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上演中のMETライブビューイング《ラ・ボエーム》で、素晴らしい新進ソプラノに出会いました。アルメニア出身のジュリアナ・グリゴリアン。ムラのない響きで澄んだ音色ですが、中低音域に強い翳りがあり、篤い心を感じさせてくれます。こんなに若くてこんなに完成度が高いとは。ひたすら励んできたのでしょう。他人と自分を比べることもないようです。自分と自分を日々比べているのでしょう。役柄に傾注し、若い娘役を本物の若さで演じ切っていました。肉体的な若さではなく、フレッシュな精神力で。十年先、彼女はどん
2月7日(土)、METライブビューイングで、『アラベッラ』を見ました。リヒャルト・シュトラウス(1864~1949)が、1929年から1932年にかけて作曲したもの。台本は、長らくコンビを組んで来たフーゴ・ファン・ホフマンスタール(1874~1929)。『サロメ』(1905)『エレクトラ』(1908)『ばらの騎士』(1910)などなど。そのホフマンスタールが、死の直前に完成させ。最終稿は、7月10日。亡くなったのは、7月15日。初演は、1933年7月1日。ドレスデン国立歌劇場。