ブログ記事720件
―膀胱全摘後の下腹部痛に起きていた本当の原因―本日は、久しぶりに来院された方のお話です。この方は、膀胱がんに対して膀胱全摘術を受けられた後、尿管狭窄を合併し、2年前に腹腔鏡下で尿管再建術を行った方です。術後の経過は安定していましたが、最近になって原因不明の下腹部痛が出現するようになりました。検査では「異常なし」痛みは突然起こり、いつ起きるかわからない持続時間も不規則という症状でした。地元の病院でCT検査、大腸内視鏡などが行われましたが、「原因はわからない」と言われ
—紅葉の中で思う、排尿トラブルと“GSM”の未浸透—森の里病院はその名の通り、森に囲まれたとても穏やかな場所にあります。今日は外来の合間に、窓から美しく色づいた紅葉🍁を見ることができ、少し心がほぐれる時間となりました。🏥午前外来はほぼ満員高齢者が多い地域ということもあり、排尿トラブルでお困りの患者さんがとても多いと感じます。前立腺肥大症、PSA高値、尿失禁などその中でも、“膀胱炎を繰り返す方が2名”いらっしゃいました。お話を伺っていて思うのは、この地域では、まだ「GSM(閉
港区医師会学術講演会で講演をさせていただきました本日は港区医師会泌尿器科会にお招きいただき、GSM(閉経関連尿路性器症候群)とMPPS(筋筋膜性骨盤疼痛症候群)についてお話しさせていただきました。日々診療をしていると、症状を臓器ごとに捉えるだけでは説明できない患者さんに多く出会います。今回も、泌尿器科・婦人科の垣根を越えた横断的な診療の重要性や、骨盤底という視点から診る意義についてお話ししました。講演中は先生方の反応がなかなか読み取れず少し緊張していましたが、終了後には多くのご質問をいただ
〜第14回千葉県婦人科内視鏡手術研究会で特別講演を行いました。〜2026年3月20日、第14回千葉県婦人科内視鏡手術研究会にて特別講演の機会をいただきました。本研究会は、千葉北総病院婦人科の市川雅男先生が当番幹事を務められ、「トラブル」をテーマに開催されました。一般演題も、難易度の高い手術や合併症への対応など実践的な内容が多く、非常に学びの多い会でした。私がお話ししたこと―原点から現在まで今回の講演では、私が婦人科合併症の修復術に取り組むようになった背景と現在の取り組みについ