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ハナブロ読者のみなさん、はじめまして英ウィメンズクリニック培養部門の魏といいます。6月25日~28日にデンマークのコペンハーゲンで開催された、The39thAnnualMeetingofESHREに参加してきましたので、レポートしたいと思います。ESHRE(EuropeanSocietyofHumanReproductionandEmbryology)は、ベルギーに本拠地をもち、アメリカ生殖医学会(ASRM)と並んで生殖医療領域における世界最大級の学会です。年に
さて、今回は私の発表のようすや聴講した講演についてご紹介しましょう。まずは私の発表について。『Geneticmutationsinwomenwithrecurrentassistedreproductivetechnologyfailure』(生殖医療反復不成功女性の遺伝子変異について)という演題で発表しました。今回のAnnualMeetingではOral発表とPoster発表の2つ種類がありましたが、私はポスター発表で、まだ国内の学会ではあまり見られないePost
前々回、前回と、会場や学会の様子をレポートしましたが、今回は学会の合間にちょっと学会場を離れて、コペンハーゲンの街に出かけてきたのでその様子をご紹介したいと思います。まずは学会場近くのホテルです。(ちなみに泊まったホテルではありません(^^;)外観がとても綺麗なので写真を撮ってみました写真ではちょっとわかりにくいのですが、壁は垂直ではなく斜めになっていていて、上層階ほど広くなっているという奇抜なデザインです美しい建物ですが、地震が起こった時は大丈夫かなとちょっと変
ヨーロッパ生殖医学会で、『透明帯の1/4をレーザーアシステッドハッチングで除去した胚盤胞は、凍結融解胚移植時の着床率と妊娠率が向上する』という興味深い演題があったのでご紹介します。胚の凍結は、透明帯の硬化が引き起こされ、胚の着床障害が起こる可能性があります。そのため、凍結融解胚移植時には透明帯を薄くする、または一部除去するレーザーアシステッドハッチングを行う施設が多くあります。また、胚盤胞を凍結する際に胚盤胞腔液と凍結液の置換が十分に行われず着床率・妊娠率を低下させる可能性が指摘されて