最近、「アイデンティティー(自己同一性)」などという言葉が普通に使われるようになっているようで驚きます。私が若い頃は、「アイデンティティー」なる言葉はある種の(少し難しげな(笑))文学評論のような文章で見かける程度の言葉で一般的な会話やニュースなどで使われるのを聴いたことはありませんでした。先年のLGBT法には唐突にジェンダーアイデンティティーなる言葉が登場し首を傾げましたが、最近は夫婦別姓の問題で「姓を変えることによりアイデンティティーを喪失してしまう」と言うようなことが言われ、日常会話の中で