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凪良ゆうさんの初めての文芸書でもある『神さまのビオトープ』を読んでみました。わたしにとってビオトープという言葉自体、割と最近知った言葉で、園芸の分野ででした。生物生息空間といった意味で、生きている箱庭というイメージでしょうか。凪良さんの書かれるお話は、心地よい文章と押し付けない世界観で、スッと心に染み入ってくるところが魅力だと思います。この本でも、それは十分に発揮されているように感じました。読んだのはこの本神さまのビオトープ(講談社タイガ)Amazon(アマゾ
柚木麻子さんの『終点のあの子』のレビューです。こちらは、都内の私立女子高に通うお嬢様たちの人間関係を描いた少女小説になります。「女子高生の友情は、すぐに敵意にかわる」がキャッチコピーの、全4編収録の連作短編。思春期特有の微妙な心の揺れを思い出す、ちょっぴり切ない内容になっています。終点のあの子(文春文庫)Amazon(アマゾン)Amazon(アマゾン)で詳細を見る楽天市場で詳細を見る${EVENT_LABEL_02_TEXT}フォーゲッ
ナースの卯月に視えるもの(文春文庫)Amazon(アマゾン)~元看護師の著者が送る、命の物語~完治の望めない人々が集う長期療養型病棟に勤める看護師・卯月咲笑ある日、意識不明の男性のベッド脇に見知らぬ女の子の姿がそれは卯月だけに視える患者の「思い残し」だった――彼らの心残りを解きほぐしより良い看護を目指したいと奔走する日々が始まったナースが起こす小さな奇跡に心温まるお仕事ミステリー(あらすじより…)新聞の書評で見て面白そうだなと思って予約していまし