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このブログを読んで頂いている方には、「またか」になるのですが慢性前立腺炎と診断されて、あまり軽快しない方のほとんどが「筋筋膜性骨盤疼痛症候群」です。本日は陰嚢痛エコーで精巣は問題なし、放散痛の原因となる尿管結石もなし台上診で内閉鎖筋の圧痛が高度で一撃診断となりました。今後「骨盤底リハビリテーション」や「スターフォーマー」などお勧めしました。・・・・別の方で座れなかった方が「骨盤底リハビリテーション」で少しずつ「座れるようになった」と治療が前進された事を実感されていました。リ
「もう治らないのではないかと思っていました」70代の女性が、そうお話しされていました。この方は長年にわたり、原因不明の陰部の痛みに悩まされ、さまざまな治療法を試みたものの、いずれも効果が得られませんでした。「立つと痛みが増強、歩くのが辛かった。」【見逃されがちな原因:陰部神経の絞扼】診察や検査、治療を通じて、この方は「陰部神経絞扼性神経障害(PudendalNerveEntrapment,PNE)」の可能性が高いと判断されました。陰部神経は、骨盤の中にあるアルコック管(Alcock
7年前より、陰部痛や不快感のため、「座れない」、「眠れない」症状でたくさんの病院で相談され、最近では腟レーザー治療(インテイマレーザー)を受けられましたが、改善が得られないため相談にいらっしゃった50代女性。浅い部分では、海綿体筋、会陰横筋にトリガーポイント(圧痛点)、深い所では内閉鎖筋にかなり強いトリガーポイントがありました。(身体をのけぞるほど)痛みの局在がはっきりとしましたので、筋膜リリースとハイドロリリースを施行し、痛みのレベルが10から3まで減った事で、痛みの発症起点が「内閉鎖筋
骨盤底筋や神経、関節もチェックしよう「お腹が痛い!」と感じたとき、多くの人は腸、膀胱、子宮、前立腺、卵巣といった内臓の異常を疑います。実際、患者さんだけでなく、医師もまずは臓器の病気を考えます。ごくごく自然な診断です。しかし、詳しく検査しても異常が見つからないことがあります。このような場合、原因は内臓ではなく、骨盤底筋、神経、関節、骨などの「非内臓性の問題」にあるかもしれません。「下腹部の痛み=内臓とは限らない!」腹部や骨盤には、筋肉・神経・骨・関節など、内臓以外の組織も存在します。これ