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昭和48年。いまから45年前だが、天地真理さんは本当に絶対的な人気を誇る国民的アイドルだった。それが、打ち上げ花火が消えるように、ものすごい勢いで[人気]がなくなっていった。オレは当時、『平凡』というティーンエイジャーむけの芸能雑誌を作っていて、その現象を本人、渡辺プロの彼女のスタッフといっしょにいて、目撃、経験したのだが、その原因がずっとよく分からなかった。一般的には、新しく出てきた女の子たち、山口百恵さんとか桜田淳子さん、浅田美代子さんなど、後出の女のコたちにファンが移動したというふうにい
自分が一時期だが仲よく行き来していたタレント(というか俳優なのだが)で、ひとりだけ自殺してしまった人がいる。それが沖雅也さんだ。これは本当に、オレの目から見てもビックリするようなハンサムだった。★★★★★★★★★★1970年のオレが芸能記者として仕事を始めた時期、グループサウンズのブームが終わり、藤圭子やクールファイブ(前川清)の人気もそれほどでなく、にしきのあきら、野村真樹がデビューしたばかりで、芸能界のその先の方向性がはっきりしない、有力なアイドル歌手が誰もいない、空白の時期がし
この話はオレがどういうことがあって、大学を卒業したあと芸能雑誌の月刊『平凡』の編集をやることになってしまったか、また、『平凡』という雑誌で、最初、どんな取材をやっていたかの思い出話である。学生時代、一度は[日本にはいまこそ革命が必要だ]などと考えた学生のひとりだったオレが、それがどうして、就職活動のすえ、大手出版社のひとつだった[平凡出版]に就職してしまったのか。学生だったころのオレというのは、革命に憧れているくせに基本的にナンパで、可愛い女のコだったら誰とでもデートしたいという、全方
中島みゆきはかわいい顔をしているのだが、男の言うことを素直に聞かなそうな、気の強そうな印象をしている。恋愛対象としてはめんどくさそうな感じの女のコだ。オレは松任谷由実サンはもう何十年も前に、二度くらい取材、インタビューしているのだが、中島みゆきさんには会ったことがない。実物がどんな人か分からないが、彼女の詩はいいものばかりなのである。それを紹介する。まず「砂の船」という作品。誰か僕を呼ぶ声がする深い夜の海の底から目を開ければ窓の外にはのぞくように傾いた月
昔、こういう本を出したことがある。わたしは、大昔になるが、80年代から20世紀の終わりごろ、2001年に会社を辞めたのだが、芸能記者から横文字雑誌の編集者に転身して、石川次郎といっしょに仕事をするようになってから、海外取材が最も得意な編集者の一人に思われていた。これはPUNCH(平凡パンチ)で韓国特集を作ったり、TARZAN(ターザン)でオーストラリアの海の特集を作って、最後は石川とふたりでGulliver(ガリバー)という、海外旅行の雑誌を作って、その雑誌の編集長をやっていたからだった。
めったに食べないが、時々、むしょうに食べたくなるのが赤羽岩淵のまるます家の鯉こくだ。鯉こくは鯉の輪切りを甘辛いミソで煮込んだもの。川魚料理の代表的なモノのひとつ。わたしは東京のなかで、この鯉こく料理を食べさせてくれるところを一軒しか知らないのである。それが赤羽のまるます家。赤羽まで自転車で30分ほどかかり、始終いっているわけではないが、時々出かけていく。まるます家はかなり有名な店らしく、いついっても、昼日中いっても、人がいっぱい集まって、一杯やっている。もちろん、食事をしている人も
いわゆるポルノ女優の女のコと出会った話を書く。元祖ポルノ女優・池玲子さんである。一九七一(昭和四十六)年の十月二十四日に東京新聞で池玲子さんの取材をした。わたしはずっと日記をつけていたのだが、この日はノートに「池玲子と出会った。日本最初のポルノ女優ということで、どんな女性か、いろいろと空想していたが、新鮮な印象で驚かされた。児島みゆき、紀比呂子、関根恵子に初めて出会ったときのことを思い出した」と書いている。池玲子(以下敬称略)に出会った場所がなぜ東京新聞だったのか、そもそも彼女のインタビュー
先日、トップスのチョコレートケーキの話を書いたが、わたしは和菓子も好きで、とくにとらやの羊羹が大好物である。これにも子供の頃の記憶がこびりつくように付きまとっている。わたしは九歳の小学校まで、長野県の飯田市の川路というところで育った。家業はお菓子屋さんだった。そんなわけで子供の頃、お菓子食べ放題だったので、まだ小学生のうちに左右上下の奥歯が三本ずつ虫歯になって抜いてしまったので、わたしの奥歯の十二本は金属を被せた継ぎ歯である。話が脱線するが、歯の話はこれも一冊、本が書けるほどいろい
久々の更新になってしまいました。もう10月。2021年もあっという間。一日一日を大事にしなければと思う今日この頃。日頃お世話になっている●●銀行さんの新担当者さんから依頼されたのはREGAL(リーガル)製シューズ補修。ガラスレザーか・・嫌な予感がするな・・ドキドキしながら拝見。塗装剥がれとる!机蹴ったりゴミ箱蹴ったりしてんのかな?と思いましたがカブに乗ってるとこうなっちゃうとのこと。薄茶の部分は下地。ちなみに水洗いクリーニングしたら塗装がほぼ剥がれ落ちあっ