ブログ記事104件
淋しさを知っている人間だけが笑って生きて行くことの楽しさも知っているオメダは大手不動産を退職して、カースケが立ち上げた『なんとかする会社』で仕事を始めるとやりがいを感じて頑張り始める。ところが、母親は草むしりもしたことのない息子に、そんな仕事が務まるのかと心配になり仕事をする様子を見にでかける。中谷家は、オメダと妹の真弓が幼少の頃に父親が出て行き三人暮らしで、何かにつけて母親は長男のオメダに甘いので、妹真弓は兄が羨ましく妬ましい。男と女の兄妹で育ったこと
ともだちがいるただそれだけでいい3浪のワカメは東大合格発表の日に見に行くと、合格者の中に『浜田大造』の名前を見つけて、アパートの住人や両親に合格したことを知らせる。グズ六は、ワカメが喜ぶ様子を見て心配になり、大学まで見に行くと、合格者は一文字違いの『浜田八造』であることを確認した。ワカメは、東大に合格した同郷の同級生に「大学よりも、自分を本気で心配してくれる友達ができたことのほうが嬉しいんだ」と心情を話すと同級生の前で、本気で友達が心配してかけつけて
ヘンデルLargo中村雅俊あゝ青春田中健生きる大勝負純粋であればあるほど人はキズついていく何故なのだろうか?オメダが勤務する東名不動産では、朝礼では声を張りあげて社訓を言わされ、厳しい営業ノルマを達成して成績をあげなければならない。周囲から、オメダのような性格には不向きだからやめたければやめればいいと言われてしまう。オメダは不器用な生き方しかできなくても、人並みに社会のルールに従って組織の中で働いていたいから、合わないからといって簡単に辞めてしまうことが
映画『50年目の俺たちの旅』メイキング映像ニッポンの将来とただひとつの愛とあなたにはどちらが大切ですか?グズ六の兄昌也が勤務する商事会社の副社長の息子が仕事に生きるよりも、好きな女性と共に暮らしたいと退職してしまう。昌也は、副社長から息子を女性と別れさせて会社に戻すようにと命令を受け、グズ六の『何とかする会社』に、二人について調べてくれと調査依頼をする。昌也は、副社長の息子と暮らす女性とは別れさせて、再び会社に戻ってくるように説得をす
誰が何と云おうと男は自分の道を歩いていく大学卒業して洋子もオメダもそれぞれ入社した会社で順調に働きだすなか、カースケは定職につかずアルバイトを続けていた。港の物流会社で働く植村という中堅社員に出会った。毎日を自分らしく生きたいと考えるカースケと同じような考えを持ちながら、自分の考えを貫きたくましく生きる植村に共感を覚えて仲良くなる。ところが周囲からは、植村が会社から預かった金を従業員には給料を渡さずにピンハネして、自分の懐に入れては賭け事や酒代に使
ドビュッシーヴァイオリン/ゴリウォーグのケークウォーク男はみんな自立したいと思うしかし、その道は険しいオメダは、絵描きを目指す美大生のかおりと仲良くなり、コーヒーを淹れてあげると誘われて、美大生かおりの家に寝泊まりするようになる。カースケたちとの下宿生活にピリオドを打ち男の友情よりも女性との暮らしに憧れを抱いたが、現実は同棲ではなく、割り勘で家賃を支払えるルームシェアの相手を探し、家事をしてくれる共有者を探していただけと知る。打算的な女と、打算
およげ!たいやきくん上海帰りのリル人は時に欲望に背いて生きる場合があるそれは人間の業なのだろうかカースケのGFの勤務先の放送局のラジオ番組で人気パーソナリティのかずみは、幼い頃に父親は事業の失敗で借金を抱えて出て行ってしまい、母子二人きりで暮らしてきた。ラジオ番組内で、父の好きだった『上海帰りのリル』を流すと、おでん屋の屋台のオヤジは娘のラジオ番組を聴き入っていた。カースケは父娘が対面できるように計らうものの、父親は、娘に会わずにおくと手紙を残して姿
フニクリフニクラ男は女のやさしさを求め男は女のやさしさを求める皆がやさしさに飢えているグズ六と紀子さんが新婚旅行で熱海に向かうと、オメダとカースケも熱海のホテルにアルバイトに来ており、グズ六の勤務する世界教育販売の慰安旅行も熱海だったので、偶然に全員が同じ場所にやってきた。客室は満室のため、グズ六は新婚初日から男同士で娯楽室で宿泊させられる破目になった。世界教育販売の慰安旅行は口実であり、実は、部長谷は幼なじみの保証人になり家を失って、妻子に逃げられ
ChopinwaltzOp.42Rubinsten私の町MyHomeTownそれぞれの人間がそれぞれの人生を一生懸命に生きている大学卒業が迫るも、カースケは就職活動もせずに、試験の単位を落として、バイトに明け暮れる日々を過ごす。同級生のGFのようこは心配になり、そろそろ真剣に就職先を考えるようにと促して、就職先の紹介状を手渡す。バイト先でフォークリフトの運転作業中にカースケの積んだパレットが崩れて社員が下敷きになり怪我をさせてしまい、
いつか破れるかもしれないがそれでもなお夢を追う男はみんなロマンチストなのです土手で風景画を描く謎めいた美しい年上女性に出会いカースケは一目惚れをして声をかけると、二人は意気投合していつしかデートを重ねるようになり、次第に一緒に暮らしたいと考えるようになる。カースケは騙されているのではないかとオメダは心配し、コースケの交際相手を調べると、夫と子のいる主婦であることがわかり、カースケに諦めるよう促す。若い男が、一度は経験してみたいことをドラマが再現
明日への道はきびしいけれどただ現在だけを浩介はけんめいに生きているカースケは相変わらず就職先が決まらないまま、大学卒業間近に運輸会社でアルバイトを始めると、故郷の水戸の高校時代のバスケ部で活躍していた村岡先輩と久しぶりに再会し、自分の通う大学の後輩たちの指導に来て欲しいと懇願する。カースケは東西運輸と契約する下請けのトラック運転手の神保の助手として荷物の運搬を手伝うが、神保が過積載と睡眠不足の状態で運転を続けていることを知る。会社から頼まれれば断れずに仕方が
心にやさしさのある男は人をキズつけられないたとえつらくてもカースケは惚れっぽい。大学卒業してからは出逢う女性に魅力を感じるとあっという間に恋に落ちて一緒に暮らしたくなる。『なんでもする会社』に仕事依頼を受け向かった先は、老いた義父と若い嫁が営む八百屋で、息子は家を出て行方知れずになっていた。八百屋を一人できりもりする明子を手助けするうちに、本気でオメダやグズ六達と築いてきた会社から離れても、明子と共に暮らしたいと考え始めるものの、心は揺れ動く。
田中健木漏れ陽劇中では浅野真弓が歌唱(井上陽水)白い一日誰だって秘密にしておきたい想ひ出が一つぐらいはあるものだ食堂のおじさんが盲腸になり救急車で運ばれて行った先の病院で手術をすることになり、オメダもそこに向かうと、偶然、高校時代にオメダが片想いをしていた、ソフトテニス部の同級生平野幸代が看護婦として勤務しているところに遭遇した。久しぶりに、二人は再会すると通っていた高校に行って高校時代を懐かしんだ。オメダは、これを機会に度々、幸代に会えると喜んだ