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では早速3課目に入って行きます。〜肩内・反対駈歩・ターン・オン・ザ・ホンチズ、中級課目の本格的入口〜1.第3課目Aの位置づけ第3課目Aは、第2課目DやEで培った収縮・中間歩度の移行や反対駈歩に加え、肩内(ショルダーイン)、ターン・オン・ザ・ホンチズ(後肢旋回)、蛇乗りでのシンプルチェンジが加わる課目です。馬場は20m×60m、参考時間は約5分00秒です。主な特徴:収縮歩度・中間歩度の切り替え頻度増加肩内での屈曲・角度維持ターン・オン・ザ・ホンチズでの後躯の機動性蛇乗りで複
今週末は先生が障害競技会で不在のため、M先生レッスン。「何やりたい?」はいはい、準備してました「大勒使いはじめてA君の様子(先生レッスンで最初の頃は持ち方強くて、途中でA君が舌出していた時があった)が心地よくハミ受けしているかと、シンプルチェンジ」とリクエスト。常歩、軽速歩でA君を動かしながらまとめていく。↑ここ、肝心で動かせてないと、まとまっていきません。平日の椅子にかけた大勒握り自主練の成果が少しはあるのか、今日のA君は舌を出すこともなく泡たくさんで受け入れてくれている模様。
ショルダーインに続く横運動の応用として、今回は**トラヴァース(Travers)を導入します。乗馬クラブでは「腰内」と教わることが多いかもしれません。馬術書などを見てみると「腰内」というのはややあいまいな表現でトラヴァース(尻内)が正しいと表現している物が多いので、ここではトラヴァースという事にします。これは馬術において後肢の可動域をさらに広げ、馬体の柔軟性・バランス・服従性を高めるための重要な訓練課目です。また、あわせてレンヴァース(Renvers)**についても基本的な位置づけ
さて、第4課目Aに入って行きますがこのシリーズでは各運動課目の着眼点がはっきりと示されています。つまり、経路図に示されている各運動項目ではここに書かれている部分がうまくできれば高得点ですよという事があらかじめ書かれています。したがって、このシリーズを書くにあたり今までどおり「通り一遍の書き方」しかできません。今までのように書き進めていきますが示されている着眼点に沿った注目ポイント説明しかできません。理屈より、やはり練習です。しかも、騎乗者だけでなく人馬ともに訓練を積まなければなりま
月曜日新しい1週間の始まりは良い天気です。今日は日曜日の乗馬のお話し。日曜日の朝は寒かったのですが天気予報が日中は暖かくなると言っていたので厚手の防寒着はやめました。この日はお昼からクラブで忘年会があるのでお客さんも多くお祭りムード。お祭りやイベントが大好きな私も朝からおちゃらけていますがまずはレッスンです。マーブルに乗りました。この日もいい型で運動をする練習。バタバタと馬をあわてさせないようにしっかり後ろ足を踏み込んで常歩と速歩。マーブルの頭が下がるようにタヅナと
全日本ジュニア総合馬術大会2025に初出場の2人馬で参戦してきました!場所は山梨県馬術競技場初老ジャパン効果?例年5人前後しかいない総合ですが、12人馬のエントリーでした!きよと&ハッピーまひろ&エリクサースクールホースのえりちゃん、ついに総合にまで出場するようになっちゃったの?!😆ラオウも仲間入り😂きよと&ハッピーアルシス5位入賞〜!おめでとう🎉ここちゃん、おめでとう🎉長丁場の総合ですが、人馬共に怪我なく無事にお家に帰って来ることが出来ました🫶それが1番👍私にとって今回
〜日常で多く遭遇する皮膚トラブルとその管理〜1.馬の皮膚の特徴と皮膚病の起こりやすさ馬の皮膚は非常に敏感で、外部環境の変化や寄生虫、細菌、真菌に影響されやすい器官です。被毛は短く、皮膚が薄いため外的刺激を受けやすい汗腺が多く湿気がこもりやすい馬房環境(湿気、敷料、装具摩擦)が皮膚炎の誘因になる2.馬に多い皮膚病の種類(1)雨疹(レインスケールド/雨こぶ)原因:細菌感染(Dermatophiluscongolensis)、湿潤環境症状:背・腰・臀部などにかさぶた状の
〜中級課目の完成形、精度と安定の総仕上げ〜1.第3課目A・Bの位置づけ第3課目は、第2課目Eで完成させた収縮・中間歩度切替、反対駈歩を土台に、肩内・ターン・オン・ザ・ホンチズ・小径巻乗りなどの高度な横運動と精度を要求する段階です。第3課目A:肩内・ターン・オン・ザ・ホンチズ・蛇乗りシンプルチェンジなどの中級導入課目第3課目B:肩内の持続・直径8m巻乗り・反対駈歩と半輪乗りの完成、正確性と安定性の集大成馬場は20m×60mで実施され、競技時間は約5分。要求されるのはミスのない精度と、
馬術の六要素──融合と実践への架け橋ここまでこのテーマ「乗馬から馬術へ」では馬場馬調教の6要素、リズムからコレクションについて触れてきました。ここで一度まとめておきます。🔄六要素は独立していない──すべてがつながる循環ここまで紹介してきた馬術の六要素:リズムサプルネス(柔軟性)コンタクト(繋がり)インパルジョン(弾発)ストレイトネス(真直性)コレクション(収縮)はそれぞれ単独で成り立つものではありません。むしろ、**相互に影響し合いながら育まれる“循環的プロセス”**で
ショルダーイン(Shoulder-in)は、馬術における横運動の中でも、非常に重要な訓練課目の一つです。これは馬の柔軟性を高め、後肢の踏み込みを強化し、左右の均整を取るための基本となる運動であり、馬術の進化において避けて通れないステップといえます。ショルダーインとは?ショルダーインとは、馬の肩(ショルダー)を内側に入れ、馬の胴体に**3本の蹄跡(トラック)**を作る運動です。具体的には、前肢の内方前肢が第1トラック前肢の外方前肢と後肢の内方後肢が第2トラック後肢の外方後肢が第3トラック
―馬のバランスと真のコンタクトを試される歩様―速歩まではそれなりに乗れていたのに、「駆歩になると難しい」と感じる人は少なくありません。実際、駆歩は3歩様の中でもっとも“馬術の本質”が露わになる歩様です。ここでは、駆歩という歩様が持つ意味と、乗り手が気づかずに起こしてしまいやすい問題、そして馬術的観点からの練習・応用方法についてお伝えします。◆駆歩のメカニズム:3拍子の中に潜む“ずれ”と“ズレ直し”駆歩は、左右で異なる前肢と後肢の順に踏み出す3拍子の歩様です。たとえば右駆歩では:左後