ブログ記事3件
こんばんは。適応障害専門カウンセラーの森川由美子です。私たちは生きている中で、「どうしてまた同じことでつまづくんだろう」「気をつけているのに、また同じ反応をしてしまった」と感じる瞬間があります。そんなとき、多くの人は自分を責めたり、「直さなきゃ」と力を入れてしまいがちです。けれど、本当に必要なのは“改善”ではなく、“理解してあげること”。繰り返してしまう行動や感情のパターンには、心の深いところからのメッセージが隠れています。今日はそんなお話です。繰り返すパターンは「
こんばんは。適応障害専門カウンセラーの森川由美子です。「元気だったころの私に戻りたい」「前はもっとちゃんとできていたのに」適応障害と向き合いはじめたころ、私も何度もこう思っていました。何もできなくなってしまったような気がして、毎日が停滞しているように感じて、自分を責める気持ちばかりが大きくなっていったのを覚えています。あの頃の私と同じように、「元の自分に戻りたい」と感じている方に、今の私の視点からお話したいと思います。「戻れない」のではなく「戻る必要がない」の
こんばんは、適応障害専門カウンセラーの森川由美子です。「もうこんなふうに悩みたくない」「前向きに生きたい」と思っていても、なぜかいつも同じことでつまずいてしまう。それは、あなたの意志が弱いからでも、努力が足りないからでもありません。実はそこには、「潜在意識」という心の深い部分が大きく関わっています。今日は、そんなお話をしていきます。顕在意識と潜在意識の違いとは?私たちの心は、「顕在意識」と「潜在意識」という二つの層に分かれています。顕在意識は、今「
こんばんは、適応障害専門カウンセラーの森川由美子です。心理学を学び始めた頃、「ご相談者の中には、カウンセラーに褒められたいからカウンセリングに通う人がいる」と聞いて驚いたことがありました。今日は、そんな「褒められたい」という気持ちについて、お話ししたいと思います。「褒められたい」は自然な心の動き適応障害の方の中には、「人に褒められたくて無理をしてしまう」「誰かに認められないと自分の価値を感じられない」と悩む方が少なくありません。でも、そう感じること自体は、
こんばんは、適応障害専門カウンセラーの森川由美子です。適応障害になる理由は人それぞれです。職場や学校のストレスがきっかけになることが多いですが、家族関係が深く影響している方も少なくありません。今日は「適応障害と家族」の関係について、子どもの立場からお話しします。「家族の言葉」がつらいときがあるある適応障害で休職中の女性は、実家に戻らず一人暮らしを続けていると話しておられました。理由を尋ねると、「なぜ休職したの?」「あなたの我慢が足りないんじゃない?」と親に言わ
こんばんは、適応障害専門カウンセラーの森川由美子です。先日ある記事を見ていたら、身体がしんどいのは適応障害が原因だと思い、その治療だけに囚われていたけれども、実は貧血でもあったというお話がありました。今日はそんなお話をします。身体がしんどいのは、心がしんどいからだと思っていたある女性の話です。彼女はここしばらく「なんとなくしんどい」と感じていました。朝起きるのがつらい、仕事に集中できない、気分も落ち込みがち。適応障害と診断されたこともあり、「きっとそれでし