ブログ記事1,661件
「鳥をつくる」メグ・マッキンレー生き物はつくるものではない。それが好きで欲しいと思って、観察して、作ってみようとする。構成要素を考える。形はできても、それでは違う。そして、生き物に近い鳥ができて飛んで行ってしまう。飛んできえていったことにせつなさと喜びを感じる。子も飛んできえていくとそう感じるのかもしれない。もちろんつくったものではないのだが。本物の生き物を作ることは実際には多分できない。そういったことを追究するのが、生物学や医学なのだろうか。ただ、いき過ぎると違う方向に向かう気もする。うち
「ぼくのねこポー」岩瀬成子自分の欲望のために嘘をつく。その嘘をつきとおすためにいじわるになり、苦しくなる。どこでケリをつけるか。その苦しさから脱却するためには本当のことを言うしかない。ただ、すべてが本当でなくてもいい。お互いがイヤな気持ちを持たない解決になった。生き物を所有物にするというのは、相手のことを考えたうえでないと、双方の幸せには繋がらない。ネコは所有物ではない。子も親の所有物ではない。
「結婚の社会学(ちくま新書1789)」阪井裕一郎常識を疑うのが社会学。個人と社会の関係を問う学問であるとも。そういう社会学的考え方を「結婚」に適応してみた本。常識を疑うことは社会の「別のあり方」「よりよき社会」を考えるツールになる。激しく大きく変化する時代にあって、結婚という制度が生む税制上のメリットを享受するためにという視点からの変貌が予測されるようでもあった。たくさんの切り口があり、面白い本だった。以下は文中引用。「結婚する人が減る→子どもが減るではない」→婚外子の存在。欧米では婚
「オフェリアと影の一座」ミヒャエル・エンデオフェリアは声が小さいので女優にはなれない。でも、芝居に関わる仕事をやる。時代の移り変わりとともにその仕事は不要になった。断らずにいろんな影を次々に引き受けて、それらの影と生活するその様子は怪しい人に見える。そして、追い出される。最後に引き受けた影は「死」だが、光に満ちた世界になる。いろんな人生はある。オフェリアは自分が選んだ人生に悔いを感じないように見える。自分で決めて選ぶ。追い出されても他者を責めたり、文句を言ったりしない。そこには悲壮感はない
今日も訪問ありがとうございます!「ITOGAIEN」です読者の方やみなさんの楽しみを増やしたくて小説「1011」の絵描きを録画してみました(上のリンク)画面に見える二人の男は小説の重要人物である仁流(ジンリュウ)と潮野(シオノ)二人は最強の武士家紋である「天那伎(アマナギ)」家の兄弟です背が高い方が長男の仁流、髪が短い方が弟の潮野ですが彼らの外見や衣装が相違なる理由は展開の核心内容ですのでまだ秘密ちなみに長男の仁流は今の時点では悪役のボス、弟の潮野は味方の仲間ですなぜ