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先日、ブログの読者の方からの修理依頼があり、久々にCDP-X5000の修理をしました。症状は、ディスプレイの表示異常と音の歪です。今まで、ディスプレイの表示異常の個体には出くわしたことがないので、何が原因なのか、興味津々でした。動作確認をしたところ、再生動作自身は問題はないようです。上記の写真のように、ピックアップメカの左にデジタル部とコントロール部の電源基板があります。(すでにコンデンサーは交換されています)コンデンサーの劣化を考慮して、全数交換しましたが、変化な
先日、再生しないというジャンク品のSONYCDP-X5000を入手。以前の修理記事にも書きましたが、X5000やX3000、ESAやESJシリーズのサーボ基板上にあるキャパシタが液漏れを起こしていて、読み込みや再生ができないケースがあり、このキャパシタを交換することによって、正常に機能するようになります。今回入手したCDP-X5000も、確かにこのキャパシタが液漏れをしていたので、さっそく交換することに。動作確認・・・・変化なし・・・・・(^-^;デジタルサーボなので、サー
1986年にTechnicsから発売されたSL-P1200160,000円この年の第2回FMfanダイナミック大賞に選出されています。テクニクス独自のクラスAA方式をはじめとする高音質技術を投入して開発されたトップオペレーション方式のCDプレーヤー。スピンドルモーターにはブラシレスDDモーターを使用しており、高い信頼性と耐久性を確保しています。トップローディング式のプレーヤーは数少ないですが、この時代にこの形をデザインしたTechnicsの技術者の先駆的発想には脱帽です。
アキュフェーズとエソテリックのCDプレーヤーの聞き比べは、ゆっくり時間とってやりたいと思っていました。私の持っているのはDP-560とK-03Xsですので、どちらも今となっては旧モデルになりました。なので少々厳しい発言になっても問題ないと思います。(^_^;)エソテリックのCDプレーヤーはクロックを使用しない状態では、アキュフェーズのDP-560に音場再現で太刀打ち出来ませんでしたので、エソテリックのG-0を使ってルビジュムクロックを入れています。この時点でエソテリックのプレーヤーは、ア
サンスイのCDプレーヤーの中で最も高額であるCD-α917XR。当時、定価が160,000円と、その作り込みに比べるとありえないほどリーズナブルな価格で、当時でさえ30万円のプレーヤーと互角な贅を尽くした内容でした。今でも超人気のプレーヤーの一つです。たまにヤフオクに出品されますが、あっという間に高額になり、とても手が出ません。サンスイのプレーヤーは、トレイの開閉トラブルが頻発します。ベルトの交換だけでなく、トレイの開閉を検知しているセンサーの接点の劣化もあります。ピックアップメカ
大分のとあるH/Oで発見したCDプレーヤー.「再生しません.」のJUNK品でしたが,タバコ臭がしたのでピックアップレンズの清拭で何とかなるかなと思い,保護することにしました.1989年発売,定価は56,000円(税抜)でした.汚れてはいますが目立った傷もなく,比較的きれいな個体です.本機はDP-7010(1988年発売,定価59,800円)の後継機で,DP-8020(1989年発売,定価80,000円)の弟機に当たりますが,1980年代末の598クラスは激戦区で,本機はKENWOODにと
先日、久々にCDP-X5000を入手しました。ここ数年、ヤフオクにも出品される数が少なくなり、出品されるとあっという間に高額になってしまいますので、手が出ず、ここ1,2年入手できずにいました。久々に入手したCDP-X5000は、一応再生はできるようですが、認識するCDとしないCDがあるようで、ピックアップが劣化しているようです。まあ、このプレーヤーは、ピックアップの劣化とサーボ基板のICの不具合があるので、それを確認したくて、入手した次第です。さっそく、到着したブツの梱包
1997年にDENONから発売されたDCD-1650AR99,000円この年の第13回FMfanダイナミック大賞で大賞に選ばれています。あの天才オーディオ評論家の長岡鉄男が”S10Ⅱとの違いは判らないのではないかと思う。”と言わしめた、まさに名機。外見は前モデルのルのDCD-1650ALと同じですが、長岡鉄男曰く、シャーシの強度はS10ⅡよりDCD-1650ARが上回るところがあり、内部の回路はDCD-S10Ⅱとほぼ同じとなっているようで、非常にコストパフォーマンスの良いモデルに
1990年にPanasonicから発売されたSL-PS30029,800円Panasonicといえば、MASH1ビットDAC。エントリーモデルながら、しっかりMASHを搭載しています。ディスクを認識しなくなったということで修理依頼がありました。33年前のエントリモデルが今でも稼働しています。日本製の優秀さが光ります。早速、開腹。THEエントリーモデルです。翌年に39,800円でSL-PS700が発売されますが、それは、FMfanダイナミック大賞で評価されるなど、ビ
SANSUICDプレ-ヤ-CD-α317R1991年¥39,800CD読まず吐きだしてすぐ閉じます。2200円で購入バブル末期のサンスイのエントリー機です。外観ややラウンドした直線基調のデザインミュージックカレンダー、テンキー、リモコン対応ヘッドフォンボリュームDIMMER機能ランダム再生出力端子も固定可変アナログ2系統光デジタルと標準機能はそろってます。内部センターメカです。(メカは外してます、赤丸3か所で止まってるだけなので簡単に外せます。)右
1991年にESOTERICから発売されたX-1S490,000円この年の第7回FMfanダイナミック大賞で優秀賞に選ばれています。ESOTERICはTEACの高級ブランドで、TEACが100%株式を持つ子会社です。現在も商標権は、TEACが持っていますので、位置づけ的にはTEACのブランドになりますが、商品開発などは独立していますので、ブランドとしても独立したものと考えて良いでしょう。当時は、TEACの高級モデルという位置づけでした。前モデルのX-1をベースにブ
1990年にNakamichiから発売されたCDplayer2。この年の第6回FMfanダイナミック大賞で優秀賞に選ばれています。ミュージックバンクシステムを採用したCDプレイヤー。独自のミュージックバンクシステムを採用しており、音質や操作性を犠牲にせずに複数ディスク再生を可能にしています。合計7枚のディスクの連続演奏や50曲メモリー、7枚のフルランダム再生が可能です。以前からNakamichiのプレーヤーを手に入れたくて探していました。初期にはOMSシリーズがありますが、残念な
Audiosystemofthefourdimensionsオーディオの不思議な所は、組み合わせの妙で想像を超えたサウンドに成る事が有ります。以前、TVに繋ぐつもりでヤフオクで買っていたSPが余っていたので、普段鳴らすBGM用のオーディオをセットしてみた。ビクターとケンウッドが合併をした直後に販売されたスピーカーは最後にケンウッドの技術者が仕上げたSPと言う代物で、サイズを感じさせないスケール感のある鳴り方をしていた。スピーカーの品番は、KENWOO
1989年にYAMAHAから発売されたCDX-2020182,000円残念ながら、FMfanダイナミック大賞には選出されていません。4DACシステムのハイビットプレーヤーですが、無理くりのハイビットだったので、それに伴うような音質ではなかったと評価されなかったのでしょうか。ハイビット競争で一歩リードしていたYAMAHAでしたが、これ以降ハイビット競争は終焉し、1ビット時代に突入します。ヤフオクでもあまり見かけないプレーヤーですが、久々にジャンク品をゲット。トレイが開閉しないという
先日、ブログの読者さんから修理依頼がありました。1年前に中古で購入したけれど、読み込みが出来なくなり、ご自身でピックアップを交換し、フラットケーブルが劣化して断線していたようなので、フラットケーブルも交換したそうですが、電源を入れてしばらくすると白い煙が出て、その後一切電源が入らなくなってしまったようです。なるほど、やってしまいましてねって感じで、おそらくショートさせてしまったのでしょう。フラットケーブルが合わなかったのか、それとも他の原因で過電流が流れてしまったのか、何とも言えませ
先日、トレイの開閉しないというMARANTZのCD-34を入手。トレイが開閉しないのは、ベルトの劣化とほぼ決まっておりますが、このプレーヤーは、ギアの破損という厄介なトラブルがあることで有名です。神奈川県にあるアイテックというCD-34の修理で有名なオーディオ修理業者がありますが、この業者さんはこのギアを金属製にした特注の専用ギアを発売しています。CD-34の修理の時は、必ずこの業者よりギアを取り寄せて修理をしています。今回もギアを取り寄せて(ちょっとお高いですが。。。(^-^
1992年にYAMAHAから発売されたGT-CD2350,000円この年の第8回FMfanダイナミック大賞で優秀賞に選出されています。ちなみに、この前のモデルGT-CD1は、大賞に選出されています。GT-CD2は、ヤマハの木工技術を用いた60mm厚パーティクルボードのウッドベースと砲金鋳物製のドライブメカハウジングで構成されています。なので、とにかく重い・・・(^▽^;)以前から気になっていて、是非とも入手したいと思っていましたが、そもそもヤフオクに出品されることが少な
1999年にDENONから発売されたDCD-S10III220,000円バーブラウンの銘DACPCM1704を4基搭載のハイグレードなCDプレーヤー。トレイが開かないというジャンク品を入手。大抵は、トレイベルトが劣化しているのですが、こいつはとんでもないことになっていました。さっそく、開腹し、ピックアップメカと取り出します。開けてびっくり玉手箱\(◎o◎)/!ターンテーブルがない!!そうじゃなくて、クランパーに引っ付いている!!どうもこのターンテーブルにト
1992年にTechnicsから発売されたSL-P2000200,000円受注生産モデルで、新開発のS-アドバンストMASH・1ビットDACを採用しています。このD/Aコンバーターは、3チップ構成のアドバンストMASHに、新技術のアクティブフィードバックとアダプティブ局部量子化器を採用することでさらなる高音質化を図っており、4次ノイズシェーピングと64バイオーバーサンプリングによって理論ダイナミックレンジ145dBを実現しています。時折、このモデルを修理していますが、久々に再生し
底板を外して内部を観察します。337って、3シリーズですが、その後の5シリーズ相当なのです。それなので、中身が豪華です。メカはアルミダイキャスト性。その周りはGシャシーでしょうか。兎に角思いCDプレーヤーです。スライドレールは油切れするので、清掃してから滑りが良くなるように塗布。この裏側にピックアップ調整用の半固定があります。再生すると、てぃてぃてぃてぃと、音が鳴り読み取りし難い状態でしたので、これを調整して音が出ないようにした。ベルトはパンコードが使
大分のとあるH/Oで発見したCDプレーヤー.「再生しますが,トレイがすぐに閉じます.」のJUNK品でしたが,トレイの開閉を感知するスイッチの接点が汚れているだけだろうと思い,保護することにしました.1985年発売,定価は149,800円でした.薄汚れてはいますが大きなキズもなく,外観程度は良好.本機はDP-1100Ⅱの後継機で,KENWOODの当時の最上位機種だけあって,KENWOODが持つ技術のすべてと物量が投入された機体です.D/Aコンバーターには当時のSONYの最上位機種「CDP
1988年にDENONから発売されたDCD-161089,800円まさに898戦争の真っただ中の時代で、1987年と1988年のこの価格帯は上位モデルの技術をそのまま生かしていますので、コスパの良いモデルが多く発売されています。その一つがこのDCD-1610。ライバル機種は、ソニーのCDP-338ESDやヤマハのCDX-1020、サンスイのCD-α717EXTRA、ビクターのXL-Z711などがあります。どれも名機ばかり。残念ながら、このDCD-1610はFMfanダイナミック大
1991年にTechnicsから発売されたSL-P900100,000円受注限定品1991年第7回FMfanダイナミック大賞のCDプレーヤー部門で優秀賞に選出されています。上位機種にSL-P2000がありますが、こちらは残念ながら選出されていません。Technicsが威信をかけて開発したMASH・1ビットDACとデジタルサーボを搭載しています。理論上、変換時のひずみが生じないという触れ込みで、この時代一世風靡をしましたが、このモデルではさらに回路を洗練することで、高音質化を図ってい
2002年にDENONから発売されたDCD-1650SR120,000円この時には、すでにFMfanダイナミック大賞は終わっていたので、長岡先生がこのプレーヤーをどのように評価したかは分かりませんが、前モデルのDCD-1650AZをブラッシュアップさせ、上位モデルであるDCD-S10IIILで開発された技術を継承し、さらなる高音質再生を実現すべくチューンナップしたモデルとのこと。デノンの1650シリーズは、ずっと評価されていたので、このモデルもきっと大賞は取っていたであろうと想像でき
2001年にDENONから発売されたDCD-S10IIIL250,000円2001年10月にDENON(デンオン)からDENON(デノン)へと呼称を変更したのを記念して発表された限定モデルのCDプレイヤーとのこと。DENON独自のアナログ波形再現技術であるAL24ProcessingPlusを搭載しています。DCD-S10IIILでは、192kHzにも対応するAL24ProcessingPlusを採用することでより信頼性の高く高精度な演算処理を可能にしています。これにより、ハ
1986年にSONYから発売されたCDP-333ESD89,800円この翌年から、898戦争が勃発します。まだ、86年は15万円台のプレーヤーが評価され、CDプレーヤーが普及し始めた時代。翌年の87年からこの価格帯の技術が一気に10円台のプレーヤーに使われてきて、価格競争が激化してきます。この333ESDの上位機種にはCDP-555ESDがあります。第2回FMfanダイナミック大賞に選出されRている名機ですが、その555ESDの廉価版といえる333ESDは、CDメカが共通でDA
DENONDCD-7351998年39800円DENONのCDプレーヤーDCD-735CD読まず2200円で捕獲音飛びのブラック3300円もあったのですが、こちらを捕獲外観外観はゴールドでおしゃれなスタイルです。ボタンは必要最小限でシンプル内部内部はセンターメカのレイアウト、基板は両面なのか?ジャンパー線がたくさん。意外とスカスカ(メカは取り出した写真です)動作確認ですCDは回転しますが、TOCすら読みませんただ異常な高速回転とか、逆回転はし
2001年にSONYから発売されたSCD-XA777ES310,000円SCD-777ESの後継モデル。777ESは、SACDがマルチチャンネル非対応でしたが、このモデルはSACDがマルチチャンネルに対応しているようです。SA-DACを6個搭載しており、ステレオ2ch再生時は各チャンネル3個ずつのSA-DACを使用した贅沢な構成のようです。SACDもCDも再生しなくなったということで、修理依頼がありました。SACDは、ピックアップのレーザー出力が高いので、劣化が早いのは否めませ
ある方からDENONDCD-S10の修理の依頼がありました。症状は、トレイが勝手に閉まってしまうことと再生ができないということです。トレイが勝手に閉まってしまうような開閉異常は、リミットスイッチの接触不良がほとんどです。早速開腹して、ピックアップメカを取り外します。トレイをひっくり返しすと、メカの手前側にリミットスイッチの基盤があります。爪て止まっているだけなので簡単に取り外しができます。基板を取り外すと、こんなスイッチが顔を出します。隙間に接点復活剤を塗布して、数回ス
AMP3300Rを入手して以来、カルロス・カンダイアス氏設計の製品群の蒐集に取り憑かれたうしお。特にこのCD3300Rは玉数も多く、しかもジャンクだらけなのでまさにうしお好みな訳です。2005年発売、定価は45,00047,250円(税込)でした。なんやかんやで、いま手元には製造年の異なる3台の3300Rがありますが、どれもオーディオ回路の仕様が微妙に異なります。壱号機2005年製オーディオ回路が別基板。コンデンサーも大容量です。弍号機2006年製一体基盤になって配線がシンプル