考例に適当に書き連ねます。最初に取り上げる機器はNeutrikNA2-IO-DPRO2in2outDanteI/Fです。Blog内参考リンク
Windows10,11を音響映像送出またはコントロール用PCとしてセットアップする話です。近年のWindowsは旧来のコントロールパネルから設定できる項目と、「設定」から設定できる項目が分かれています。目的としている設定項目がこの両方から設定できたのか、はたまた片側からしか設定できないのか・・・これらを習得するにはかなりの時間と数をこなす必要があります。例えばIPアドレスの変更ひとつ取ってみてもコントロールパネル系と・・・設定メニュー経由での変更も可能である・・・
AudinateDanteAVIOアダプタADP-DAI-AU-2X0(ラインレベルアナログ音声×2をDanteネットワークに変換)の紹介です。Dante関係で良く聞かれる事を書く為に購入したAVIOですが折角なので独立した記事として書いておきます。AudinateDanteAVIOアダプタADP-DAI-AU-2X0AudinateDanteAVIOシリーズはDanteの提唱・チップ供給会社であるAudinate社が販売している安価なDante変換アダ