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こんにちは!胚培養士のY.Kです。毎日暑いですね。7初旬にヨーロッパの国際的な生殖医療の学会"ESHRE"に参加してきました。開催国はオランダで、日本の5月下旬ぐらいの過ごしやすい気温で快適でした。参加人数は11,647人で134か国からの参加なので、先に報告されているように会場はとても広いです。日本ではこうはいきませんね!今回ポスターディスカッションにて演題が採択され発表してきましたので、皆さんに内容を簡潔にご紹介させて頂きます。ポスターディスカッション・・・ポスターとつきますが口頭
2024.7ヨーロッパの生殖医学会(ESHRE)に参加しました!↓↓↓↓学会の詳細はこちら↓↓↓↓オランダの都市、アムステルダムへ行ってきました!!オランダと言えば美術、運河、風車と街並みが統一されており古き良き街でした。アムステルダムの郊外にあるRAIアムステルダムという学会会場にて、当院からは5名の胚培養士がポスター発表をし、うち1名がポスターディスカッションを行いました!それは別記事で詳しくご報告しますね♪学会会場のRAIアムステルダムは中がとても広
今回はESHRE(欧州生殖医学会)で発表した「Outcomesofblastocysttransferderivedfromoocyteswithsmoothendoplasmicreticulumclusters(sERC):滑面小胞体凝集塊sERCを有する卵子由来胚の胚盤胞移植予後に関する検討」について簡単にまとめさせていただきます。この研究は、卵子の細胞質内にsmoothendoplasmicreticulumclusters(sERC)と
7月8日~10日にオランダ・アムステルダムで開催されたESHRE(欧州生殖医学会)に3人(医師1名・ラボ2名)で参加してきました。当院からは2つの演題を発表をしました。Outcomesofblastocysttransferderivedfromoocyteswithsmoothendoplasmicreticulumclusters(sERC)Obstetricandneonatalrisksin7,378singletonsfollowing
こんにちは胚培養士のH.Tです。浅田院長と胚培養士5名が7月7-10日に開催される"ESHRE40thAnnualMeeting"に参加してきます。ESHREとは欧州生殖医学会のことで私たちの分野では最も権威のある学会の1つです。今回の開催場所はオランダのアムステルダムです!浅田レディースクリニックからは5演題の発表を行います。ポスター発表☆Euploidyrateofday4fullydevelopedblastocysts☆Thedevelopme
問題:ESHREAdd-onsworkinggroupのコメントとして記載されている内容で「誤って」いるものが次のうちひとつあるどれか?42.Duostimを一律全員に行うことは推奨されない43.早発卵巣機能不全、卵巣予備能低下、内膜菲薄女性に幹細胞療法を行うことは推奨されない44.腟内・子宮内胚培養装置の使用を一律全員に行うことは推奨されない45.内膜スクラッチングを一律全員に行うことは推奨されない46.全胚凍結は推奨される47.抗酸化
前々回、前回と、会場や学会の様子をレポートしましたが、今回は学会の合間にちょっと学会場を離れて、コペンハーゲンの街に出かけてきたのでその様子をご紹介したいと思います。まずは学会場近くのホテルです。(ちなみに泊まったホテルではありません(^^;)外観がとても綺麗なので写真を撮ってみました写真ではちょっとわかりにくいのですが、壁は垂直ではなく斜めになっていていて、上層階ほど広くなっているという奇抜なデザインです美しい建物ですが、地震が起こった時は大丈夫かなとちょっと変
さて、今回は私の発表のようすや聴講した講演についてご紹介しましょう。まずは私の発表について。『Geneticmutationsinwomenwithrecurrentassistedreproductivetechnologyfailure』(生殖医療反復不成功女性の遺伝子変異について)という演題で発表しました。今回のAnnualMeetingではOral発表とPoster発表の2つ種類がありましたが、私はポスター発表で、まだ国内の学会ではあまり見られないePost
ハナブロ読者のみなさん、はじめまして英ウィメンズクリニック培養部門の魏といいます。6月25日~28日にデンマークのコペンハーゲンで開催された、The39thAnnualMeetingofESHREに参加してきましたので、レポートしたいと思います。ESHRE(EuropeanSocietyofHumanReproductionandEmbryology)は、ベルギーに本拠地をもち、アメリカ生殖医学会(ASRM)と並んで生殖医療領域における世界最大級の学会です。年に
みなさんこんにちは!まだまだ暑い毎日が続くなか体調はいかがでしょうか。ご報告が遅くなってしまいました😢6/26-28に開催された欧州生殖医学会(ESHRE)に参加した様子をお届けします。学会の様子はこちらからもご覧いただけます↓海外の学会はどんな様子?【2023年欧州生殖医学会(ESHRE)】|浅田レディースクリニック(東京/品川・愛知)(ameblo.jp)コペンハーゲン観光記【2023年欧州生殖医学会(ESHRE)】|浅田レディースクリニック(東京/品川・愛知)(am
こんにちは!本日は、6月にデンマークで開催されたESHREにて発表した演題の内容をご報告いたします。発表の様子私は『IdentificationofaneuploidembryosusingcellfreeDNAinembryoculturemedium(培養液中の遊離DNAによる異数性胚の識別)』という演題をポスターディスカッション形式で発表しました。現在行っているPGTは胚盤胞の一部の細胞を物理的に採取して検査を行うため、胚への侵襲が懸念されます。そこで我々
今回の海外出張は、飛行機の便の都合もあり、観光をする時間もありました。観光スポットをいくつか紹介したいと思います!〇ニューハウンデンマークで人気の観光地です。カラフルでかわいい街並みがおとぎの国のようで、心ときめきました😊〇人魚姫の像コペンハーゲンは、アンデルセン童話の作者であるアンデルセンが半生を過ごした場所と言われており、そのゆかりから、「人魚姫」の像があります。有名な観光スポットなのですが、小さめのサイズ感なため、「世界3大がっかり名所」と言われているそうです
みなさん、こんにちは!胚培養士KMです。今回のESHREでは、当院から4題の発表を行いました!私は、"Follow-upsurveyofdeliveriesderivedfromDay7blastocysts"というタイトルで、ポスター発表を行いました。内容は、培養7日目胚盤胞由来の児について3歳までの予後調査結果をまとめ、培養5日目・6日目胚盤胞由来の児と比較して、体重・身長などの発育に差は無かったという報告でした。発表は終わりましたが、今後も引き続
こんにちは、胚培養士K・Yです。培養研究部では、患者様の卵子や胚を扱う臨床業務だけでなく科学の技術を進歩させるため研究活動にも力を入れて取り組んでいます!この度6月25日から6月28日にかけて開催される欧州生殖医学会(ESHRE)に参加します。この学会は不妊や生殖医療の分野の中で最も権威のある学会の一つです。今回培養研究部から4名の発表が選ばれました!(実は選ばれるのも結構難しいんです…)場所はデンマークのコペンハーゲン、アンデルセン物語の舞台となった町です。参加中の様子も随時お届けし
■ご質問内容sercと言われた卵は、そうでないものと何が違うのでしょうか?着床率や流産率に影響するのでしょうか?先天性の児異常の可能性が高いのでしょうか?移植は避けるべき、又は、後回しにすべきでしょうか?■当院からの回答SERC(SmoothEndoplasmicReticulumClusters)とは、採卵された卵子を顕微鏡で観察した際にみられる卵子の細胞質の構造のひとつです。SERC由来の受精卵を移植しても、特定の先天異常を生じるリスクについて、明確にはなっていませ
胚培養士、のY.Kです。秋の味覚がおいしい時期ですね。私は栗が好きなのですが、兵庫県宝塚で生産されている和栗"ぽろたん"おすすめです!さて、毎年ヨーロッパの生殖医療における国際学会である欧州生殖医学会(ESHRE)に参加させて頂いており、今年は現地(イタリア、ミラノ)とweb(オンデマンド配信)でのハイブリット開催で、webにて参加させて頂きました。参加者は世界130か国10,006人(東京ドーム約2個分!!)が参加しており、世界各国から知見の情報発信と収集が行われています。さすがESHR
2022年7月3~6日、イタリア・ミラノでヨーロッパ生殖医学会(ESHRE)が行われました。オンライン配信も行われ、当院からはポスター演題を1題発表しました。Thefateofirregularlydividedblastomeres:whydoes“Directcleavage”reduceblastocystdevelopmentratebutnotblastocysteuploidrate?(不規則分割割球の運命:なぜ「ダイレクト分割」は胚盤胞発
6月26日~7月1日に第37回ヨーロッパ生殖医学会(ESHRE)がオンラインで開催され、当院からはポスター演題を1題発表しました。続いて7月15~16日に第39回日本受精着床学会が神戸市で行われ(現地とオンラインのハイブリッド開催)、当院から1題の口演発表を行いました。ESHRESignificanceofthephenomenonofblastomereexclusionfromcompaction:Itsrelationtoirregularcleavag
今年4月、荒木重雄先生からメールが届きました。「肝臓がんで入院します。皆様にはもう会えないと思います」と書かれていました。本当に驚きました。その真偽を確かめようもなく、どう返してよいかも分からず、「エイプリルフールの冗談ですか?」という書き出しで長い返信を書きました。荒木先生とは、非常に長いお付き合いになります。個人的に初めてお話をしたのは、私がアメリカから帰国後の1996年、学会のシンポジウムだったと記憶しています。その後1998年に私は名古屋大学を辞め、家内の実家である中島クリニ
ヨーロッパ生殖医学会で『胚評価・選択に機械学習と人工知能を使用した場合、胚生検の使用を最小限に抑えることができる』という演題があったのでご紹介します。従来から移植胚を評価し選択する場合、形態学的評価を使用してきましたが、その胚が正倍数かどうかまでは判断できません。それを補完するために海外では、胚生検による着床前検査(PGT-A)が行われています。PGT-Aではその胚が正倍数であるかどうかの結果がでます。これによって正倍数胚を移植できる確率は高くなりますが、胚への侵襲的な影響が疑問視されて
ヨーロッパ生殖医学会(ESHRE)で発表された胚盤胞の直径と面積がIVF/ICSIサイクルの妊娠結果に及ぼす影響という演題について、ご紹介します。この研究では、胚盤胞直径及び面積と妊娠結果の相関を検討するために、2014年4月から2019年8月の間にタイムラプスインキュベーターで培養を行い、選択的単一胚移植を行った患者664人の胚盤胞面積と最大直径を測定し、臨床妊娠率を検討しました。胚盤胞直径は、妊娠に至った胚盤胞は184μⅿ、妊娠に至らなかった胚盤胞は160μⅿという結果になり
7/5~7/8でESHRE2020がオンラインで開催されました。その中から一部のポスター発表をご紹介します。Extendedtimefromsecondpolarbodyextractiontotwopronucleiformationisrelatedtoaneuploidembryoformation(第二極体放出から前核形成までの時間の延長は異数性胚形成に関与している。)この発表の目的は、“形態学的パラメータを使用して胚の染色体正常性を予測す
ヨーロッパ生殖医学会で、『透明帯の1/4をレーザーアシステッドハッチングで除去した胚盤胞は、凍結融解胚移植時の着床率と妊娠率が向上する』という興味深い演題があったのでご紹介します。胚の凍結は、透明帯の硬化が引き起こされ、胚の着床障害が起こる可能性があります。そのため、凍結融解胚移植時には透明帯を薄くする、または一部除去するレーザーアシステッドハッチングを行う施設が多くあります。また、胚盤胞を凍結する際に胚盤胞腔液と凍結液の置換が十分に行われず着床率・妊娠率を低下させる可能性が指摘されて
7月5日から8日までヨーロッパ生殖医学会(ESHRE)が開催されました。今年はデンマーク・コペンハーゲンで開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響でオンラインでの開催となっています。当院からも1題のポスター演題の発表を行いました。P-110:Irregularcleavageinearlyembryogenesisdoesnotreducetheeuploidyafterreachingtheblastocyst(発生初期の不規則な分割は胚盤
今回は参加したイベントについてレポートします。こちらは企業ブースの様子です。沢山の企業がそれぞれブースを設けて各社の製品や新製品などを展示しており、試したり、実演などもありました。規模は日本と違ってとても大きかったです。6/25日(火)20時より会場の近くにある大学内で『ネットワーキングイベント』に参加させて頂きました。会場内の様子です。軽い軽食とドリンクがあり、イベントが始まるのを待ちました。今回、posterpresentationのAwardの候補に選ばれ
6/24(月)、今回、posterpresentationに選ばれたため、ポスターの前に立って発表させていただきました。『ComparisonofoutcomesbetweenPiezo-assistedversusconventionalintracytoplasmicsperminjectionforhumanoocyte:AprospectiveRCTstudy』(ヒト卵子におけるPiezo-ICSIとconventional-ICSIの比較検
ヨーロッパで開催された『eshre2019』に参加してきました。eshre(ヨーロッパ生殖医学会)は年に1度ヨーロッパで行われる大規模な国際学会です。他にも同じくらい大規模な国際学会にASRM(アメリカ生殖医学会)があります。今年の開催期間は6/23(日)~6/26(水)で場所はオーストリアのウィーンでした。6/23に日本を出発し、成田から直行約12時間のフライトでウィーンへ。こちらが学会場の外観で、中はこのような感じです。会場の入り口で受付をし、そ
こんにちは‼ウィーン・シェヴェヒャート国際空港にて今日は、2019年のESHREについて、第10回として最後のまとめを情報発信させていただきます!!私見ですが、今回の学術的なトピックとしては、欧州ヒト生殖医学会(ESHRE)/オーストリア・ウィーン⑤でも報告した凍結融解胚移植についてです。当院としても着眼していたように、今回のこの学会も凍結融解胚移植関連の演題が学術奨励賞に輝いています。学会が選択する学術奨励賞は、客観的に複数名の偉い高名な方々が、「優れている!!」と評価をして
こんにちは‼既に学会は終わり帰国しましたが、まだ報告しきれていないことがありますので、継続して報告します。もう少しお付き合いください(笑)今日は学会には必ずあると言ってもよい、企業展示ブースについてお話しします。我々の関わる分野、特に生殖医療においては医師や看護師、胚培養士などのスタッフだけでは成り立ちません。他にも、卵胞を育てるためのホルモン製剤、卵胞を見るためのエコー機器、胚を培養するための機器、胚を培養するための培養液などが必要であり、これらがないと患者さんの治療を進めることがで