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最近、少し高額のどちらかと言えば、美術鑑賞用の刀剣を多出すようになっていると思います。そのことで、自問自答してしまうことがあります。しかし、基本的には考えは全く変わっていません。少し安めな刀を買って来て、修理をして、できれば皆さんが手を出しやすい刀、使いやすい刀を販売していきたいと思う気持ちは些かも変わって居ません。ただ手をかけるにも、時間と人件費がかかるのですが、今は大変な職人さん不足で、手をかける刀を買うと商品になるのに時間がかかり過ぎます。かといっ
昨日は、岐阜県岐阜市の「長良天神神社」に奉納演武に行ってきました。早朝から集まり、設営をして、各支部ごとに演武をしていきました。形の演武と、斬りの演武を順次やってきました。形は初心者組の先頭でゆゆゆっくりと基本の形をやって無事終了したのですが、試斬に付いては、結構失敗してしまいました。当流の形に八方抜きという、中心の形の初太刀だけを集めた形で、抜き付け逆袈裟、抜き付け水平と、八太刀を演武する形があるのです。それを、連続で斬りながらやりましたが、初めて突き
仕入れ時はテカテカの改正の状態だった脇差を仕上げました。状態的に刃文と肌も不明瞭なので、市場で誰も声を上げないので仕入れてきました。【新刀藤原高田脇差52.3cm研磨済み・拵付き...-Yahoo!オークション刃文に大和風の二重刃や食い違い刃、備前風の乱れ刃が出ている藤原高田風の特徴がある脇差です。試斬動画です。https://youtu.be/tTehcZpu_6I?si=C05uKNOTlvo6Sjqp刃はピンピンに立てていませんが、プールスティックは難なく切れました。切先に
新作刀を見ると、必ず茎から刀身に入って5・6センチ位は、刃が平に成って、刃引きした様に、刃が付いていない状態になっていると思います。これを、「生刃」と言います。刀に取っては一般常識的な事だと思っていたのですが、最近お客様と話をしていて「生刃」って何?と聞かれる事が何度か有って、知らない人も結構居るのかと思って取り上げました。写真は、今店内に有る新作刀の生刃の部分です、茎の先から暫く平らに成っていて、尖がっていないのが分かるかと思います。このお刀は、刀匠さん自
お客様に拵の注文や特注居合刀の注文を受けて感じる事ですが、お客様の中には、真剣は居合刀の違いについてあまり、御存じで無い方が多いように思います。そこで、今日は、その違いについて少し書いて見たいと思います。基本的な構造、目釘穴の開いた刀身と柄を目釘で固定している。この事については、真剣も居合刀も基本的には同じです。ただ、作り方は全く違います。真剣の場合は、先ず、目釘穴をあけた刀身があり、それに合わせて、柄下地を削り柄を作成し刀身の目釘穴に合わせる形で、目釘
先日出品した北陸風の片手打脇差ですが、予定が色々と重なり今回の鑑定日に間に合わなかったので、次回に見送る事としました。2日限定で出品していましたが、暫く空きそうなので再出品しています。【無銘古刀北陸風片手打脇差53.2cm517g】-Yahoo!オークション室町辺りの片手打ちの脇差になります。刃文や肌の出方からして、北陸系の越前兼◯や藤嶋辺りに極まりそうな感じです。刃文は、瓦ノ目乱れです。所々尖りも入っています。美濃や北陸系の刀は斬れ味鋭い事で有名です。元々綺麗な状態なので
昨日も、刀剣商の集まる市場に行ってきました。それとともに、お店のほうにお客様の買取も3振りほど入ってきたので、なかなか多数の買取を含め新しい商品が入荷しました。今回は、保存鑑定のついた少し高いものも入れてみました。上下駐爪の利いている珍しい三式軍刀等なども競り落として来ました。それぞれ補修が完了次第、順次ホームページに上げていきますので、期待をしていて下さい。刃文の微妙な変化が美しく、剃刀の様な斬れ味を持った一振りです。私は、こういう機能
怪我で2週間以上作業が止まってしまっていましたが、怪我の功名なのか変な癖が抜けて金剛~備水工程の研磨スピードが何故か上がったので、お客様のも含め6振りの錆落としと整形まで昨日今日で終わらせました。本当は1振ずつ研ぎたいのですが、仕事が溜まってきてしまっているので仕方ありません。錆落としが1番労力がいるので、ここを終わらせると後の作業が楽になります。こちらの54.5cmの大脇差は、最初刃文が湾れかなと思いましたが、尖り瓦ノ目の刃文が見えてきました。市場で錆びた状態だったのですが、身幅と重さ