骨盤臓器脱(POP)に対する手術の術式選択について、あまり考えない術者が増えていると感じる。今年の日本骨盤臓器脱手術学会と日本泌尿器科学会の演題を聴いて感じたことだ。選択肢が少ない術者が増えている。ということは自分ができる術式に患者を当てはめるのことになる。どんなPOPでもロボット支援LSC(RASC)と膣閉鎖ができれば治療できるかも知れないが、それは必ずしもそれぞれの患者さんにとってベストな選択ではない。最近は膣から内視鏡を入れて膣からので内視鏡下に手術を行うvNOTEという術式がブームになっ