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お弁当屋さんのお嬢さんが発見してくださった母はすでに冷たくなっていたのですケアマネージャーさんのお話に寄ると…警察署から刑事さん達が来てくださり実家には黄色テープが張られていることを教えてくださいました詳細を知るには…警察署へお電話をするのが一番だと思ったので…署へお電話をしましたその時間もまだ実家では指紋等の捜査がおこなわれていたのですが…すぐにご担当の刑事さんがご対応くださいましたまずは、母がどこに安置されているかをお尋ねしましたら…母の遺体は
ご配慮をいただき母と霊安室でふたりで過ごせました母をさすりながら…たくさんの話をしました母は私を…64年前に…自宅で産んでくれました母がいなかったら…私はこの世には生まれてこれませんでした母に産んでくれてありがとう…とたくさんのお礼を伝えました昨年、手術を受けた涙腺でしたが…涙は…止まりませんでした頑張った母をさすりながら…話したかったことをたくさん…たくさん…話しかけました警察署の霊安室ではありましたが…たったひとりの母と二人の最後の時間は掛け
刑事さんが側にはいらっしゃいましたが…母をさすりながら泣き続けましたどんな姿であっても…この世で…たったひとりの母の最後の姿を私は娘として見届けられました刑事さんに家族は、誰か…ここに来てくれたんでしょうかと尋ねました「誰も来ませんでした…亅刑事さんは…ぽつりと…話されました実家から5分ぐらいの距離母が一晩ひとりで…この冷たい霊安室に居たのかと思うと…胸が張り裂けそうになりました
霊安室にはしっかりと鍵がかかっていました刑事さんがおふたりで鍵をあけてくださいましたやっと、やっと…母に逢えます深夜バスに乗って…長い道のりでした霊安室のドアが開きました母は…冷たい担架の上に横たわっていました霊安室にいた母は発見されたままの状態でしたただ、衣服は…身に纏っていませんでした冷たいシートに包まれていましたそのシートにさえ血が溜まっていました真っ白い母の髪も血で真っ赤に染まっていましたどんなに…辛かったことか…母に…来たよ私がそばに来
刑事さんに促されて…一度は霊安室を離れましたしかし…母をひとりにはできませんでした雪のなか…再び…ひとりで霊安室へ向かいましたしかし、鍵がかかっていたのでなかには入れませんでした雪が降るなか…ドアの前に立って…霊安室の母に話かけました居なくなった私に気がついてくださり…刑事さんが霊安室に来てくださいましたこの刑事さんですが…滋賀県を代表するような難事件を取り仕切ってこられた凄腕の刑事さんでした後に…他の刑事さんから教えていただきましたこれも神様が
警察署に到着するやいなや…刑事さんが署の入口に居てくださいました母に…母に…母に会わせてください…刑事さんにお願いをしました刑事さんの後をついていき…一度、建物の外に出ました霊安室は…別の建物にあったのです警察署の霊安室はこちらでしたこのドアの向こうに…母がひとりでいますはやく、はやく、、、母の側に行ってやらないと…ドラマではみたことはありますが警察署の霊安室に足を踏み入れるのは…はじめてのことでした1秒でも早く…母の顔をみたい気持ちでいっぱいでした
母は超がつく怖がりでした私も怖がりですそれゆえに…サスペンスドラマは殺人シーンが出たり…血が出たり…霊安室が映ったりするから好きではありませんしかし…私はまさに…そのドラマの中にいたのですいやいや…現実はもっとリアルなものでした霊安室の床には血痕もついていました…怖がりの母が…その殺風景な場所に冷たい担架の上で一晩…ひとりで…裸で…横たえていたかと想うと…辛すぎましたどれほどに…私の到着を待っていたかと思うと…悲しすぎて…立っていることが…
朝の8時母が検死解剖へ向かう時間がきました霊安室の前に一台の車が横付けられましたこの車に乗って…母は滋賀医大病院まで向かいます3人の刑事さんが母を車に…乗せてくださいました母の最後のドライブは滋賀医大への検死の解剖でした警察署を出発した車を呆然としながら見送り…私もすぐに行くからね…と声を絞り出しました
すべてが終わって建物の外に出たら…まだ…大粒の雪が降り続いていました寂しいことですが…母と同じ車には乗れませんその車の後を…走っていただきました向かう先は…朝、出発をした警察署の霊安室です前が見えないくらいの雪が…母を包んでくれていましたまさに大雪の一日でした