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前立腺診療ガイドライン2023年版で、以下の記載がありました。通常分割照射で70Gy以下の線量においては、中リスクでは4〜6ヶ月の照射前±同時のホルモン療法が、高リスクでは、2〜3年の±照射前±同時+照射後のホルモン療法によって、生存期間が有意に延長するとの多数のRCT(ランダム化比較試験)の報告があり、広く実施されてきた。一方、現在の標準となった72〜80Gyの高線量におけるホルモン療法のエビデンスは、十分ではない。今回、外部放射線療法時のホルモン併用療法に関する
アマゾンのポイントが貯まっていたので、思い切って前立腺癌診療ガイドラインを購入してみました。総論の疫学の中に、前立腺癌の予防が2ページほど記載されています。前回のガイドラインと異なり、今回のガイドラインでは、前立腺癌の予防に関する熱意が乏しいと感じました。引用されている文献は古く、新しい文献の引用が少ないです。化学的(薬剤による)前立腺癌の予防の記載は、ありませんでした。1大豆イソフラボン大豆イソフラボンの誘導体にダイゼンがある。ダイゼンの代謝産物であるエコールは、エストロゲ
がんに関する記事などを読んでいると「標準治療とは科学的根拠に基づいた最良の治療」などの説明に出会うが、これは少し不正確で過大な表現ではないのかと思う。「最良の治療」というのは少し言い過ぎだろう。「統計的に1番良い治療」とか、「多くの人に有効な治療」とか、もう少し説明しないと、まるで他の治療法は絶対に良くないかのような印象を与えてしまい、患者が標準治療以外を選択する機会を奪ってしまうように思う。標準治療について解説している診療ガイドラインには、実際の診療は患者の状況などに応じて選択
こんにちは私が「がん」と診断されて情報を得ようと見たホームページなどを参考までに紹介します。まずは、皆さんご存じのがん情報センターがん情報サービスHOME:[国立がん研究センターがん情報サービス一般の方へ]ganjoho.jpこのサイトだけでかなりの情報が得られると思います。キャンサーネットジャパンのHPも情報収集できます。NPO法人キャンサーネットジャパン私たちキャンサーネットジャパンは、“がん”と診断された方や、そのご家族が病気を正しく理解したうえで治