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病理診断書や報告書には、実はたくさんの情報が詰まっています。病理医である私が言うのもなんですが…確定診断を出しているのに、病理診断の診療報酬って、ちょっと安すぎませんかね?まあ、病理医を「医者じゃない」と思ってる医療従事者もいるくらいなので…いいんですけどね。大河内先生最強ですから(白い巨塔より)先日の「小葉癌」のブログで、「主治医に向けて念を込める」という話を書いたところ、こんなコメントをいただきました。「念を込めるだけ?もっと指示は出さないんですか?」なるほど、鋭いご質問です。
本日ハーセプチン5回目クリアそして術後初マンモしてきました今日はユックリ午後の予約でした先ずはケモ室にてハーセプチン治療が始まってから何回ルート取ってもらってるんだろ?EC療法で4回ドセハーパーで4回ハーセプチンが5回目その他検査の時とかもしてるから…20回くらい?今日は大変珍しく初回失敗2回目は大丈夫でした💦初めてです…まそんな事もありますハーセプチンを終え病院地下にあるブレストセンターへ今日ブレストセンターではエコーをするだけだと思い込んでい
放射線治療、無事に終了しました🌸治療が始まって10日目くらいから、照射を受けていた部分の皮膚が赤くなり始め、ちょうど日焼けしたあとのようなヒリヒリ感が出てきました。肌も少し敏感になって、服が当たるのも気になるように…。それでも毎日、処方されたヘパリンクリームを欠かさず塗って、丁寧に保湿ケアを続けました。最終日には、照射したところの肌がうっすら茶色に変化していて、「あぁ、治療の証だな」と静かに感じました。そして迎えた、放射線治療の最終日。最後の照射を終えて、いつものように着替え
2024年末、乳がん検診で「要精密検査」と言われた時のあの衝撃。そこから怒涛の日々が始まりました。📅1月、検査ラッシュと治療方針の決定2025年1月8日、日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院で初診。この日に一気に検査を受け、その後も5日間病院へ通い…。検査結果の説明、治療方針、入院に関する説明など、気持ちが追いつかないほどでした💦🔬【病理診断】希望と不安が交差する結果最初の検診結果から少し変更がありました。グレード:3→2(少し落ち着いた印象に)
手術の2日前に入院し、退院まで10日間の入院でした。説明では2週間と言われていましたが少し長めに予定していたようです。12月12〜14日術後の痛みはそれほど無く追加の痛み止めは必要ありませんでした。胸より脇の傷が痛かったです。ピリピリする感じです。12日の夜中、部分切除と決めたのに本当にそれで良かったのか。全摘を決断できなかった情けなさと再発の不安が押し寄せてきて眠れなくなりました。日記を見返すと辛かった気持ちを思い出します。この日から生理もはじまったので、ホルモンバランス
2025/2/9昨日は宇都宮市の集団健診55歳節目健康診断私にとって初の自治体集団健診でした。何故なら、勤務先で手厚い健康診断がある為、今まで不要だと思ってた。しかし…2年間健診してなかったし、乳がんになって検査の大切さを改めて知ったので集団健診に(乳がん検査を除く)フルメニューで予約してみた。会場は雀宮地区市民センターしかーし、昨年7月乳がん部分切除手術した事で、市の安全基準により胃がん肺がん問診時に内容確認されてキャンセルされた。結果的に忘れないように
「膀胱炎を繰り返す」という症状で受診された方のケースです。問診を丁寧にうかがうと、半年ほど前から月経のたびに膀胱炎症状が出る膀胱痛を伴うという特徴がありました。こうした経過は、子宮内膜症の膀胱への浸潤を疑わせます。膀胱鏡で病変を確認膀胱鏡検査で膀胱粘膜下に浸潤する内膜症病変(膀胱内膜症)を確認しました。その後のMRIでも子宮腺筋症+膀胱内膜症と診断が確定しました。膀胱内膜症とは?子宮内膜症の病変が膀胱壁に入り込み炎症を起こす疾患です。月経周期に合わせて症状が悪化し、以下
切らない乳癌治療であるラジオ波焼却術を検討してきました。結論は『よくわからん』乳房を失わなくてよい、という面では良い治療法だとは思う。適応になって、受けることができて、乳房を失わず、そして再発転移もなく、残された命を全うできる状況になった方にとっては素晴らしい治療だと思います。ただ、乳房の性質、そして乳癌の多彩さ、これらを考えると、今、適応になる症例全てに良いかと言われると、それは違う気がする。ただ、確実にいえるのは、ラジオ波焼却術にしても、部分切除にしても、