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前回は、『日本紀』が春秋の筆法を駆使した「天子の四点セット(日本⇔倭、尊⇔命、崩⇔薨、陵⇔墓)」で、日本武尊(景行の御子:手研耳命の分身)が実は天皇(天子)に即位していたという生野先生の考察を紹介しました。今回はその考察をもとに日本武尊のモデルとなった「手研耳命(神武の長子)」も即位していたという説明です。「記紀」はどちらも、手研耳命が即位したとは書いていないが、「即位したのではないか」と疑えるような書き方をしている。(まるでサスペンスドラマのような展開です)A『古事記』神武紀
ここへ来て突然、『古事記』についての講演のご依頼をいただいた。Kという団体からは、3月と5月に1回ずつ。Nという団体からは、4月に1回、5月に2回。Kさんからのご依頼は2回目で、前回は2019年4月だった。「『もう一度聞きたい講座は何ですか?』というアンケートを取りますと、鉄田さんの古事記に関する講座が上位にランクインしました」とのことだった。これは、やらないわけにはいかない。今回は90分を2回の連続講座なので、前回できなかった個別の神話のストーリーに踏み込んでお話しするつもりである。