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A-14これは見通し距離内における電界強度Eの計算式が与えられているので、半波長ダイポールによる電界強度E0の公式と角度が極めて小さい場合(θ<0.5[rad]のとき)のsinθ≒θを思い出せばあとは簡単な計算問題です。角度が極めて小さい場合(θ<0.5[rad]のとき)のsinθ≒θとできるので電界強度|E|はとできる。ここで半波長ダイポールによる自由空間での電界強度E0はであるからこれを代入するととなる。
A-19計算式が与えられているので楽勝のように思いますが、パラボラアンテナの開口直径Dが分かりません。絶対利得G=46[dB]が分かっているので、等方向性アンテナの実効面積λ^2/4πを用いてパラボラアンテナの実効面積Aeを計算し、そこからDを求めればあとは簡単です。まずG=46[dB]を真数に変換する。46=10logG(真)よりlogG(真)=4.6=4+(2×0.3)=4log10+2log2=log(10^4×2^2)=log(4×10^4)G(真)=4×10^4実
A-13正確な計算によれば、信号対量子化雑音比は量子化ビット数をNとするとで表される。従って量子化ビット数が2ビット増えるとSNRは6.02×2=12.04[dB]増加する。正確な説明ではないが、もう少し簡単に考えてみよう。下図のように4点(2ビット)と8点(3ビット)でサンプリングするときの量子化誤差のモデルを考えると、サンプリングが1ビット増えると量子化誤差(雑音)は1/2になることが分かる。すなわち量子化誤差(雑音)NQ=20log(1/2)=-6[dB]となから、S/NQ
B-5アアンテナ側を見たインピーダンスが最大になる点の電圧をVとすると上図のように表されるから求めるPtはである。イSZ0負荷Rが抵抗負荷のとき、Z0>Rの場合S=Z0/R、Z0<Rの場合S=R/Z0であるウエV0^2/4Z0整合のときS=1であるから②式にS=1を代入する。オ(1+S)^2/4S
A-17答えの単位が[dBμV/m]になっていることに注意して、考えていきましょう。まずF層1回反射の様子を下図に示します。F層反射点から大地に垂線を下ろすとその足は送信点と受信点の中央になるので、送受信点間距離800[km]を踏まえて三平方の定理を用いると送信点からF層反射点までの距離は500[km]と計算できる。同様にF層反射点から受信点までの距離も500[km]である。従って送信点〜F層反射点〜受信点間の距離dはd=500+500=1000[km]である。自由空間におけるこ
A-1まず電位のグラフを見てみよう。ここでx=0.1〜0.2[m]の領域は電位に変化がないことに着目する。電位に変化がない=電界がない・・・E=0[V/m]と考える。そうすると電界の強さのグラフ1・5は誤りとして排除できる。次に電位のグラフで変化する部分を考える。電位V=E・d(dは基準点からの距離[m])であるから、x=0〜0.1[m]の領域で考えるとV=E・xとできる。このとき(電位の)グラフは一定の傾きEを持った直線となるのでEは一定値でなければならない。従って電界の強さEが変化す
A-19FK501A-19に全く同じ問題があります。以下のブログをご参照下さい。『FK501無線工学の基礎(1回目)A-16からA-20まで』A-16(過去問類似FK408A-16など)頻出の問題で、論理回路と真理値表の組み合わせから正誤を判断します。論理回路を論理式に直して考えるという手もあり…ameblo.jp
A-6abを境界に右と左に分けて短絡部分をみたインピーダンスを計算し、その並列合成値が求める答えです。①ab右側上図のようにabから見たインピーダンスをZabRとするとである。②ab左側上図のようにabから見たインピーダンスをZabLとするとℓ1=λ-ℓ2、β=2π/λであるからである。従って求める①②の並列合成値をZとするとである。
A-7新傾向(類似過去問ありFA407A-8)過去問は初段が減衰器の3段構成で総合雑音指数を求める問題でしたが、今回は同じ3段構成ではあるものの初段は増幅器であり求めるのは所定のC/Nを満たすための所要入力電力という点で新しい設問となっていますね。問題を見ると与えられた数値はほとんどがdB表示(等価雑音帯域幅Bのみ真数)ですが、雑音指数を求める式は真数で計算しなければならないこと、問題文の最後に中途半端な真数(1.83)のdB値が与えられていることから、この問題はまずは真数で計算
最近1アマの国試で見かけるLCローパスフィルタについてまとめておきます。(1)基本形LCローパスフィルタの基本形はと覚えて下さい。基本形のインダクタンスがL/2、キャパシタンスがC/2になっていますが、これはT型にするときにコンデンサの合成容量がCになるように、またπ型にするときに合成インダクタンスがLになるようにするためと考えて下さい(見た目だけで深い意味はありません)。この回路の(電圧)出力/入力比が1/√2となる周波数を遮断周波数(またはカットオフ周波数)といいます。遮断
B-2新傾向アHcosecθイコセカント2乗特性ウ無関係にほぼ一定となる航空機で反射されレーダーアンテナに戻る電力がレーダーと航空機の角度のコセカントの2乗に応じて減少することから、これをアンテナで補正すれば受信電力はほぼ一定になる。エ狭いオCバンドこの問題は初出と思われる。ASRについては工学Aで詳しく学ぶが、2800MHz帯でCバンドである(ついでにいえばASRS:1300MHz帯、SSR:1030/1090MHz、DME:962-1213MHzとこれらはLバンドに
A-15Ad送信点Tと受信点Rを結ぶ直線(TR)との通路差がλ/2の整数倍となる点Pの軌跡(平面S上では同心円)について、平面SをTからRまで移動したときにできる回転楕円体をフレネルゾーンという。B上図において通路差は(TP+PR)ーTRとなり、これがλ/2の整数倍となるからOP=rとするとが成り立つ。この式の左辺を二項定理を用いて近似すると以下のようになりこの式からrを求めるとが得られる。
A-5過去問ありFA308A-7FA308A-7問題文が若干変わっており求める乗算器出力の順番も入れ替わっているので注意が必要ですが、基本的に求められる計算は全く同じと考えて良いでしょう。『令和3年度7月期一陸技無線工学A7/15(木)A-6からA-11』A-6・・・【2】ピーク電力は過去問で何度か出ていますね。これも過去問で解説しましたが(FA107A-3は平均電力を求める問題です)『FA107A-3…ameblo.jp三角関数の加法定理を応用した計算が必要な、
A-2新傾向半波長ダイポールアンテナの短縮率に関する問題は直近でFB507A-3で出題されており、過去問にも頻出の短縮率を考慮した素子の長さを求める問題でした。『FB507一陸技無線工学B(1回目)A-3』<過去問数値違いFB402A-5>半波長ダイポールアンテナの入力インピーダンスであるが、その特性上素子の長さを実際の波長に応じた長さより少し短縮させた…ameblo.jp私の記憶が確かならば、今回は短縮率から使用した周波数を求めるという「新傾向」の問題です。まずは復
A-15新問近年アマチュア無線界で大きな話題となり急速に普及している通信方式であるFT8,FT4などの技術的背景に関する問題である。INTRODUCTIONTOFT4ANDFT8byDOMMALLOZZI(N1DM)より転載1△1回の送信時間は数秒〜1分程度は正しい。「送信時間100ms以下のものは使用されない」という記述に関しては文献を探したが見つからず、判断に迷うところ。2〇ベースバンド信号(変調される前のパルス信号)をガウシアンフィルターで整形すること
A-1類似過去問あり(令和4年1月期2回目FA402B-5)まず過去問を見てみよう。過去問を覚えていれば解ける問題でしたが、何を隠そう小生は全く内容が理解できていません(笑)。折角の機会なのでしっかり勉強して後日改めて解説をする予定です。問題(2)ODFM変調の原理を覚えていればDFT(拡散フーリエ変換)は時間領域の信号系列を周波数領域の信号系列へ変換IDFT(逆拡散フーリエ変換)は周波数領域の信号系列を時間領域の信号系列へ変換することは分かると思います。FFT(
A-9新傾向(類似過去問ありFA212A-11,FA307A-10)FA212A-11やFA307A-10でもシリコン太陽電池についての一般的な設問がありましたが、今回は一歩進んで更に深い知識が必要な問題でした。1〇空乏層の説明であり正しい。2〇正しい。過去問(FA307A-10)ではpn接合の”界面”ではなく「”電極”にできた空乏層」という表記が誤りとされたことがある。3×実行変換効率と真性変換効率の説明が逆で、単結晶シリコン太陽電池ははその純度の高さ
A-6二乗検波器にeを入力すると出力電流iは(比例定数k)となる。このうち第1項kE^2{1+(m^2/2)}/2は直流成分、第2項(sinpt)は信号波成分、第3項(cos2pt)が第二高調波成分であるから、ひずみ率=第二高調波振幅/信号波振幅よりひずみ率=(kA^2m^2/4)/kA^2m=m/4である。従って題意より0.15=m/4よりm=0.6・・・60[%]となる。
A-8逆回路の過去問は平成21年1月期A-8に遡ります・・・『FK101A8(H21)逆回路のコイル・コンデンサの値の導出』ある2つの回路のインピーダンスの積が、周波数に無関係に一定値(=R^2)となる場合、これを互いに逆回路といいます。まずは上図の回路A・Bにおけるインピーダン…ameblo.jpR[Ω]に対する逆回路は①CをL、LをCに変更する(取り敢えず形だけ変えて、インダクタンスや静電容量の変換はあとから行う)②直列接続は並列に、並列接続は直列にすることで作ることがで
A-11過去問ありFA308A-11令和3年7月期2回目FA308A-11に同様の過去問があります。『令和3年度7月期一陸技無線工学A7/15(木)A-6からA-11』A-6・・・【2】ピーク電力は過去問で何度か出ていますね。これも過去問で解説しましたが(FA107A-3は平均電力を求める問題です)『FA107A-3…ameblo.jp1〇電離圏遅延量D=40.3N/f^2(N:電子数、f;周波数)であるから、2周波以上の測定で遅延量を測定できこれを補正でき
A-19過去問ありほぼ同じ:令和4年8月期A-18令和4年8月期A-18で初出のスイッチング・レギュレータの文章問題ですが、今回は選択枝「5」を改変して出題されています。1〇正しい(前回は文末が「損失が大きい」・・・誤りとして出題されました)2〇正しい3〇正しい4〇正しい5×誤りスイッチングパルスの周波数は数十KHzから数MHzである。正確な周波数が分からなくても、数十MHzではアマチュアのHF帯や50MHz帯に重なって妨害を生じる恐れがあり、アマチュ
長らくお待たせいたしました。最近1アマの国試で見かけるLCハイパスフィルタについてまとめておきます。(1)基本形LCハイパスフィルタの基本形はと覚えて下さい。基本形のキャパシタンスが2C、インダクタンスが2Lになっていますが、これはT型にするときに合成インダクタンスがLになるように、またπ型にするときにコンデンサの合成容量がCになるようにするためと考えて下さい(見た目だけで深い意味はありません)。この回路の(電圧)出力/入力比が1/√2となる周波数を遮断周波数(またはカットオフ
A-6新問扱い(類似過去問ありF212A-7FA408A-5)前回FA212A-7で類似問題が出されましたが、このときはe=A(1+msinpt)sinωtで出題されていますので、今回とは計算式が異なります。しかも求める低周波出力電圧は高調波成分を含むひずみ波なんです・・・「無線工学の基礎」で勉強したところですが、覚えているでしょうか。【2024.1.26追加】令和4年7月期2回目FA408A-5で信号波成分と信号波の第2高調波成分の振幅を求める問題が出されていましたが、
A-12新傾向類似過去問FA307A-17FA501A-13過去問とは1・2・3の選択肢に内容が変更されていますね。1×BCH符号や畳み込み符号はランダム誤りに有効で、RS(リードソロモン)符号はバースト誤りの訂正に向いている。あるいはインターリーバを用いてバースト誤りをランダム誤りに変換して訂正する方法や時間ダイバーシティを用いる方法がバースト誤りには有効である。2〇改善できる振幅や遅延ひずみはタップ数が多いほうが収束が良好であるが、収束速度は遅くなるので収束誤
A-5新問これは初出の抵抗回路網の問題ですね。上図のように強引に対称形に持ち込んで計算してみよう。この対称形において中線(赤点線)が通る回路上の点は全て電位が等しいので、これらの点を結んでも回路に流れる電流は変わらないから問題中の回路図は以下のように書き換えられる。これを分かりやすく書き換えるととなる。この図の左半分については、(RとR/4の直列)//Rであるから左半分の合成抵抗RLはとなる。右半分は左半分の対称形であり合成抵抗は同じとなるので全体の合成抵抗値Rab=10R/9であり
A-3類似過去問あり(FA301A-3)(1)IとQの極性が同時に変化すると変調波の位相はπ[rad]変化する。(2)題意より送るデータの時間系列順に位相変化は①”0,0”+π/4②”1,0”+3π/4③”0,1”-π/4④”1,1”-3π/4であるから①→②→⑤→④→①と変化する。
A-10新問Aまずは普通のレーダーにおける最小分解能について復習しておこう。下図の2点A・BにおいてAでは送信波はパルス幅t[s]の間反射されるから、このt[s]の間でBからの反射波がAに届くことになるとA・Bの反射波は重なり合ってしまうのでレーダーでは分離して探知できないことになる。従ってA・Bを分離するにはAB間でレーダー波がBで反射してAに戻るまでの時間がt[s]より大きくなければならない。自由空間の電波の速度は光速c[m/s]であるから、AB間の距離をr[m]とすると2r>ctで
A-15搬送波電力C[W]、総合雑音電力をN[W]とすると題意より総合のC/N[dB]=16[dB]であるからC/N(真数)はとなり、C[W]=40N[W]であることが分かる。一方でシステム間干渉雑音電力をNsys[W]とすると題意よりNsys=N×20/100=0.2Nである。搬送波電力C[W]はシステム内で一定と考えてよいから(上式よりC=40N)、システム間干渉雑音電力による搬送波電力対雑音電力比をC/Nsys[dB]とするとと計算できる。
A-8類似過去問ありFA407A-101〇正しい2〇正しい3〇正しい4〇正しい前回は「複数台の常用UPSに共通予備UPSを接続したシステムで、常用UPSの故障時に共通予備UPSによる給電が可能であるが、共通予備UPSと常用UPSは同一の容量に統一する必要がある」で間違い。5×誤り「各UPSが完全に独立して運転しているため、容量や設計・技術等の異なるUPSの混在が可能で拡張時の機種選定の自由度が高い」が誤り。【解説】共通予備システム内の常用UPSは独立
A-3磁気回路の基本的知識を問われる問題ですね。磁束φ=起磁力(NI)/磁気抵抗(Rm)から導出します。磁気抵抗Rmは磁路の長さL、断面積S、透磁率μとするとRm=L/μSなのでとなります。