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イタリア版・ポスター1957年(昭和32)黒澤監督はロンドンのナショナル・フィルム・シアターの開館式に招待された『蜘蛛巣城』がオープニング上映されるためだ今回は、そのときのエピソードを。各国から招かれた代表監督はジョン・フォード、ルネ・クレール、ヴィットリア・デ・シーカローレンス・オリヴィエ・・まるで名画座のようである後列左隅・紋付羽織姿の黒澤さん(日本人だから奥ゆかしいなあ、だけど背は一番高い)女性はジーナ・ロロブリジータマーガレット王女
「黒澤明・自作を語る」「野上照代・天気待ち」より『蜘蛛巣城』はエピソードがたくさんあるので2度に分けました蜘蛛巣城の門のオープンセットは富士山の2合目の火山灰地に建設された足場の悪い火山灰地での建設のため進駐軍にも手伝ってもらいブルドーザーで火山灰を掘って土台を建てた門のセットは巨大なもので晴れた日にはふもとの御殿場市の街から見えたという土屋嘉男や千秋実らは撮影期間中富士山のロケ現場と麓の旅館を三船敏郎のジープに乗せてもらって
鮮烈!様式美の極み!1957年監督/黒澤明これちょっとスゴい!!ウィリアム・シェイクスピアの戯曲『マクベス』を日本の戦国時代に置き換え、能の様式美で繰り広げられる黒澤明監督作品です!20代前半の頃、黒澤明監督作品は本作含め8割ほど鑑賞済みだったのですが、この『蜘蛛巣城』のような非娯楽活劇は正直あまり印象に残らなかったんです。だいぶ大人になった近頃、なんだか気になり再鑑賞してみたら…いや凄かったです!いや凄すぎた!圧巻の映像は勿論なんですが、ストーリーやキャラクター描写の素晴らしさにも心