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「障害者支援員もやもや日記――当年78歳、今日も夜勤で、施設見回ります(日記シリーズ)」松本孝夫障害者のグループホームで支援員として働くことになった著者。独り立ちはできないけれどという人の親から離れて生きていく場。あくまで「生活の場」。利用者はただそこにいて生活していくだけでなく、就労の場を持つ。就労形態にもいろいろあることはこの本を読む前から知っていたので、分かりやすくはあった。感情で利用者を叱らないというポリシーを貫けるのは、支援員という立場であることもあるだろうが、なかなかできないこ
「ひさの星」斎藤隆介星はしゃべらない、主張しない、ただ輝いて存在している。何年もかけて消える前の光が届いて見える星もある。そんな星を見るといろいろな思いが湧いてくることもある。自分の命を捨ててでも守らなければならない!とその道を黙って歩く「ひさ」。彼女の生き方は命果てても星のように輝いている。切ない読後感でした。
「パッチワーク」マット・デ・ラ・ペーニャ「きみは、いろんな音を出せる。きみは、シンフォニーなのだ」「そのパッチワークが、たとえ、ちぐはぐでも、いびつでも」「わたしたちは、みんな美しい」これを伝えるための本のように思いました。小さな布片が一枚の大きな布を作るように、個性ある一人一人が世界を作る。その存在はたとえ小さくとも無い部分があると穴になる。大事なんだよ、すべてのみんなが。そう思っている気持ちを感じて欲しい。
「じぶんだけのいろ―いろいろさがしたカメレオンのはなし」レオ・レオニ周りに合わせて変わるのはカメレオンだけではない。「郷に入っては郷に従え」というように周りに合わせるのは円滑な人間関係を構築する上で必要な術でもあります。ただ、そのようにばかりしていると、自分というものを見失ってしまう。終ページのようにいつも一緒にいる人が自分と同じ色(価値観)であれば問題が起こりにくいのかもしれない。でも、多様な人で構成された社会だからこそ発展もあるのだと思う。そんなことを思いながら読みました。
「暮らしは楽しくエシカルに」梨田莉利子へちまタワシについて検索していて出会った本。ちょっともやっと感があります。「必要以上にものを増やさず小さく暮らす」と言いつつも化粧水やリンスは作ってでも使うということに対する違和感。私は化粧水もリンスもなし。頭も含めて石鹸で洗うのみ。やっている内容に歪さを感じながら読了。家族がいると自分だけのやり方を押し付けるわけにはいかないのは事実ですが、この方の過去とのギャップも感じました。以下は文中引用とミニ感想。ものを持つということは、その「もの」と一緒に人生
「生くる」執行草舟著者自身が考え、体験し、核心となった事柄であり、血と涙が沁み込んだ人生観をあらわした短文集。共感できる部分が多い方だなあと思いながら、読み進めました。以下は文中引用とミニ感想。支えてくれたものは、知性でもなく、忠や孝といった高尚なものでもなかった。思想や哲学でもない。ほんの少しの人の情けだった。時間の淘汰を潜り抜けてきた事柄が、最も科学的で正しい。文化と伝統はそれほどにすごい科学的価値を持つ。食わない人間(食わなければ健康という意味での能動的生き方)とは、自己の人生を
「ガキ大将の森」徹底的に遊びをきわめ、体でつかんだ鋭い感覚を持つ著者。人間は自然の中に生きているが、文明がないと生きられない。どちらも大事にするという。質素でも本物ばかりの中で子ども時代を過ごし、美しいものを見きわめるセンスと育まれた自然にむける愛情を持つ崎野さんの文章は武骨な感じはするが温かい。子どもたちが小さいころ山散歩に良く出かけていたのは子どもたちに何かを残していると信じています。以下は文中引用とミニ感想。生きることは他の生命を奪うこと。「かわいそう」じゃなくて「愛」が必要であり、
「実用茶道具のあつかい3:風炉先屏風棚物水指水次」棚、水指の扱いの違いはお稽古の中でのスパイス的な感じのバリエーションだと感じます。ただ、毎度その違いに戸惑う部分でもありましたので、先生の言われたことを書籍で確認できてよかったです。手元に置きたいなと思う本のひとつ。茶道のお稽古をするようになって購入する本が増えました。今までは図書館で読むだけで手元に置く本は少なかったのですが、辞書的な感じで必要だなと思って購入しています。以下は文中メモです。棚の天板が円形のものは「陽」の扱いなの
「ゆうゆう2024年11月号」図書館の新刊雑誌クルージングにて。お気に入りの連載「心をひもとく禅の言葉(桝野俊明)」は「至道無難唯嫌揀択(しどうぶなんただかんじゃくをきらう)」えり好みしなければいい。与えられたものや環境をありのままに受け入れてこそ、その素晴らしさに気づくことができる。それが人生を豊かにするご縁になることも多い。「山川草木悉皆成仏(さんせんそうもくしっかいじょうぶつ)」中村桂子さん:健脚の秘訣は毎朝の庭のお手入れ。ぜいたくをしない、無理をしない、競争をしないという
「苦しかったときの話をしようかビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」」森岡毅親が子のためにと語り始めるとたいていそっぽを向かれる。文章なら伝える方も聴く方も冷静になれるだろうと「子供たちが将来や仕事のことを考える際の考え方」の虎の巻と書かれた本。多くのエピソードを通じた言いたいことがたくさん書かれている。最後にある「生まれてきてくれてありがとう!」がもっとも伝えたかった言葉となっている。タイトルにもなっている苦しかった時というのは、自分自身で自分の存在価値を疑う状況
「きものが着たい」群ようこきものにまつわる群さんのエピソードや群さんのお知り合いの方の着物に対する思いや着物の整理にお付きした時のことに関することなど。着物用語は知らないと分からないことも多いのは知らない人と話していると実感します。そして、そういう用語が自然に身に付くような環境ではなくなってはいますが、知りたいことに手を伸ばせば知ることができる環境にもなっています。母や祖母などを通して着物に関するいろんなことを伝承する時代ではなくなり、直接伝授してくれる身内がいなくともネットで知ることがで
「こぐまのいばしょ」ブリッタ・テッケントラップ自分の居場所がなくなったとき、どうやって新たな居場所を探すか。災害で居場所を失うことは誰にでも起こりうる。職場を変わった時、学校が変わった時なども居場所を新たに作る必要がある。みんなそれぞれ居場所を構築して持っている。誰の居場所でもない所は良い場所ではない。良い場所は誰かが先に居場所として専有していることが多い。居場所を失ったら、新たな居場所は時間をかけて構築していく必要がある。安心して過ごせる場、楽しく過ごせる場、やりがいを感じる場居場所
「老いてお茶を習う」群ようこ畳の上に直に正座で痛みを感じた初めての見学からお稽古を始めて約一年のお稽古日記のような本。高齢になってから始めたということで物覚えが悪く反省が多いお稽古という点は同じだなあと思いつつ読みました。言葉を耳にしただけではどんな字なのかイメージできない用語があると気になるところも似ている。バリエーションが多く学ばなくてはならないことが想像を超えて山のようにある世界。他の先生のところでのお稽古の様子が見える本で違いを面白く感じました。茶杓の銘というのは自分で考えるのは同じ
「こどもを野に放て!AI時代に活きる知性の育て方」養老孟司,中村桂子,池澤夏樹,春山慶彦YAMAP創業者の春山慶彦さんと養老孟司,中村桂子,池澤夏樹の三人との対談集。自然との関りを語り合うに適任のメンバー!対談の中に出てきた言葉は対談だからこそ発せられた言葉なのかもしれない。誰かを相手に話しているときには自分一人で考えているときには思いもよらなかったことが浮かんだりする。タイトルと内容はしっくりこない。でも、言いたいことは親と一緒に行動したい幼少の頃に自然の中に一緒に行ったりす
「ねがいの木」岡田淳大きな木は神的なものを感じる。願いが叶うと信じて生きるというのは強く生きられることでもある。そういえば、出自とかに関係なく、頑張ればできる、努力すれば結果は得られるということを示したいと思っていた。できることばかりでもないことも分かってきたが、未だにそういう部分は残っている。そう思うからこそ何かに向かっていける。そういう原動力がねがうこと・祈りにはある。「ねがいの木」のまわりには満足している人ばかりで願いを持っている人がいなかった。ふとねがいごとをつぶやく。さみしいから
今日もアクセスしていただきまして、ありがとうございます。私ごとにはなりますが、約3週間から1ヶ月に1回は歯医者さんに行きクリーニングおよび定期検診を受診しています。そんな私が、今回書評するのはこちらの本です。【タイトル】東京医科歯科大学を首席で卒業した名医が教える世界の一流はなぜ歯に気をつかうのか科学的に正しい歯のケア方法【原タイトル】ー【著者名】歯学博士・歯科医師・日本歯科総合研究所代表取締役社長森下真紀氏ここで質問です。あなたは、最近いつ歯医者
「耳が聞こえなくたって聴力0の世界で見つけた私らしい生き方」牧野友香子生まれつき耳がきこえない。だから、それが当たり前。ただ、周りの人とは違うということもきちんと理解している。頑張ってもどうしようもないことがあるという壁に突き当たっても、「できない理由」でなく「何ができるか」を探す。いつも前向きでいられないこともある。障害のある子を産んだときがもっともしんどかったのではないかと思う。子に関することは親として身に沁みてわかる。“喉元過ぎれば”で「なんとかなった!」と笑って話せるようななった著
「ひとかけらの木片が教えてくれること木材×科学×歴史」田鶴寿弥子人が生きるよりもっと長い時間を生きる木を畏敬の念を持って見ていた子ども時代を経て、木材解剖学の研究者になった著者。科学と人文学が融合した考古学者のような仕事。仏像、神像、狛犬、古面、茶室、和風建築などの樹種調査を行った様子が書かれています。木について知らないことが多いなあと改めて思いました。先日作ったお皿は欅。以下は文中引用。未来だけを見るのが科学ではない、古の知恵から何かを学び取り、未来へつなげ、役立てる。それが寺田の伝えた
「なごみ2024年9月号」図書館の新刊雑誌コーナーで新しいのが出るたびに読んでいます。特集は茶入。濃茶のお稽古をしたことがないですし、お茶会も薄茶ばかりなので、実物を見たことも触ったこともないです。それでもそれを拝見することに関する記述はよかったです。糸口になるのは千あるうちの強烈な“一”との出会い。→何か基準になるものがあるといいというのは何事にも共通するだろう。優劣というより特徴を見て知る。重み、手触りを感じる。→こういうのが可能なのが美術館でなく、茶会の良い所。唐物と瀬戸
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