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「もう治らないのではないかと思っていました」70代の女性が、そうお話しされていました。この方は長年にわたり、原因不明の陰部の痛みに悩まされ、さまざまな治療法を試みたものの、いずれも効果が得られませんでした。「立つと痛みが増強、歩くのが辛かった。」【見逃されがちな原因:陰部神経の絞扼】診察や検査、治療を通じて、この方は「陰部神経絞扼性神経障害(PudendalNerveEntrapment,PNE)」の可能性が高いと判断されました。陰部神経は、骨盤の中にあるアルコック管(Alcock
10年前の尻もち最近尾骨?肛門?が痛い最近尾骨?肛門?が痛い。車に仕事で乗る時間が多くなったせい?近くの整形外科では「やりようがない」と言われ肛門科では痔があると手術を受けたが良くならず、名古屋から横浜の私の所へ。詳細の痛みは仰向けで痛い、座ると痛い、階段で痛い。車に仕事で乗るのが多いので痛いのは辛いので困るとのこと。これは座ることが多くなったせいで、尾骨が押されて尾骨に付いている骨盤底筋の過緊張が起きて陰部神経を圧迫して陰部神経痛を起こしたためだと予測できる。尾骨整復術による施療初
―膀胱全摘後の下腹部痛に起きていた本当の原因―本日は、久しぶりに来院された方のお話です。この方は、膀胱がんに対して膀胱全摘術を受けられた後、尿管狭窄を合併し、2年前に腹腔鏡下で尿管再建術を行った方です。術後の経過は安定していましたが、最近になって原因不明の下腹部痛が出現するようになりました。検査では「異常なし」痛みは突然起こり、いつ起きるかわからない持続時間も不規則という症状でした。地元の病院でCT検査、大腸内視鏡などが行われましたが、「原因はわからない」と言われ
20年近く、慢性前立腺炎と診断され、国内はもちろん、中国やフィリピンまで治療を求めて渡航された方をフォローしていました。最終的には「どうしても前立腺を摘除してほしい」と希望され、前立腺全摘術を受けられ、その後かなり軽減したと喜んでおられました。しかし、その後、痛みは再燃し持続していました。診察すると、内閉鎖筋や尾骨筋に明らかな圧痛を認め、👉筋筋膜性骨盤疼痛症候群(MPPS)と診断しました。骨盤底リハビリテーションや筋膜リリースにより、ある程度のコントロールは可能でしたが、2年後に疼痛