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聡ちゃんを後ろから抱き込んだまま横から顔を覗き見るとあーー。そりゃそうだわな?そんな顔しちゃうよな?顔いっぱい『?』ってなってる。だけどちょっと俺・・・・・・。中島の気持ちが分かる・・・かも。「この人さ・・・Mr.Jealousy・・・・・・だから。」「Mr.Jealousy?」「なるべくなら見せたくないんでしょ?寝起きの佐藤勝利を自分以外の他の誰にも。ほれ、勝利の寝起きは甘えん坊しゃーりくんだし。でも俺たち
勝利からそっと離れた中島。微動だにせず勝利の事を見つめている。時が止まった。動かない中島。動けない俺。どれくらいそうしていただろう。空気が動いた。中島が勝利へと長い腕を伸ばす。一瞬始まる?って思って焦ったがどうも違ったようで・・・・・・。だよな?さすがに・・・・・・ね?しないわな。中島は勝利の浴衣の乱れを両手でもって手早く治すと掛布団を勝利の胸元くらいまで引き上げた。その一連の動作に自分の宝物を他人に見せたくない見られたくないっていう気
強く抱きしめられた腕の中。しばらくすると『すぅぅ・・・。』と静かな寝息が聞こえてきた。ん?眠ったのか?・・・勝利?そっと体を動かしてみる。・・・動・・・いた。勝利が眠ったために拘束していた力が緩んだんだろう。そっとゆっくりと勝利から体を離した。俺の冷えた体を抱きこんだせいで逆に勝利の体が冷えてしまい体調が悪くなっても困るしね。そんな風に自然と思える俺の大事な存在。体を少し上の方へと移動させて勝利の顔を正面から見つめた。かわいい。本当にかわい
「・・・冷た・・・い・・・・・・。」勝利へと伸ばした俺の腕。耳から頬の綺麗なラインを輪郭にそってゆっくりと撫でた。すると俺の手に自分の手のひらを重ねてそのまま頬ずりをしてきた勝利。かわいい。あ〜〜もう・・・マジで可愛いすぎる。「・・・しょーーり?」さっきの自分の気持ちが再燃しそうでそれを落ちつかせる為に名前を・・・・・・呼んだ。すると勝利の口から「・・・冷た・・・い・・・・・・。」とのひと言が発せられ俺の勝利に対する態度が冷たかったのかと思い焦っ
常にまわりの様子を気にかけるこの子は自分のことなんて自分の思いなんていつも1番最後後回し。だから気づいてあげないと。この子が・・・・・・。勝利が言葉を発しやすい様に話しやすい様にそっと促してあげないと。けれどそんな俺の気持ちにもお前はきっと気づいてしまっているんだろうけど。それでもそうしたいとそうしてやりたいと思うほどに俺はお前のことが愛おしいよ。「しょーり・・・・・・勝利。」名前を呼びながら丸い頬を輪郭にそって包み込むようにそっと撫でた。
「おはよっっ!!ケンティー!!勝利っっ!!」「・・・聡・・・ちゃん・・・・・・。朝・・・から・・・元・・・気・・・・・・だね?」「朝だから元気なんだよ!!ほらぁ〜〜起きて!起きてよ!!」「・・・う〜〜ん・・・・・・分かったから・・・・・・。あと5分・・・あと5分だけ・・・頼むよ。」そう言って腕の中の勝利の髪に顔を埋めるケンティー。勝利なんて返事もないしピクリともしない。・・・・・・勝利だけじゃないけど。実はケンティーと勝利を起こす前
「しょーり・・・・・・勝利。」聞き慣れた甘い声。目を閉じていても誰かなんて直ぐに分かる僕の頬を包み込むように優しくなでる大きな手のひら。うん。分かってる。分かってるよ。もう起きないといけないんだよね。・・・・・・健人くん。当たり前だと思っていた事が当たり前じゃなくなる日。どうしたらみんなにとって個人個人にとっていちばんいい方向に進めるのか。時間をかけてみんなで個人同士で何度も何度も話し合った。既に結論は出ていた。僕はそれを認めて受け入れるのが
かわいいな・・・・・・。ふふ・・・寝ぼけちゃってる。今この場所に俺とお前しかいないってそう思っちゃってる?勝利?聡ちゃんびっくりして反対向いちゃったよ。掛け布団を上に引き上げふたり隠れるようにふたりだけの世界の中そっと勝利の唇に触れた。「しょーり子ちゃんは朝から大胆発言だな?」「あっ・・・風磨くん起きたの?」「聡ちゃん、おはよう。」布団の上で上半身だけを起き上がらせている風磨くんと目が合った。「おはよう。風磨くん。・・・えぇーーっと・・