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Rain55【総二郎】「Ring…♪」扉鈴の音に包まれながら通される、この洋館のバスルームは、小高い丘の上…大きな窓から陽光が燦燦と射し込み、眼下には広大な葡萄畑が見渡せるという、大変開放的な造りで。その上、この古い洋風の屋敷には不釣り合いな広々とした檜の湯船。しかし、脱衣所・パウダールームとシャワー・バスルームの仕切りは、硝子板のみという。和洋折衷…新古共存。大変不思議な、空間で。まあ掴みどころがなく、と
Rain33【総二郎】『……。何勝手に、ふたりで解決してやがるんだ…!』『……』其処に、ひとり「怒気」を込めた声で参入してきたのは、司の不意打ちパンチの犠牲になり、ぶっ倒れていた、あきら。「声」どころか、怒りを露にした表情を俺達に向けながら、脇に滑り落ちていたタブレットをむんずと掴み取り、直ぐさま画面を探り始める。『ったく!ふざけんなってのは、俺の台詞だろ!突然殴られて、間違いでしたで済まされ
Rain13【総二郎】『兄貴…ちょっと』『……!?なんだ…「トシ」か。驚かせんなよ』家に帰り着き、裏庭のガレージから母屋に戻ろうとしたところで、暗闇から突然、声をかけられた。声の主は…「歳三」。牧野と同い年にあたる、ひとつ下の俺の「弟」だ。だが、ひとつ下と言ってもコイツは10月生まれ…年齢的には俺と変わらない。学年が違うだけで、俺とも「同い年」と言える。実際幼い頃は俺とふたり…双子のように育て
timeaftertime来てみらんしょin福島~番外編その①〜【Sojiro】本当は気付いてた…自分の気持ちに。其れこそ、たった今…なんて言う、ガキみたいな次元の話じゃなく。高等部の頃、こんなちゃらんぽらんな俺の為に、必至になってくれた彼女。そんな彼女に、感謝をしたくて…希望を叶えてやりたくて。此の腕の中に、たった一夜だけ抱いた身体。…あれから「ずっと」だ。此の胸に燻る…「想い」の存在は。そして今の俺は、その想いを否定するつもりもない。
感熱4『……。…はい?』『……!?』思いもしなかった「返答」の声に、俺は再度…ホテルのベッドの上、驚愕…畏怖にも似た想いを抱きながら、目を覚ます。しかし…瞳に映るのは、海の煌めきを反射させた眩い天井。光射し込む、明るい室内(へや)。そして…。『…大丈夫ですか?身体の調子は?』…心配そうに俺を覗き込む「彼女」の姿。先程の目覚めとは、全く違う…状況。……。「彼女」…が、居る。…俺の目の前に「彼女」が。俺の目覚
感熱最終話ver・類『アットホームで過ごしやすいホテルだったね。オーナーもサーファーっぽくて、素敵だったし…』帰りの車中、つくしが満面の笑みを魅せ、上機嫌に呟く。『……』今の言葉で俺が不機嫌になっていることなど、彼女は全く気付かない。俺が無言で居るコトより、昨日から様子がおかしい総二郎の状態に気をかけて、場を盛り上げることに、夢中になってるようで。『なんかさ、女の子とかシーズンになったら、オーナー目当てで来そうだよね。あたしもまた行きたいな。料理も美味しか
Rain49【総二郎】『え?』驚きと躊躇いとで、彼女の動きが止まる。刹那、俺は、握り締めていた彼女の腕を引き寄せ、そのまま下腹部へと導いてやった。すると必然、彼女の掌は、自身の「秘密の場所」へと、翳されるコトになる。『な…っ!』瞬間、此れから為されるコトの「意味」を知った彼女は、俺の拘束から抜け出ようと試み、抵抗の意思を見せるが。『ダメだ…って』俺が即座、その甲の上に自身の掌を重ね、
Rain50【総二郎】『…いま、って。どれくらいの…時間なんだ?』暗闇の中、カラダ、ココロ…互いの全てを貪るように抱き合い、共に何度かの絶頂を迎え得た、その後に、精魂尽き果てたというように脱力するつくしを自身の胸元に抱きながら、俺は何の気なしに、ポツリと、問いを呟く。特に時間が、気になっていたワケでは無い。ただ何と無く…時間の経過も、周囲の状況も、全く解らぬ闇にあって、自分達の存在の確認…とでも、言おう
ただいま絶賛花男リピート中なのです♡今リターンズ見てますよ(どうでもよい⁉︎笑)見てると色々思い出が走馬灯で…その当時の自分を振り返ってみたくなりパソコン見てたら写真が残ってまひた当時(2008年)花澤類演じる小栗旬さんに夢中になってまして。旬くんの映画祭に行ったときの六本木ヒルズで花より男子①西門総二郎さんやつくし達が登場する映画館。↓花男六本木ヒルズ映画館懐かしさたるや…(遠い目)花男にハマり過ぎてmiたんとファイナル花男香港ツアー行ったんだよ