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A-19過去問ありほぼ同じ:令和4年8月期A-18令和4年8月期A-18で初出のスイッチング・レギュレータの文章問題ですが、今回は選択枝「5」を改変して出題されています。1〇正しい(前回は文末が「損失が大きい」・・・誤りとして出題されました)2〇正しい3〇正しい4〇正しい5×誤りスイッチングパルスの周波数は数十KHzから数MHzである。正確な周波数が分からなくても、数十MHzではアマチュアのHF帯や50MHz帯に重なって妨害を生じる恐れがあり、アマチュ
A-2頻出の過去問では一般解を求める問題でした。磁場内を移動する導線Dはコイルになっているので、コイルの誘導起電力e=ーdφ/dtとφ=BSを使って求めれば良さそうだということは分かると思います。(1)上図は図1を上から見たもので、コイルの辺dcがMの面pp'q'qに達した時間をt=0[s]とすると磁界(上図灰色領域)が貫くコイルの面積SはS=lvtで表されるからコイルを貫く磁束φ=BS=Blvtである。従ってコイルに生じる起電力の大きさ|e|=dφ/dt=dBlvt/dt=Blvである
入力電圧Vi、出力電圧Voとすると下図のように考えて、Vo=(1/2)Viであることがわかる。従って電圧減衰量は1/2である。電力は電圧の二乗に比例する(電力∝電圧^2)から、電力減衰量は電圧減衰量の二乗に比例する。従ってこの回路における電力減衰量は(1/2)^2=1/4となる。すなわちL=10log(1/4)=-6dBが求める答え・・・選択肢は「4」となります。さて、この問題ですが入出力の抵抗値(インピーダンス)が予め与えられている(75Ω)ので計算も簡単ですが、T形抵抗減衰器の部
A-22過去問ありほぼ同じ:令和2年12月期A-221〇正しい2×LF・MFは比較的電子密度の小さな下層の電離層で反射する。HF帯では電子密度の大きな上層の電離層でなければ反射しない。VHF帯以上では通常電離層を突き抜けてしまう。3〇正しい4〇正しい前回HZ212A-22では「2」の選択肢が「周波数を一定にして地上から上空に向かって電波を入射させたとき、電波の進行方向と電離層の角度が垂直に近くなるほど電子密度の大きな層まで侵入して反射される」が正しいとして出
A-10新問Aまずは普通のレーダーにおける最小分解能について復習しておこう。下図の2点A・BにおいてAでは送信波はパルス幅t[s]の間反射されるから、このt[s]の間でBからの反射波がAに届くことになるとA・Bの反射波は重なり合ってしまうのでレーダーでは分離して探知できないことになる。従ってA・Bを分離するにはAB間でレーダー波がBで反射してAに戻るまでの時間がt[s]より大きくなければならない。自由空間の電波の速度は光速c[m/s]であるから、AB間の距離をr[m]とすると2r>ctで
A-10類似過去問あり令和3年12月期A-8令和3年12月期A-8はオペアンプの反転増幅回路で電圧利得がdBで与えられ、このときのR1・R2の値を求めよという問題でしたが、今回はその逆ですね。【HZ312A-8】電圧利得Av(真数)は容易に35×10^3/(5×10^3)=7と計算できるのであとは真数をdBに変換するだけです。Av[dB]=20log7=20×0.85=17が得られます。A-11類似過去問あり令和2年12月期A-81〇雑音指数F、入力の信号
B-2(1)G/Tは受信機の低雑音増幅器の入力端で測定されるアンテナの利得G[dB]と低雑音増幅器の入力端で換算した雑音温度T[K]との比である。(2)低雑音増幅器の等価雑音温度Te[K]と周囲温度To[K]の和が受信系全体の(入力端換算)雑音温度と考えられるから出力端の雑音電力はk(To+Te)Bgである。(3)雑音指数Fは入力・出力のS/NをそれぞれSi/Ni・So/Noとし、増幅度Gとすると・・・・・①(k:ボルツマン定数、To:周囲温度、B:帯域幅)とできる。一方で
A-16新問見た目には敬遠したい問題のようですが、問題文をゆっくり読み進めると行列の計算問題であることが分かります。問題文を読むことでハミング符号の生成から誤り訂正の仕組みについてより深い知識が得られ、こういう問題こそ最高峰の「一陸技」に相応しいように思いましたが、受験生にとってはそれどころではなかったかもしれませんね。それでは解いていきましょう。A題意よりw=xGなので行列計算するとが得られます。BAと同様に行列計算をするととなり、題意よりs^Tと一致するHの列位
A-15類似過去問ありFA408A-16、FA508A-14「またFIRフィルタの数式問題か」と見ただけでやる気をなくす方もいらっしゃるかも知れませんが、安心して下さい。過去問FA408A-16やFA508A-14とは違い今回は単なる計算問題です。題意よりM=3、h(0)=1、h(1)=ー2、h(2)=1であるからである。①n=1のとき表よりx(-1)=0(n=-1はその他)であるから①n=2のとき①n=3のとき表よりx(3)=0(n=3はその他)であるからが得られ
A-1類似過去問あり(令和4年1月期2回目FA402B-5)過去問は以下の通り。第4世代移動通信システム(4G)で利用されるLTE-Advance方式の上りリンクに使われるSC-FDMAに関する問題で、令和4年1月期FA402B-5に類似問題が出題されており覚えていれば穴埋めは簡単だったかもしれない。第3.9世代(Super3G)で用いられたLTE(LongTermEvolution)よりも高速・大容量に対応した規格であるが下位互換性を保っているので基本的なフレーム構成な
A-19過去問ありFA308A-18FA201A-19これも過去問頻出ですね。解説は以下のブログをご参照下さい。『令和2年1月期1陸技工学AA-19』A-19A与えられた時間電圧グラフ(中段)より、正の入力電圧Ei[V]をミラー積分回路にt0〜t1[s]の間入力すると、Ei×(t1ーt0)[V・s]に比例…ameblo.jp
B-5アアンテナ側を見たインピーダンスが最大になる点の電圧をVとすると上図のように表されるから求めるPtはである。イSZ0負荷Rが抵抗負荷のとき、Z0>Rの場合S=Z0/R、Z0<Rの場合S=R/Z0であるウエV0^2/4Z0整合のときS=1であるから②式にS=1を代入する。オ(1+S)^2/4S
A-19計算式が与えられているので楽勝のように思いますが、パラボラアンテナの開口直径Dが分かりません。絶対利得G=46[dB]が分かっているので、等方向性アンテナの実効面積λ^2/4πを用いてパラボラアンテナの実効面積Aeを計算し、そこからDを求めればあとは簡単です。まずG=46[dB]を真数に変換する。46=10logG(真)よりlogG(真)=4.6=4+(2×0.3)=4log10+2log2=log(10^4×2^2)=log(4×10^4)G(真)=4×10^4実
A-6新問扱い(類似過去問ありF212A-7FA408A-5)前回FA212A-7で類似問題が出されましたが、このときはe=A(1+msinpt)sinωtで出題されていますので、今回とは計算式が異なります。しかも求める低周波出力電圧は高調波成分を含むひずみ波なんです・・・「無線工学の基礎」で勉強したところですが、覚えているでしょうか。【2024.1.26追加】令和4年7月期2回目FA408A-5で信号波成分と信号波の第2高調波成分の振幅を求める問題が出されていましたが、
A-4絶対利得Gのアンテナにおける電界強度Eを求める式は距離d[m]、放射電力P[W]とすると・・・・・①であるから、まずパラボラアンテナの絶対利得を求めてみよう。パラボラアンテナの実効面積をAe[m^2]とすると幾何学的面積A[m^2]、開口効率ηとの間にAe=ηAという関係が成立するので、幾何学的面積Aを直径D[m]で表せば・・・・・②となる。このときパラボラアンテナの絶対利得Gとすると等方性アンテナの実効面積=λ^2/4πであるから・・・・・③となり、②③式よりが得ら
A-7新傾向(類似過去問ありFA407A-8)過去問は初段が減衰器の3段構成で総合雑音指数を求める問題でしたが、今回は同じ3段構成ではあるものの初段は増幅器であり求めるのは所定のC/Nを満たすための所要入力電力という点で新しい設問となっていますね。問題を見ると与えられた数値はほとんどがdB表示(等価雑音帯域幅Bのみ真数)ですが、雑音指数を求める式は真数で計算しなければならないこと、問題文の最後に中途半端な真数(1.83)のdB値が与えられていることから、この問題はまずは真数で計算
最近1アマの国試で見かけるLCローパスフィルタについてまとめておきます。(1)基本形LCローパスフィルタの基本形はと覚えて下さい。基本形のインダクタンスがL/2、キャパシタンスがC/2になっていますが、これはT型にするときにコンデンサの合成容量がCになるように、またπ型にするときに合成インダクタンスがLになるようにするためと考えて下さい(見た目だけで深い意味はありません)。この回路の(電圧)出力/入力比が1/√2となる周波数を遮断周波数(またはカットオフ周波数)といいます。遮断
長らくお待たせいたしました。最近1アマの国試で見かけるLCハイパスフィルタについてまとめておきます。(1)基本形LCハイパスフィルタの基本形はと覚えて下さい。基本形のキャパシタンスが2C、インダクタンスが2Lになっていますが、これはT型にするときに合成インダクタンスがLになるように、またπ型にするときにコンデンサの合成容量がCになるようにするためと考えて下さい(見た目だけで深い意味はありません)。この回路の(電圧)出力/入力比が1/√2となる周波数を遮断周波数(またはカットオフ
A-2新傾向半波長ダイポールアンテナの短縮率に関する問題は直近でFB507A-3で出題されており、過去問にも頻出の短縮率を考慮した素子の長さを求める問題でした。『FB507一陸技無線工学B(1回目)A-3』<過去問数値違いFB402A-5>半波長ダイポールアンテナの入力インピーダンスであるが、その特性上素子の長さを実際の波長に応じた長さより少し短縮させた…ameblo.jp私の記憶が確かならば、今回は短縮率から使用した周波数を求めるという「新傾向」の問題です。まずは復
B-4ア低い仰角が低いほど、地上衛星間距離が長くなるので減衰は大きい。イ減少第1種減衰は通過における減衰であり、周波数の2乗に反比例する。ウ高く電離圏の屈折率は次式で表されるので、周波数fが大きくなると1に近づく。エ短周期オ電離圏シンチレーション
A-12新傾向類似過去問FA307A-17FA501A-13過去問とは1・2・3の選択肢に内容が変更されていますね。1×BCH符号や畳み込み符号はランダム誤りに有効で、RS(リードソロモン)符号はバースト誤りの訂正に向いている。あるいはインターリーバを用いてバースト誤りをランダム誤りに変換して訂正する方法や時間ダイバーシティを用いる方法がバースト誤りには有効である。2〇改善できる振幅や遅延ひずみはタップ数が多いほうが収束が良好であるが、収束速度は遅くなるので収束誤
A-15搬送波電力C[W]、総合雑音電力をN[W]とすると題意より総合のC/N[dB]=16[dB]であるからC/N(真数)はとなり、C[W]=40N[W]であることが分かる。一方でシステム間干渉雑音電力をNsys[W]とすると題意よりNsys=N×20/100=0.2Nである。搬送波電力C[W]はシステム内で一定と考えてよいから(上式よりC=40N)、システム間干渉雑音電力による搬送波電力対雑音電力比をC/Nsys[dB]とするとと計算できる。
B-1ア|I|^2RrイE^2/Z0ウV^2/4Rr上図のように、アンテナと受信機が整合しているとき受信機の入力電圧Vr=V/2となるから、受信電力PR=(V/2)^2/Rr=V^2/4Rrである。このとき題意より同じ大きさの電力をアンテナが散乱していると考えられるのでPA=PR=V^2/4Rrとなる。エV^2Z0/(4RrE^2)オと等しく問題文(4)に書かれている「・・・受信電力は最大値となり、また、同じ大きさの電力を受信アンテナが散乱していると考えられる」より受
A-1類似過去問あり(令和4年1月期2回目FA402B-5)まず過去問を見てみよう。過去問を覚えていれば解ける問題でしたが、何を隠そう小生は全く内容が理解できていません(笑)。折角の機会なのでしっかり勉強して後日改めて解説をする予定です。問題(2)ODFM変調の原理を覚えていればDFT(拡散フーリエ変換)は時間領域の信号系列を周波数領域の信号系列へ変換IDFT(逆拡散フーリエ変換)は周波数領域の信号系列を時間領域の信号系列へ変換することは分かると思います。FFT(
A-13過去問類似FA307A-5FA307A-5は2ω1-ω2の成分について求める問題でしたが、今回は2ω2-ω1の成分です。『令和3年度7月期一陸技無線工学A7/15(木)A-1からA-5』令和3年7月一陸技無線工学A2回目の解説です。【A-1】過去問・・・見慣れた第1種ベッセル関数のグラフですね。【A-2】過去問・・・離散コサイン変…ameblo.jpそれでは解いていきましょう。2ω2-ω1の成分は3次の相互変調積であるので、eoの3次の項に表れ
A-9新傾向(類似過去問ありFA212A-11,FA307A-10)FA212A-11やFA307A-10でもシリコン太陽電池についての一般的な設問がありましたが、今回は一歩進んで更に深い知識が必要な問題でした。1〇空乏層の説明であり正しい。2〇正しい。過去問(FA307A-10)ではpn接合の”界面”ではなく「”電極”にできた空乏層」という表記が誤りとされたことがある。3×実行変換効率と真性変換効率の説明が逆で、単結晶シリコン太陽電池ははその純度の高さ
A-19FK501A-19に全く同じ問題があります。以下のブログをご参照下さい。『FK501無線工学の基礎(1回目)A-16からA-20まで』A-16(過去問類似FK408A-16など)頻出の問題で、論理回路と真理値表の組み合わせから正誤を判断します。論理回路を論理式に直して考えるという手もあり…ameblo.jp
B-2新傾向アHcosecθイコセカント2乗特性ウ無関係にほぼ一定となる航空機で反射されレーダーアンテナに戻る電力がレーダーと航空機の角度のコセカントの2乗に応じて減少することから、これをアンテナで補正すれば受信電力はほぼ一定になる。エ狭いオCバンドこの問題は初出と思われる。ASRについては工学Aで詳しく学ぶが、2800MHz帯でCバンドである(ついでにいえばASRS:1300MHz帯、SSR:1030/1090MHz、DME:962-1213MHzとこれらはLバンドに
A-13正確な計算によれば、信号対量子化雑音比は量子化ビット数をNとするとで表される。従って量子化ビット数が2ビット増えるとSNRは6.02×2=12.04[dB]増加する。正確な説明ではないが、もう少し簡単に考えてみよう。下図のように4点(2ビット)と8点(3ビット)でサンプリングするときの量子化誤差のモデルを考えると、サンプリングが1ビット増えると量子化誤差(雑音)は1/2になることが分かる。すなわち量子化誤差(雑音)NQ=20log(1/2)=-6[dB]となから、S/NQ
A-11過去問ありFA308A-11令和3年7月期2回目FA308A-11に同様の過去問があります。『令和3年度7月期一陸技無線工学A7/15(木)A-6からA-11』A-6・・・【2】ピーク電力は過去問で何度か出ていますね。これも過去問で解説しましたが(FA107A-3は平均電力を求める問題です)『FA107A-3…ameblo.jp1〇電離圏遅延量D=40.3N/f^2(N:電子数、f;周波数)であるから、2周波以上の測定で遅延量を測定できこれを補正でき